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コロナ禍でみんな自分の資産をどうしてる? 先が見えない不安の中で…

LIMO / 2020年6月26日 20時0分

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コロナ禍でみんな自分の資産をどうしてる? 先が見えない不安の中で…

新型コロナウイルスによる外出自粛や新しい生活様式への切り替えといった流れの中で、自身の収入や支出についてあらためて見直す人も多かったのではないでしょうか。特に資産運用をしている人の中には、先行きが不透明な状況を前に「今、資産運用に回しているお金をどうしよう…」と不安に感じている人もいるかもしれません。

そこで今回は、コロナ禍でみんなの投資マインドはどう変化し、実際にどのように動いたのかを、最新の調査データを参考にしながら確認していきましょう。

運用資産を買い増そうと考えている?

2020年4月にマネックス証券株式会社が公表した「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う投資マインドや生活状況の変化に関する意識調査」によると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマーケットの値動き状況において、投資経験者の3割程度が「運用資産を買い増していく」ことを考えているようです。

残り6割近くの投資経験者は「特に行動には移さず静観する」と回答し、資産を売却して現金比率を高めることを検討していると回答したのはわずか1割程度でした。

先行きが見えない状況の中では、ひとまず手元資金を増やして安心を担保したいと考える人が多そうなものですが、現状においては資産を増やすチャンスと捉えている投資経験者も少なくないことがわかります。

運用資産を売却するリスク

コロナ禍においても運用資産を売却しない(予定の)人が多いのは、つみたてNISAやiDeCoなどを利用して「積立投資」で運用を行っている人も多いという理由もあるかもしれません。

積立投資では、投資信託などの運用商品に対して一度にまとまった金額の投資を行うのではなく、毎月一定の金額を積み立てていくことで、リスクの分散をしながら長期間運用をしていくことが可能です。

同じ投資商品を継続して買い続けるわけですから、できるだけ安いタイミングで購入したほうがいいのは当然のことで、コロナの影響でマーケットの値動きが大きい今は、見方次第では絶好の「買い時」と考えることもできます。

一方で、保有商品の価格が下がった状態での売却は、損失を確定することになるので、こういった事情からも「特に行動には移さず静観する」や「運用資産を買い増していく」といった姿勢につながっているとも言えるでしょう。

このように様々な要因が考えられますが、現状においては「保有商品を売却し、現金化したい」と考えている投資家は少数派のようです。「つみたてNISAやiDeCoで投資を始めてみたものの、コロナ禍の相場を前にして、どう対処したらいいかわからない…」という方は、こういった投資家の動きを参考にしてみてはどうでしょうか。

ちなみに、先ほどの調査によると、投資家が「現状況下で新たに購入した金融(投資)商品」は、「国内株(59%)」「投資信託(32%)」となっており、そのあとにETF/REIT、米国株、FXというように続いています。

いざという時には、積み立ての減額や停止も可能

とはいっても、コロナ禍が想像していたよりも長引いている、収入が減り今までのように資産運用を継続できない、というようなケースもあるかもしれません。そういった場合は、まずは自分が今保有している商品が、一時的に積み立て金額の減額や買い付け停止をすることは可能かどうかを調べてみましょう。

もちろん、資産運用は余裕資金で行うものですので、日々の生活費から充当すべきではありません。しかし一方で、積み立て投資は長期で行うからこそ将来の資産形成に役立つものですので、少額でも細く長く続けていけるような方法がないか検討してみることが大切です。

おわりに

コロナ禍でまだまだ先行きが不透明な状況ではありますが、多くの投資家は現状を冷静に捉えているようでした。それでも、資産運用や家計のやりくりなどお金について1人で考えていると、漠然とした不安を感じやすいもの。これを契機に、普段は話しにくいお金の話を、家族など身近な人と話し合ってみるのも良いかもしれませんね。

【参考】「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う投資マインドや生活状況の変化に関する意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000332.000005159.html)」(マネックス証券株式会社)

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