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水道光熱費はこうして節約!おうち時間に意識したい「チリつも省エネ」テクニック

LIMO / 2020年6月26日 19時15分

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水道光熱費はこうして節約!おうち時間に意識したい「チリつも省エネ」テクニック

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で、企業の在宅勤務導入、学校の一斉休校措置などにより、家族が自宅で過ごす時間が増えました。レジャーや外食の機会が減り、交通費や食費、交際費などの出費が抑えられた一方で、自宅の水道光熱費がかさんで家計を圧迫しているという家庭も少なくないようです。

緊急事態宣言が全国的に解除されたとはいえ、今後もテレワークやオンライン授業などの比重が高まり、在宅時間そのものが長くなる家庭が増えると考えられます。「省エネ」を意識して、家計にも環境にもエコな「やさしいおうち時間」を過ごしたいですよね。

ステイホームで増えた「水道光熱費」

総務省が発表した「家計調査報告-2020年(令和2年)3月分及び1~3月期平均-(http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr-q.pdf)」によると、二人以上の世帯について今年の1~3月期の消費支出の中で去年の同じ時期と比べて増加したのは、「住居費」「光熱・水道費」「保険医療費」の3つとなっています。

また、4月末に「LINE家計簿」のフォロワー向けにLINE Pay株式会社が実施した「新型コロナウィルスの影響による 家計の支出の影響について(https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3216)」の調査結果でも、自粛生活の影響で支出が増えた項目として「水道光熱費」を挙げた人は50%にのぼり、1位の「食費」に次ぐ結果となりました。

《新型コロナウイルスの影響でどのような支出が増えたか》

食費…69%

水道光熱費…50%

日用品購入費…45%

娯楽費…9%

家具家電購入費…7%

在宅人数の増加がほぼそのまま支出の増加に直結する「水道光熱費」について、今回の事態をきっかけに、改めて家計への影響を実感した人も多いのではないでしょうか。

同アンケートでは、新型コロナウイルスの影響によって支出が「増えている」あるいは「今後増えそう」と答えた人はあわせて45%でした。「減っている」もしくは「今後減りそう」という回答は31%、「変わらない」は22%。COVID-19対策による生活スタイルの変化をうけ、多くの人が支出の増加を実感し、今後もしばらくこの状況が続く見通しを持っていることがわかります。

「省エネ」を意識したおうち時間の過ごし方

外出自粛や都道府県をまたいでの移動制限が緩和されたとはいえ、以前と同じペースの日常生活に戻るまでには、まだまだ時間がかかりそうです。毎月かさむ光熱費が家計を圧迫するのを避けるために、すぐに実践できる節約術をご紹介していきますね。

1 冷蔵庫…「開閉回数を減らす」

まず、冷蔵庫の扉を開閉する回数を減らすことを心がけましょう。 資源エネルギー庁の省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html)」によると、冷蔵庫の消費電力は、開けっ放しにする時間を短くすることで年間約160円(※1)、無駄な開け閉めをなくすことで年間約280円節約することができるとされています。

冷蔵庫の扉が開けられる度に庫内の温度は外気によって温まってしまうので、それを再び冷やすための電気代が発生します。そのため、扉を無駄に開け閉めしないのと同様に、温かいままの食品を冷蔵庫に入れないように注意することも大切です。

扉を何度も開け閉めしたり開けっ放しで目的のものを探したりすることのないように、日頃から冷蔵庫内をきちんと整理整頓して、必要なものをサッと取り出せるようにしておきましょう。

(※1) 旧JIS開閉試験(冷蔵庫は12分ごとに25回、冷凍庫は40分ごとに8回で、開放時間はいずれも10秒)の開閉を行った場合と、その2倍の回数を行った場合の比較 (※2) 開けている時間が20秒間の場合と、10秒間の場合の比較

2 炊飯器…「保温機能よりレンジの方がお得な場合も」

2つ目が、炊飯器の保温機能の使い過ぎに注意することです。通常、炊飯器はお米が炊き上がると同時に保温モードに切り替わりますが、その使い過ぎには電気代がかかるだけでなく、お米の風味まで落ちてしまうというデメリットがあります。

保温モードの炊飯器よりもお米を温めなおすための電子レンジの電力消費量が小さくなるボーダーラインは4時間といわれます。そのため、4時間以内にお米を食べきれる場合には炊飯器の保温機能を使い、それよりも長くなる場合には保温モードを切って一旦お米を取り出して、食べる直前に電子レンジで温めなおす、というように使い分けるのがおすすめです。

3 ガスコンロ…「汚れたままだとガス代アップ!」

ガスコンロまわりはきれいに掃除しておきましょう。コンロのバーナーキャップ(火が出てくる穴)は、調理中に飛び散った油や吹きこぼれ、ほこりなどで汚れやすく、そのまま使っていると火力が弱まったり熱効率が低下したりして、ガス代がかさむ原因になります。こびりつき汚れは時間が経つほど落ちにくくなるので、調理を終えるたびにこまめに掃除する習慣をつけましょう。

4パソコン…「シャットダウンとスリープモードの使い分け」

テレワークやオンライン授業などで、パソコンの出番が増えた家庭も多かったでしょう。パソコンは、電源を入れて起動するときと、電源を切ってシャットダウンするときに最も電力を消費します。それに対して、離席中なども電源を完全にオフにはせずに電力の低消費状態を維持しながら待機しているのがスリープモードです。

Microsoft社の調査によると、90分以内の離席であれば、シャットダウンするよりもスリープモードに切り替える方がお得になります。自宅でパソコンを使う際には、この90分を目安に、一度完全に電源を切るのか、スリープで待機させておくのかを判断して使い分けてみるのがおすすめです。

まとめにかえて

自粛生活の影響で増える光熱費対策として、今日からすぐに取り掛かれる節約術をご紹介しました。おうち時間が増えた今こそ、取り組みやすい時期かもしれません。1回1回の省エネ効果は微々たるものかもしれませんが、コツコツ続けていくことで、少しでも家計の負担を減らしていけるとよいですね。

【参考】
「家計調査報告-2020年(令和2年)3月分及び1~3月期平均-(http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr-q.pdf)」 総務省
「LINE家計簿、新型コロナウィルスの影響による 家計の支出の影響について調査を実施(https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3216)」 LINE Pay株式会社
「無理のない省エネ節約(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html)」省エネポータルサイト 経済産業省 資源エネルギー庁
「Windows PCの節約方法(https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-7/guide/setsuden02.aspx)」Microsoft

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