NECと富士通が揃って年初来高値を更新! 日経平均株価は3日ぶり反発
LIMO / 2020年6月29日 7時0分

NECと富士通が揃って年初来高値を更新! 日経平均株価は3日ぶり反発
【東京株式市場】 2020年6月26日
株式市場の振り返り-日経平均株価は3日ぶり反発、比較的狭いレンジ内での値動きに止まる
2020年6月26日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 22,512円(+252円、+1.1%) 3日ぶり反発
TOPIX 1,577.3(+15.5、+1.0%) 3日ぶり反発
東証マザーズ株価指数 1,047.3(▲8.3、▲0.8%) 続落
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:1,614、値下がり銘柄数:496、変わらず:58
値上がり業種数:30、値下がり業種数:3
年初来高値更新銘柄数:68、年初来安値更新銘柄数:2
東証1部の出来高は11億3,795万株、売買代金は2兆386億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。
米国株式相場の反発を受けて買いが優勢となりましたが、新型コロナ感染拡大の懸念も残る中で様子見スタンスが強まりました。週末にともなうリバランスもあり、売買代金はかろうじて2兆円を維持するに止まっています。
そのような中、日経平均株価は終日プラス圏での推移となり、3日ぶりの反発となりましたが、比較的狭いレンジ内での値動きでした。取引時間中の高値は22,589円(+330円)、安値は22,408円(+149円)となり、値幅(高値と安値の差)は約181円となっています。
なお、TOPIXも概ね同じような値動きで3日ぶりの反発となりました。
東証マザーズ株価指数は続落、売買代金は50日連続で1,000億円超え
東証マザーズの出来高は1億5,542万株、売買代金は2,543億円となり、いずれも前日より増加しました。個人投資家の物色意欲は継続しており、売買代金は50日連続で1,000億円を上回り、さらに連日で2,000億円を超えるなど、今年4番目の高水準となっています。
ただ、新興市場でも利益確定売りが優勢となった結果、株価指数は続落となりました。今後はこの1,000ポイント台を固める動きが続くかどうかが注目されましょう。
東京エレクトロンが約4カ月ぶり上場来高値更新、NECと富士通が揃って年初来高値を更新
個別銘柄では、半導体需要拡大への期待感から東京エレクトロン(8035)が大幅高となり、上場来高値を更新しました。振り返ると、2月末以降の暴落で一時は直前高値から約▲10,000円下落(最大下落率▲37%)しましたが、約4カ月で完全に戻した形です。
また、ハイテク株ではNTT(9432)との資本提携を正式発表したNEC(6701)が大幅続伸で年初来高値を更新し、富士通(6702)もNTTとの資本提携に加わるのではないかという思惑から一時+6%超高へ急騰しています。
その他では、在宅テレワークの定着によるデスク等の家具買い替え需要期待からニトリホールディングス(9843)も引き続き買われ、3日連続で上場来高値更新となったのが目を引きました。
一方、リストラと業績予想取り下げで前日に一時暴落したエイチ・アイ・エス(9603)が、新卒採用活動中止が報じられて一時▲8%安に迫る連日の急落となりました。
また、懸念されていた本家米国のディズニーランドの再開延期が発表されたことを受け、オリエンタルランド(4661)も続落となりましたが、下げ幅は限定的に止まっています。
その他では、前日に一時爆騰したオリンパス(7733)が反落したことが目立ちました。
新興市場(東証マザーズ)では、医療バイオ株への物色が続き、アンジェス(4563)が再び年初来高値を更新し、前日にストップ高だった窪田製薬ホールディングス(4596)も年初来高値更新となりました。
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