私は金づるでした…不倫相手に20万円を渡した33歳女性の告白
LIMO / 2020年7月4日 20時15分
私は金づるでした…不倫相手に20万円を渡した33歳女性の告白
今、世間では人気お笑いコンビ、アンジャッシュの渡部さんの不倫問題が大きな話題に…。多目的トイレを使用することだけでなく、少ない金銭のやりとりで多くの女性と関係を持ち続けていたことにも批判の声が高まっています。
そんな世間の声を聞き、3年前の不倫を思い起こしたのが東京都に住む林めぐみさん(仮名/33歳)。
マッチングアプリで知り合った男性と不倫関係に
「私たちだけは違うって、思っていました。私たちの関係は特別だって。」そう語るめぐみさんは現在、バツイチ。相手の男性と婚活アプリではないマッチングアプリで知り合い、不倫関係に。
「当時、私には5歳上の夫がいました。結婚して3年目くらいから、外出先で手をつなごうとするとほどかれ、キスをしようとすると嫌がられることが増え、女としてのプライドが傷ついていったんだと思います。」
そんな時に出会ったのが、自信を失いつつあった自分を「綺麗」ともてはやしてくれた良太さん(仮名)。独身の良太さんにめぐみさんは引かれていきました。「出会ってから1ヶ月後に会おうという話になって。それ以降、月に2回ほどのペースで会いました。」
一緒にいる時、良太さんはめぐみさんの話を親身に聞いてくれたそう。それは普段、夫の空返事を聞いているめぐみさんには嬉しく、彼女の中で良太さんの存在は「自分のことを分かってくれる人」という位置づけになっていきました。
肉体関係後にお金を出し惜しむように…
しかし、そんな日々が半年ほど続くと、めぐみさんに対する良太さんの態度が徐々に変化。「肉体関係を持ってから、お金を出し惜しむようになりました。電話をかけてくる時に『会いたいけどお金がない』『お金がないのはカッコ悪いから会えない』と言うようになって…。そんな言葉を聞くと胸が苦しくなって、私が出すから気にしないでと言うようになっていきました。」
ホテルや外食へ行っても、支払いはめぐみさん持ち。最初は「ごめんね」と言っていた良太さんでしたが、数ヶ月経つ頃には謝罪の言葉もなくなり、会計時に「持ち合わせがない」と堂々と言うようになったそう。
「お金がかからないデートをしようと提案すると、『めぐみも厳しいなら、会わないでおこう』と言われ、私がそれに耐えられなくて、結局『出すから会おう』と言ってしまう…。お金と体でしか繋がっていないって分かっていたけれど、この人と離れたら女としての自分をどこで満たせばいいのかと思ってしまい、別れるという選択は下せませんでした。」
そんなめぐみさんの心境を察したのか、良太さんはどんどん横暴に。「禁煙するから、成功したらヴィトンの新作の財布が欲しいと言われた時はさすがに買えないと断りました。すると彼は慌てて取り繕ったように、冗談だと言ったけれど、私は金づるなんだなって思いました。」
返済されなかった20万円
LINEや電話越しで言ってくれる「いつか俺と結婚してね」を聞くたび、揺れる心。この関係を終わらせるべきか、続けるべきか。そう悩んでいためぐみさんにある日届いたのが、良太さんからのSOS。
「彼は土木関係の仕事をしていたんですが、車の中に置いていた財布が盗まれてしまったと連絡が来て。給料を下ろしてきたばかりだったから、このままだと今月やっていけない。言いにくいけど、17万円貸してくれないかと言われました。」
嘘かもしれない。そんな思いは頭によぎりましたが、好きな人が困っているのを見捨てられなかっためぐみさんはお金を用意。「大変だろうと思い、20万円渡しました。さすがに大金だと思ったので、借用書を自作し、返済期限を記しました。彼には印鑑も押してもらって、万が一の時はこれを使うからちゃんと返してねと言った。」
本当に助かった。このお礼は絶対にするし、必ず返済する―。良太さんのその言葉を信じ、めぐみさんは1ヶ月後の返済期限を待つことに。しかし、期限直前になると良太さんは「後輩に前借りを頼まれて手元にお金がなくて返せない。来月でもいいかな」と言ってきたそう。めぐみさんはその言葉も信じましたが、翌月も良太さんが返済することはなく、「早く返せるようにするね」とだけ口にするように。その態度を見ていためぐみさんは、ようやく良太さんと別れる決心をしました。
それから、1年。離婚をし、新しい生活を始めためぐみさんのもとに、良太さんから連絡が。「久しぶり。元気にしているかな?よかったら今度、食事にでも行かない?外車を買ったから、迎えにいきたいな。」このLINEを見ためぐみさんの心には怒りが芽生えました。「結局、返済しないままだったのに外車を買う余裕はあったんだなって。」
「貸したお金、返済されてないけど。」そう良太さんに返信すると、「だよね!今月末には払うし、遅れたのは申し訳なかったから倍の金額を払うね」との返事が。しかし、結局、月末になってもお金は振り込まれず、連絡はそれ以降途絶えました。
それでも、借用書を武器にして争うという選択はめぐみさんの中にはないよう。「不倫中の出来事ということももちろんありますが、弁護士に頼んだり、彼にまた連絡を取ったりするのは時間がもったいないなって。高くつきましたが、私にも落ち度はありましたし、勉強代だと思っています。彼との出会いがなかったら夫に対する自分の本心から目を背けたままで、離婚に吹っ切れなかったので、そういった意味では感謝しています。」
20万円でめぐみさんが得たもの。それは、新しい人生を切り開くための勇気だったのかもしれません。
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