今さら聞けない!「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」ってどう違う?
LIMO / 2020年7月11日 18時45分
今さら聞けない!「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」ってどう違う?
車におけるオプションは一言でいうと「車をより使いやすくすることができるパーツ」ですが、車を買うときに気を付けたいポイントがあります。それは「オプションの種類」です。
ご存知の方も多いと思いますが、車のオプションには2種類存在し、それぞれに特徴と注意点があるのです。今回は車のオプションについて、今さら聞けない基本的なポイントを解説していきます。
車のオプションは2種類ある
そもそも、オプションには2つの種類があります。その種類とは「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」のことを指し、言葉だけは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
これらのオプションは「車のオプション」という一つのカテゴリーにくくられるものではありますが、それぞれ違いがあるのです。その違いとは「取り付けるタイミング」の違いです。
メーカーオプションはメーカーが取り付けるオプションで、車を工場で製造するときにのみ取り付けができるオプションです。つまり、新車時にしか取り付けができないオプションなのです。メーカーオプションの代表的な例としては、「自動ブレーキ」や運転支援システムをはじめとした安全装備やサンルーフなどがあります。ボディカラーもメーカーオプションの一部です。
一方、ディーラーオプションはディーラー(販売店)で取り付けるオプションのことを指します。販売店によっては「販売店装着オプション」ともいわれています。
ディーラーオプションは完成した車に取り付けることができるオプションで構成されており、一部のカーナビやETCなどの電装品だけではなく、ドアバイザーやドアエッジモール、エアロパーツなどの外装部品も含まれます(※一部はメーカーオプションのものもあります)。
つまり、ディーラーオプションは中古で買っても取り付けができるオプションということになります。
「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の特徴
次にメーカーオプションとディーラーオプションのそれぞれの特徴を紹介していきます。
メーカーオプションは自動車メーカーが設計段階から開発に携わっていることもあり、車の機能の中枢部分を構成しているものが多いのが特徴です。前述した安全装備もそうですが、車の機能そのものをグレードアップする役割を担っています。
その分費用が高額になる傾向があり、一部の安全装備と高額なナビゲーションがセットになってしまうなど、金額面でのデメリットがあります。
ディーラーオプションの方をみてみると、車の見た目や快適性を高める機能など、車の機能を補うものが中心となります。最近はカーナビもディーラーオプションのみのラインアップが増えており、予算や欲しい機能に合わせて選べるというのがありがたい点かと思います。
カーナビの部分にさらにフォーカスを当てると、これも車種によりますが“後付け感”が強いものもあり、統一感を求めている方の場合は不満に思ってしまうかもしれませんね。
ディーラーオプション全般的にいえることですが、それぞれ純正オプション以外のいわゆる社外品を選択肢に入れられることも良い点で、お洒落な模様やカラーリングのフロアマット、高性能な社外カーナビを安価に選択することもできます。まさに自分好みにすることができるオプションともいえます。
新車で買うときにつけておきたい!メーカーオプションとは
最後に新車購入時に選びたいメーカーオプションを筆者目線で紹介します。それは「寒冷地仕様」です。豪雪地帯に住んでもいないのに何で?と思う方もいるでしょう。
寒冷地仕様は通常よりもバッテリーが大きいなど、後々のメンテナンスの費用がかさんでしまうといったデメリットが出たりもしますが、コンパクトカーでは後席用のヒーターダクトが設けられているなど車内の快適性を向上させるものがあります。
車種によっては寒冷地仕様を選んでもあまり意味のないものもありますので、販売店の営業マンに聞いたりカタログの主要装備一覧を確認して、何が追加されるのか見てみましょう。豪雪地帯ではないいわゆる標準地では、販売店が寒冷地仕様を在庫に置いてないことも多く、寒冷地仕様を選べば在庫車ではない車(納車は遅くなるが完成したての車)を購入できるという隠れたメリットもあります。
まとめ
今回は車のオプションについて解説していきました。中古車を買う場合は、どういったメーカーオプションが付いているかを基準に選ぶと前オーナーのこだわりが分かったりもしますし、あとから「このオプションが付いた車が欲しかった」なんて後悔することもなくなるでしょう。
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