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最新「大人のおこづかい事情」、みんなはどんなやりくりしてる?

LIMO / 2020年7月24日 11時55分

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最新「大人のおこづかい事情」、みんなはどんなやりくりしてる?

結婚して家庭を持つと、毎月の収入すべてを自分の思うまま使うわけにはいきません。おこづかい制となっている家庭も多いでしょう。その金額は人それぞれですが、「もう少し自由に使えるお金があればなぁ…」と、ご自身のおこづかい事情に不満を感じている人もいるはず。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、私たちの働き方や家計をとりまく状況は大きく変化しています。今回は「大人のおこづかい事情」に迫ります。さまざまな工夫ややりくり術によって自由に使えるお金を増やすコツについてもご紹介していきますね。

みんなのおこづかい、平均いくらなの?

新生銀行グループが2020年6月に発表した「2020年サラリーマンのお小遣い調査(http://pdf.irpocket.com/C8303/QW2b/QENO/dkpj.pdf)」によると、20~50代の男性会社員のおこづかい額は、前年から2672円増えて3万9419円となっています。これは過去5年で最も高い水準となった2018年と同等です。また、年代別にみると、4000円近く増加している20代と50代を筆頭に、どの年代でもおこづかいがアップする結果となりました。

おこづかい額が増えた理由としては、「給料が上がったから」という回答が最も多く、その他に「副業を始めたから」「投資などを始めたから」との声も挙がっています。会社からの給与以外にも収入源をつくることで、おこづかいの元となる資金を増やしているようです。

一方で、女性会社員のおこづかい額は3万3854円と、前年比1000円未満の変化に留まり、おおむね横ばいの状態が続く結果となりました。

限られたおこづかいの中でやりくりするためには

実際のおこづかい額が平均と比べて多いか少ないかに関わらず、限られたおこづかいの中で少しでも自分の自由に使えるお金を増やすために、男性は78.8%、女性は89.4%の人が「何らかのやりくりを実践している」と回答しています。

飲食費の節約

具体的な方法として、男性では「昼食費を安くするように努力している」という人が35.4%で最も多く、次いで「外で飲む回数を減らしている(28.5%)」「水筒を持参するようにしている(24.0%)」と、外での飲食費を抑えるように心がけている人が多い模様。

女性も、「弁当を持参するようにしている(50.2%)」「昼食費を安くするよう努力している(47.4%)」「水筒を持参するようにしている(45.8%)」と、ランチ代をはじめとする飲食費の節約が上位に挙げられました。また、「衝動買いをしないようにしている」「洋服・靴など、安いものを買うようにしている」などと、食費以外の項目についても意識してやりくりしている人が多いのが特徴です。

男女ともにやりくりを実践している飲食費。毎朝の出勤のたびに買っていたコーヒーを、家で淹れて保温マグや水筒で持参するだけで、月単位でみるとかなりの金額が浮きますよね。できる限りお弁当を持参したり、外食する場合は品数を1つ減らしたりするだけでも、確実にランチ代の節約になるでしょう。

「飲み代」も減少傾向に

同調査によれば、男性会社員のひと月あたりの飲み代は前年比1555円と大幅に減少し、1万1620円となっています。

外出自粛要請やテレワークの普及にともなって飲み会の機会自体が減っている影響も考えられますが、外で飲む頻度は少し減らすだけでも大きな節約効果が期待できるため、ぜひこれを機に見直したい項目です。

通勤手段の見直し

3密を避けられない満員電車やバスなどを使っての通勤も、人によってはこの機会に再検討したいポイントです。

もちろん、家から勤務先までまったく公共交通機関を利用せずにすむ人は限られています。でも、最寄りの駅までバスに乗らずに徒歩か自転車で行ってみる、といった程度であれば、無理なくできる人も多いかもしれませんね。

先述のコーヒー同様、毎日の金額は微々たるものかもしれませんが、月単位でみると、それなりの金額が節約できるのではないでしょうか。歩きや自転車での移動は、体にもよさそうですよね。長い目でみると、お金と健康、両方の面でメリットが期待できそうです。

「おこづかい制度の廃止」も選択肢のひとつ

思い切って「おこづかい制度」をやめてしまうことが節約につながる場合もあるようです。ちょっと意外に思われた人も多いかもしれませんね。そこで、実際におこづかい制度を廃止したという夫婦の声をご紹介します。

「『お金があればあるだけ使ってしまう』タイプの夫は、どうやら『今月はあと2万円残ってるから、どうやって使い切ろうかな』という考えでいることが分かりました。これではいけないと『今月からは必要になった分だけをその都度渡すね』と伝えたところ、今では毎月夫へわたすお金はおこづかい時代の半額ほどになっています。」

「夫自身は渋々…という感じでしたが、おこづかい制度をやめたら、目に見えて無駄遣いが減りました。『髪を切りに行きたいから4000円必要』『どうしても参加しなきゃいけない飲み会の会費が5000円』と、金額や使い道をきっちり私に伝えなければならないことが、場当たり的な無駄遣いの抑止力になっているみたいです」

「『月々のおこづかい額をいくらと決めないかわりに、使って余った分はマイホーム資金として貯めよう』と夫婦で決めました。明確な目標を共有したおかげで二人そろって貯金モードに切り替わり、自然と節約に励むようになったと思います」

おわりに

限られたおこづかいの中、自由に使えるお金がちょっとでも増えると嬉しいですよね。今回は、みんなが実践している節約のコツや、やりくりの具体例をご紹介しました。

日頃のお金の使い方や、おこづかい制度などの見直しをきっかけに、お金に関する意識や貯金の目標などを夫婦で共有してみましょう。「前よりも無駄遣いが減った」「ちりつも貯金が増えたね」なんて効果を実感しながら、ポジティブに節約に取り組めるようになるといいですね。

【参考】
「男性会社員のお小遣い額は 39,419 円と 2018 年の水準に回復-『2020 年サラリーマンのお小遣い調査』結果について(http://pdf.irpocket.com/C8303/QW2b/QENO/dkpj.pdf)」新生銀行グループ

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