友だちとの登校「迎えに行くと待たされる!」 遅刻を防ぐにはどうする?
LIMO / 2020年8月4日 10時0分
友だちとの登校「迎えに行くと待たされる!」 遅刻を防ぐにはどうする?
親の送り迎えが当たり前だった幼稚園・保育園時代から一転、小学校へ上がると子どもたちだけで登校するのが基本となります。近くに友だちがいる場合は、一緒に登校させるという人も多いもの。
防犯の観点から、複数人でまとまって登校させるというケースも少なくありません。しかし、友だちと一緒に登校することで起こる“弊害”があるのも事実。
今回は、友だちのペースに合わせるのか合わせないのか、小学校の登校にまつわるエピソードをご紹介します。
【エピソード1】毎朝、友だちの家で待たされる
入学後すぐに、近所の友だちと一緒に登校する約束をしてきた我が子にホッとするママも多いでしょう。しかしそんな安心も束の間、思いもよらないモヤモヤを抱える日々がやってきた…というケースもあるようです。
Aさん(30歳/小1男児のママ)のケースはというと…。
「同じ幼稚園だった子がいない小学校へ通うため、入学後息子に友だちができるか心配していました。そんな心配をよそに、息子は周りの席の子たちとしっかりコミュニケーションを取り、『来週から毎日○○くんと一緒に学校へ行くんだ』と話してくれました」
入学直後ということもあり、登校時には付き添っていたというAさん。そこで思いもよらない事態と直面することになったのです。
「週が明けて月曜の朝、友だちの家へ行くとその子はまだ朝ごはん中。『先に行こうか?』と息子に聞いても、友だちと一緒に登校するのを楽しみにしていたので聞く耳を持ってくれず…結局待つこと15分。ようやく出発できたものの、もう時間はギリギリ! 息子には余裕を持って家を出させたのに、予期せぬ時間のロスに遭ってヤキモキしましたよ」
友だちの家で待たされるというのは、実はあるあるな話のようです。親としては、友だちと一緒に学校へ行く楽しさを知ってほしい、でも遅刻はさせたくない、というのが正直な気持ちではないでしょうか。
筆者の周囲にも聞いてみたところ、「一緒に学校へ行くために友だちの家へ行ったら、『一緒に朝ごはん食べる?』と誘われたことがある」なんてエピソードを持っていた人も…。
誰かと一緒に登校するとなると、多少時間のロスが発生するのは仕方のないことなのかもしれません。しかし、待たされるほうの親としては、できるだけ速やかに子どもを学校に行かせたいもの。
防犯の面からも複数名で登校させたいのはやまやまですが、我が子が友だちの遅刻グセに巻き込まれてしまうとなると、朝の準備が遅い子どもとの登校は考えものですね。
【エピソード2】早めに家を出ても道草に付き合って遅刻
登下校の道のりには発見がたくさん! 大人には意味がないように感じることでも、子どもにとって興味をそそられる対象がいろいろあるのです。
下校時はまだしも、登校のときは時間のリミットが決まっているので、極力道草を食わずに学校にたどり着いてほしいもの。しかし、通学途中でさまざまなことに興味をひかれてしまう友だちと一緒に登校すると、学校へなかなかたどり着けないことも…。
Bさん(32歳/小1女児のママ)の話を聞いてみましょう。
「うちの娘は、小学校へ上がってしばらくしたころから、近所に住む同じクラスの子と一緒に学校へ行くようになりました」
女の子ということもあり心配で、最初は学校までの道のりを我が子と一緒に歩いていたBさん。友だちが一緒に行ってくれるようになり心強く思ったそうです。ところが…。
「娘と私の二人で登校していたときは20分ほどで到着していたのに、友だちも一緒に行くようになってから時間が倍ぐらいかかるようになったんです。同じ時刻に出発しても、登校時間ギリギリでしか到着できなくて」
なんでも娘さんと一緒に登校するようになった友だちが、途中でいろいろなことに興味を示すタイプだったとか。道端に生えている雑草を抜いて花びらを1枚ずつめくってみたり、ダンゴムシを捕まえてジッと観察してみたりと、とにかくまっすぐ学校に向かってくれない…。
「草花や虫に興味を示すこと自体は、すごくいいことだと思うんですよ。でも登校のときは『まっすぐ学校へ行こうよ』と言いたいのが本音。『遅れちゃうよー』『まっすぐ行こうねー』と呼びかけるけど、一度スイッチが入るとなかなか動いてくれません。怒るのもなんか違う気がするし…。娘もその行動に興味を示しているので今のところ付き合っていますが、このままだと心配です」
小学校へ登校している子どもたちを見ても、子どもによってその行動はさまざま。まっすぐ学校へ向かう子もいれば、途中で立ち止まっている子や電信柱があるたびに触りながら行く子など、本当に千差万別です。
ただ、他のことに興味を奪われたまま、いつのまにか登校の時間を過ぎてしまうという事態は、絶対に避けなければいけません。
我が子と一緒に登校する友だちがいつも道草を食う場合は、まず我が子にまっすぐ学校へ行くことの重要性を説明してみるのがいいかもしれませんね。
まずは、我が子に納得できる説明を!
せっかく一緒に登校できる友だちができたのに、「あの子と一緒に行くと遅くなるからダメ!」というのは、あまりにもオトナ都合で酷な話です。こんな理由で納得してくれる子どもは、まずいないでしょう。
ポイントとなるのは、自分の子どもに「登校時間に遅れないよう行くことの大切さ」を教えてあげること。子ども自身が決められた時間までに学校へ行く必要があることをしっかり理解していれば、時間にルーズな子と一緒に登校しても、友だちに急ぐべき理由を伝えることができます。
異なる家庭環境で育った友だちと一緒に行動するからには、トラブルやモヤモヤはつきものだと思い切るしかありません。その友だちと付き合っていくのは子ども自身。
子どもが納得できるやり方で、気持ちよく登校できる方法を見つけるサポートをしてあげたいものですね。
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