五大総合商社の一つ、住友商事の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.sumitomocorp.com/-/media/Files/hq/ir/report/yuho/2019/20200619yuho.pdf?la=ja）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手総合商社である住友商事です。

住友商事の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2020年3月31日時点で5207名。単体で5000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

金属：655名

輸送機・建機：687名

インフラ：617名

メディア・デジタル：465名

生活・不動産：531名

資源・化学品：879名

その他：1373名

また、連結の従業員数は7万2642名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

金属：8054名

輸送機・建機：1万8893名

インフラ：3687名

メディア・デジタル：1万4524名

生活・不動産：1万5439名

資源・化学品：9229名

その他：2816名

過去5年の業績動向

住友商事（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、収益ですが、過去5年をみると、2016年3月期は4兆108億円、2017年3月期は3兆9969億円、2018年3月期は4兆8273億円、2019年3月期は5兆3392億円、2020年3月期は5兆2998億円となっています。

また、売上総利益については、2016年3月期は8940億円、2017年3月期は8426億円、2018年3月期は9564億円、2019年3月期は9231億円、2020年3月期は8736億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある当期利益（親会社の所有者に帰属）は、2016年3月期の745億円から2019年3月期の3205億円まで増益が継続しましたが、2020年3月期は1713億円となっています。

住友商事の平均年間給与はいくらか

それでは最後に、気になる住友商事の給与と従業員の年齢、勤続年数などを見ていきましょう。

住友商事（提出会社）の2020年3月31日時点での平均年間給与は1437.0万円と1400万円を超えています。また、従業員の平均年齢は42.5歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は17年11ヶ月となっています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。