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妻のへそくり600万円⁉お金サバ読み夫婦が内緒にする「お金の使い道」

LIMO / 2020年9月26日 20時50分

妻のへそくり600万円⁉お金サバ読み夫婦が内緒にする「お金の使い道」

妻のへそくり600万円⁉お金サバ読み夫婦が内緒にする「お金の使い道」

結婚して夫婦が生活を共にする際、家計管理をどうするかは話し合うべきポイントの1つ。

松井証券株式会社が結婚3年以内の若年夫婦400名、結婚30年以上の熟年夫婦400名をそれぞれ調査・比較した「夫婦の家計管理事情に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000019241.html)」をみると、夫婦の家計を管理しているのは「妻」が45%、「夫」が24.6%、そして「別々」が16.4%、「共同」が13.6%という割合でした。さらに、妻が管理をしている家庭では7割以上が家計管理に満足しているということも分かります。

一方で「夫婦間で隠し事がある」と答えたのは全体の約4割。しかも、その隠し事の内容は「お金関係」が最も多い結果でした。今回は、そんな「パートナーに教えていないお金の使い方」について、夫・妻それぞれの話を伺いました。

給料や貯金額をきちんと伝えない「サバ読み夫婦」

先ほどの松井証券の調査では、パートナーに正しい所得額を伝えていない人は37.9%、実に3人に1人が所得を正確に伝えていないのだそうです。さらに、53.2%の人は貯蓄額を正確にパートナーに伝えていないと回答しています。

そのなかで「所得額・貯蓄額をあいまいにしてサバを読んでいる」と答えた人に、どのくらいのサバを読んでいるのかを伺うと、下記のような数値が明らかになりました。

【若年夫婦】
所得額:月5万円
貯蓄額:50万円

【熟年夫婦】
所得額:月3万円
貯蓄額:100万円
(すべて中央値)

そんな「サバ読み夫婦」はどんなことにお金を使っているのでしょうか。実際「サバを読んでいる」という方に話を伺ってみました。

自由に使えるお金を10万円確保する夫

都心近くで暮らすNさん(30代男性)は、専業主婦の妻と未就学児の子どもがいる一家の大黒柱。Nさんの口座に振り込まれた給料から毎月決まった額を妻に渡し、家計は妻が管理しています。

しかし、実は数年前に給料が上がったにも関わらず、妻にはそれを伝えていないのだそう。今は自分のこづかいとして10万円を確保しているNさんは、どんなことにお金を使っているのでしょうか。

「服にこだわりがあるんですが、欲しいものがあるときにいちいち妻の確認を取りたくないんです。会社関係での外食もありますし、決して多いとは思いませんよ」

Nさんはときどき出る特別賞与も妻に伝えず、こづかいにしているそう。しかし、自分の通院など自分自身に関わることはこづかいから出しているため、高額な歯科治療を受けたときも家計に影響を与えずにまかなえたとのこと。

「自分としての貯蓄はほとんどないですね。いいときで30万円くらいかな。貯蓄は妻が家計からしっかりやってくれていますし、その金額も把握しています。うちはこれで問題ないと思っていますよ」

妻からは「自由なお金が多すぎるんじゃないか」と疑いの目を向けられているというNさんですが、本人は現状に満足しているようです。

家計とパート給料から貯蓄を捻出する妻

最近パートをはじめたFさん(40代女性)は、夫と小学生の子ども2人と暮らす4人家族。家計を管理するFさんは、老後資金と教育資金を別々にしっかりためていきたいとのことで、複数口座を持っているといいます。

「実は夫に伝えていない貯蓄が600万円あります。結婚前から貯めている口座に250万円、NISAを使って管理しています。家計費から先取り貯金している口座に250万円。あとは余った家計費やパート代、キャッシュレスの支払いなどに使っている口座に100万円。夫にはどの口座にいくらあるか伝えていないですね」

Fさんの夫は「あると安心して使ってしまうタイプ」だといい、結婚当初に貯金額を伝えたところ、30万円ほど使われてしまったことがあるのだとか。現在夫と共有しているのは、学資保険や児童手当のために用意した夫名義の口座残高のみ。

「うちは決してゆとりのある家庭ではないですし、老後のことまで考えると今からしっかり貯めないと心配です。末子が小学校に入ったことをきっかけに、私もパートを始めました。これからペースをあげて貯めていくつもりです」

貯蓄や節約に精を出すFさんですが、不安を常に一人で抱えているような孤独感にさいなまれることもあると肩をおとしました。

「資産形成」に関しては、夫婦二人三脚で取り組むのが吉?

松井証券の調査によると、「熟年夫婦が後悔していること」の第1位は「資産形成・資産運用」でした。資産形成を始める時期については、82.4%が「結婚時までのタイミング」がベストだと回答しています。

教育資金や老後資産は、家族に関わる大切な要素です。結婚・出産といったライフイベントは、今後の生活を見直すよい機会だとも考えられます。後々後悔しないためにも、どのような形でどのくらい貯蓄をしていくかを、あらかじめ夫婦でしっかり話し合っておきたいものですね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。


【参照】
PR TIMES 松井証券株式会社調べ「夫婦の家計管理事情に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000019241.html)」

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