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男女ともにトップは「性格の不一致」。司法統計から探る、夫婦それぞれの離婚理由

LIMO / 2020年9月27日 11時55分

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男女ともにトップは「性格の不一致」。司法統計から探る、夫婦それぞれの離婚理由

離婚をする原因は夫婦によってそれぞれ。当事者たちにしか分からないことってありますよね。とはいえ、結婚したばかりの頃は誰だってラブラブだったはずです。

一体どのような理由で、別々の道を歩む決断をしたのでしょうか。平成30年(2018年)度 司法統計の「婚姻関係事件数―申立ての動機別」(https://www.courts.go.jp/app/sihotokei_jp/list?page=2&filter%5Btype%5D=1&filter%5ByYear%5D=2018&filter%5ByCategory%5D=3)の部分から、離婚の背景を探ってみましょう。

最多は夫婦ともに「性格が合わない」

先ほどの調査の結果、「離婚申し立ての動機」で多く挙げられた項目は以下の通りとなりました。(「その他」を除く)

【夫からの申し立て】

1位 性格が合わない
2位 精神的に虐待する
3位 異性関係

【妻からの申し立て】

1位 性格が合わない
2位 生活費を渡さない
3位 精神的に虐待する

最も多いのは、夫、妻ともに「性格が合わない」となっています。この理由で離婚した人に、事情を詳しく聞いてみましょう。

「似たもの夫婦」が裏目に・・・

「結婚当初は両者に思いやりがあったが、次第にトゲのある言い方をするように。些細なことで妻と『なんだ、その言い方!』と口論になる日々に疲れ、離婚に至りました」

「お互いに相手に対して、『専業主婦なんだから家事育児をするのは当然』『男はしっかり稼いでくるのが当たり前』という態度になっていました。

悪い意味で、似たもの同士だったのかもしれません。『家族として協力しよう』という気持ちは、あっという間に消え去りました」

家族のために仕事や家事育児をしているのに、配偶者からは配慮のない言葉や態度ばかり…。そんな毎日を過ごしているうちに、家族として続けていく意味を見出せなくなるのも無理はありません。結婚生活が長くなるにつれて、相手の思いやりを感じなくなるケースも少なくないようです。

夫、妻ともに上位の「精神的な虐待」

「夫からの申し立て」の2位、そして「妻からの申し立て」の3位に「精神的に虐待する」が登場しています。最近では、「モラハラ」という言葉もよく耳にするようになりました。家庭内で起こるモラハラとは、どのようなものなのでしょうか。

家事の手抜きで不機嫌に

「スーパーの惣菜を出しただけで『今日は手抜きだな』と呟いたり、お風呂の準備が遅れただけで数日間無視したりする夫に限界を感じ、離婚を切り出しました。

驚いたことに、そのときの夫は『俺たちが離婚?なんで?』と呆然としていました。モラハラをしていた自覚は、一切なかったようです」

パートナーの体調不良もお構いなし

「私の体調が悪いときも、息子がグズったときも、夫は『家事と育児はお前の役目』と言うだけで一切手伝ってくれませんでした。

私がぎっくり腰で動けず、『子どもをお風呂に入れて』と頼んだら、『今からジムに行くから無理』と断られたことも。こういったストレスがついに爆発し、私から離婚を申し出ました」

経済的DV・異性関係

先述の司法統計では、「生活費を渡さない」や「異性関係」といった理由も挙げられています。このような原因で離婚した人にも、事情を聞いてみましょう。

「夫は『これも仕事のうち』という理由で、しょっちゅうクラブへ行っていました。それだけならまだしも、お気に入りのキャバ嬢にアクセサリーをプレゼントしていたのです。私の誕生日には、何もくれないのに…」

妻がまさかの不倫をしていました。『もう二度としない。彼とは縁を切る』と言われ1度は許したのですが、こっそりと連絡を取り合っていたことが判明。『次は離婚だよ』と通行しておいた通り、二度目は許しませんでした

「夫は『自分で稼いだお金は自分のもの』という考え方の持ち主でした。妊娠出産で私の収入が減っても『自分でやりくりしろ』とお構いなし。金銭的にも精神的にも限界でした。これはいわゆる経済的DVというものだと思いました」

さいごに

幸せな家庭を築くはずが、相手からの心ない言葉で傷ついたり、思いやりのない関係になってしまったり…。こういった状況に「こんなはずでは」と肩を落とす人たちは、決して少なくありません。

「ウチには関係ない」と思っている方も、気づかぬうちに些細なことで相手に精神的ダメージを与えている可能性があります。みなさんもぜひ一度、パートナーに対する態度を振り返ってみてはいかがでしょうか。

【参考】
平成30年度 司法統計「婚姻関係事件数―申立ての動機別」(https://www.courts.go.jp/app/sihotokei_jp/list?page=2&filter%5Btype%5D=1&filter%5ByYear%5D=2018&filter%5ByCategory%5D=3) 裁判所

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