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貯蓄上手さんに共通する「6つの特徴」でキラリと光る、「お金以外に大切なこと」

LIMO / 2020年9月29日 0時10分

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貯蓄上手さんに共通する「6つの特徴」でキラリと光る、「お金以外に大切なこと」

「収入と貯蓄額は必ずしも比例しない」なんて話を耳にしたことはありますか?ごく一般的な収入でしっかりと貯蓄している人もいれば、高収入なのに貯蓄がほとんどない人も存在します。貯蓄上手さんたちは、日頃お金を貯めるためにどんなことを心がけているのでしょう。

収入と貯蓄額は比例しない

最初に、金融広報中央委員会が二人以上世帯を対象に実施した「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年(2019年)」をにていきます。20歳~70歳以上の各年代について、収入が全くない世帯から年収1,200万円以上の世帯まで、それぞれの区分での金融資産保有額の分布が示されています。このグラフからは、同じくらいの年代・収入でも、貯蓄額にはかなりの幅があることがわかります。

(/mwimgs/7/2/-/img_72b36b8692c2b586ed78ce89014f7777129972.jpg)

拡大する(/mwimgs/7/2/-/img_72b36b8692c2b586ed78ce89014f7777129972.jpg)

※金融広報中央委員会の資料をもとに編集部作成

二極化する「みんなの貯蓄額」

次に、総務省統計局が2020年5月に公表した「家計調査報告貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)(https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.html)」をみていきます。

この調査の「I.貯蓄の状況」をみると、二人以上の世帯における「2019年平均の1世帯当たり貯蓄現在高(平均値)」は1755万円という結果に。貯蓄現在高が0の世帯を除いた世帯を順番に並べて中央に位置している「貯蓄保有世帯の中央値」は、1033万円となっています。

そして貯蓄額の分布では、二人以上の世帯の10.7%が「100万円未満」に。その一方、11.4%の世帯が「4000万円以上」となりました。さらに、先ほどの貯蓄現在高の平均値「1755万円」を下回る世帯が67.9%となっています。約3分の2は平均値に届いていないことを踏まえると、貯蓄額は二極化しているうえ、低い階級に偏っているのが現状のようです。

「貯まる人」が「お金の面」で気を付けていること

多くの世帯が貯蓄額の平均値を下回る一方、将来のためにしっかりと貯蓄をしているケースも存在します。そのような「貯まる人」は、金銭面においてどのような点に気を付けているのでしょうか。

収入と支出を把握している

貯蓄をするうえで大切なのは、毎月の収入と支出の状況を掴んでおくこと。そのため、家計簿や資産管理表を活用し、家計の内訳やバランスを把握したうえで貯蓄している人が多くみられます。毎月の収支を掴めていない人は、家計簿の作成からスタートしてみましょう。

必ずレシートを受け取っている

レシートは家計簿に記録する際に役立つだけでなく、「自分がどこで何を買ったのか」「無駄遣いをしていないか」の分析にも役立ちます。お金が貯まる人は、こうした貴重な材料も活用しているのです。

財布の中を整理している

必ずレシートを受取っているとはいえ、それらが財布の中に大量に入ったまま…というわけではありません。貯まる人は毎日のように財布の中を片付けているため、中身が整理された状態を保っています。

また、財布自体の状態がいいという共通点も。お金を大切にしている人は、お金を入れるものも丁寧に扱っているのですね。

節約と趣味を両立している

継続的に貯蓄に取り組む秘訣は、ストレスをうまく解消することです。少し工夫すれば、節約と趣味を両立させることも不可能ではありません。

自治体のスポーツ施設を利用して体を動かす、図書館で借りた本で読書をするなど、支出を抑えながら趣味を楽しみましょう。

「貯めるチカラ」がある人が、お金以外に大切にしていること

「貯まる人」の特徴は、お金の面だけではなく、日常的な心がけの中にも見受けられます。一見貯蓄には関係なさそうな部分が、その先を辿ればお金を貯める糸口になっていることも。では、その一部をご紹介しましょう。

健康に配慮している

不健康な生活を続けていると、やがて体調を崩して通院・入院をする可能性も。治療費がかかるうえ、ビジネスチャンスに乗る機会も失ってしまうことにもつながりかねません。

上手に貯蓄できている人の多くは、お金だけではなく、「健康管理」をしっかり行うことの大切さを知っています。

時間を無駄にしない

お金が貯まる人は、お金だけでなく時間も大切にしています。とくに多いのは、早寝早起きをして朝の時間を有効活用しているケース。朝の時間に資格の勉強する、ジョギングをするなど、スキルアップや健康に繋げるのもいいですね。

「時は金なり」「早起きは三文の得」などとはよくいったものです。

さいごに

貯まる人が日頃心がけていることは、なにも特別なことではなく、日常の生活ですぐに真似できるものばかり。コストや手間もかかりません。

とくに家計簿は支出の状況だけでなく、節約の効果や貯蓄の状況を知る手掛かりにもなります。お金の流れを「見える化」することは、貯蓄のモチベーションアップにも繋がります。定期的に見直しを行っていくことで、無駄遣いの原因なども見つかるかもしれませんね。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考】
「家計調査報告貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)(https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.html)」総務省統計局
「家計の金融行動に関する世論調査 令和元年(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2019/19crossf001.html)」金融広報中央委員会

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