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人気の資格、平均収入はどのくらい? コロナ禍で資格取得を目指す人が増えている!

LIMO / 2020年10月8日 20時0分

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人気の資格、平均収入はどのくらい? コロナ禍で資格取得を目指す人が増えている!

コロナ禍のなかGo To キャンペーンが開始されましたが、まだまだ外出する気分にならないという方もいるのではないでしょうか。今まで以上に大幅に増えたおうち時間を、周りのみんなはどのように過ごしているのか気になる人もいるかもしれませんね。

資格取得のための通信講座を運営している株式会社フォーサイトによると、外出自粛によって増えた自宅での時間を利用して、資格取得を目指す人が増加しているそうです。

とても有意義な時間の使い方だと思いますが、せっかく資格を取得するのであれば、その資格を収入アップにつなげたいと考えている人もいるでしょう。そこで今回は、人気の資格を生かせる職業の気になる平均収入額についてご紹介していきます。

コロナ禍で資格取得の意欲が高まる

今年6月に株式会社フォーサイトは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により資格取得の通信教育の需要が高まり、2020年4月の売上が前年比155%、5月の売上が前年比178%になったと公表しました。

同社が行ったアンケートによると、新型コロナの流行が資格取得に影響したと答えた人が、全体の64.6%となっています。具体的にどのように影響したのかという問いに対しては、57.6%が「自宅にいる時間が増えたから、学習意欲が高まった」、46.3%は「将来の不安が増したため」と回答しました。

これまで通勤や飲み会などに割かれていた時間を、自分の将来のために有効に使いたいと考えている人が増加していることがわかりますね。

どんな資格が人気?

資格といってもいろいろな種類の資格がありますが、どのような資格が人気なのでしょうか。「資格の学校TAC」の2020年人気講座ランキングでは、以下のような結果となっています。

1位:簿記検定

2位:宅建士(宅地建物取引士)

3位:中小企業診断士

4位:社会保険労務士

5位:税理士

6位:ファイナンシャルプランナー(FP)

7位:公認会計士

8位:情報処理・パソコン

9位:行政書士

10位:司法書士

簿記は多くの企業で必要とされるスキルで、年間約40万人以上もの人が受験しているそうです。年3回試験があり(1級は2回)、関連書籍も多く比較的取得しやすいと言われているので、余った時間でとりあえず何か資格の勉強を始めたいとチャレンジしている方も多いのでしょう。

2位以降の資格の多くは取得難易度がグッと上がりますが、専門的な分野のため収入アップにもつながりやすいですし、頑張って経験を積めば独立できる可能性もあります。

資格取得までに数年かかることもありますが、新型コロナの影響で将来に対する不安が増している今、難関資格の取得を目指すのもいいかもしれませんね。

資格取得にかかる期間

資格取得にどれくらいの期間がかかるのかは、勉強時間や理解力などで異なるので一概にはいえませんが、資格の学校TACによると各資格の学習期間の目安は以下のようになっています。

簿記検定:2カ月~1年

宅建士(宅地建物取引士):2カ月~11カ月

中小企業診断士:8カ月~1年

社会保険労務士:6カ月~1年半

税理士:2年~5年

ファイナンシャルプランナー(FP):2カ月~1年

公認会計士:1年~3年

情報処理・パソコン:2カ月~6カ月

行政書士:5カ月~1年

司法書士:1年~3年

気になるあの職業の平均収入は?

「もっと収入を増やしたい」という動機で、資格取得を目指す人も少なくないでしょう。難関資格を取得し、資格を生かした職業に就いている人の平均年収はどれくらいなのでしょうか。

厚生労働省発表の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、「社会保険労務士」と「公認会計士・税理士」の月収(きまって給付する現金給付額)と年間賞与等(年間賞与その他特別給与額)の金額は、以下のようになっています。

社会保険労務士:月収33万4900円、年間賞与等84万1400円

公認会計士・税理士:月収47万2000円、年間賞与等117万1500円

※いずれも企業規模計(10人以上)、税引き前の金額

また、公的機関発表のデータではありませんが、転職サイト転職エージェント比較サイト「Career Picks」によると、その他の職業の平均年収は以下のようになります。

中小企業診断士:500万程度

ファイナンシャルプランナー:350万円程度

行政書士:393万円程度

司法書士:451万円程度

もちろん、これらはあくまで平均年収の目安ですので、経験やスキルによっても金額は変わってくるでしょう。また、独立した場合は実力で収入が決まるため、まったく収入が得られないこともあれば、年収数千万円にもなる方もいるようです。

資格取得後すぐに独立というのは、これまでその資格に関連する業務に携わっていたという人でない限り難しいので、資格取得と並行して「何年〇〇で働いたら独立する」など、資格取得後の具体的なキャリアプランを考えておくのと良さそうです。

おわりに

新型コロナによりこれまでの生活が大きく変わり、将来に不安を感じているという方もいるでしょう。不安な日々を過ごすだけでなく、せっかく増えた自分の時間を将来のために有効活用する方法を考えてみてはいかがでしょうか。取得難易度の高い資格は平均年収も高めなので、しっかり頑張れば収入を増やせるチャンスがあるかもしれません。

【参考資料】
「新型コロナウイルスの流行が学習への意欲を高める。通信教育のフォーサイト、5月の売上額が昨年比178%を記録(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000244.000010596.html)」(株式会社フォーサイト)
「2020 人気資格ランキング(https://www.tac-school.co.jp/pittari/ranking.html)」(資格の学校TAC)
「令和元年賃金構造基本統計調査(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001138086&tclass2=000001138089&tclass3=000001138093&stat_infid=000031919843)」(e-Stat)
「賃金構造基本統計調査で使用されている主な用語の説明(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/yougo-01.html#15)」(厚生労働省)
「平均年収(https://career-picks.com/average-salary/)」(Career Picks)

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