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小学生になったら“ウキウキ”が“しんどい”に。何が気持ちを変えてしまったの!?

LIMO / 2020年10月13日 10時0分

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小学生になったら“ウキウキ”が“しんどい”に。何が気持ちを変えてしまったの!?

今年は新型コロナウイルスの影響で、小学校が入学式直後から休校になったりと、「新1年生」の子供たちに想定外の出来事がたくさん降りかかりました。学校側も登校日数の少なさをカバーする努力を続けてきましたが、子供たちはうまく学校生活に馴染むことができたでしょうか。

よく周りのママたちから耳にするのが、入学をウキウキしながら待ちこがれていた幼稚園・保育園の年長さんが、いざ小学校へ入学してしばらくすると「学校がしんどい」と言い出す…という話。学校生活のスタートが遅れた今年は、子供たちの「しんどい」現象も遅いタイミングであらわれているのではありませんか? 

「ウキウキ」が「しんどい」に変わるまでに、子供たちの心にどんな変化が起きているのでしょうか。

「小学校って、思っていたほど楽しくない」

入学式を終え、しばらくの間は「学ぶ」より「慣れる」にウエイトがおかれて進んでいく小学1年生の新生活。ウキウキの気持ちをたくさん抱えて登校する日々…のはずなのに、しばらくすると「しんどい」と感じはじめる子供が出てきます。

遊びに費やす時間が多かった幼稚園・保育園の時代とは、1日の過ごし方がガラリと変化。「楽しい場所」だと思い込んでいた小学校は、今までのように楽しいことだけをする場所ではないという現実に向き合うことになるのです。

身近な人たちからは「学校行くの楽しみだね!」と言われることが多かったのに、「楽しくないこともいっぱいあるんだ」というリアルに直面。その違いに戸惑いを感じてしまうのも無理はありません。

文字を読んだり計算をしたり、じっとイスに座って頭を使う時間が圧倒的に多くなる小学校生活で、しんどさを感じるほうが、むしろ自然なのかもしれません。子供たちの中に生まれる「あれ?」という理想と現実のギャップは、新1年生の「ウキウキ」を「しんどい」に変えてしまう大きな原因のひとつなのではないでしょうか。

はじめて味わう「孤独感」に悩むことも…

小学校では、友達との関わり方も変わります。幼稚園や保育園のころは、子供たちが遊んでいる場所には先生の姿もみられました。例えばお友達の輪の中に入れず独りぼっちになっている子がいれば、先生がそっと寄り添ってくれる…。このような光景は、園では日常的なものです。

幼稚園や保育園では、一つのクラスに2〜3人先生がいることも珍しくありませんが、小学校では基本的に1クラスにつき担任は1人。休み時間には、先生は職員室へ戻って次の授業の準備などの作業に入ってしまうため、遊びの時間は子供たちだけです。

休み時間に独りぼっちになっている子がいたとしても、その子自ら行動を起こすか、気の利く子が声をかけてあげるかしかありません。それまで感じなかった孤独を知り、学校に行くのがしんどくなる子もいるのです。

「こういう日もある」と割り切れる子なら心配ありませんが、独りぼっちになったときにどうすればいいかわからず悩んでしまうケースも珍しくありません。

こういった経験を何度もしてきている大人の中には、「自分で乗り越えてこそ生き抜く力がつく」と考える人もいるでしょう。しかし、独りぼっちという状況に直面している子供にとっては、将来の糧になるかどうかなんて知ったことではありません。「学校の休み時間=苦痛な時間」になっているのは他でもない事実。

独りぼっちが嫌で学校にいくのがしんどいと感じている子には、「そんなこと言ってないで学校へ行きなさい!」などと叱咤激励するよりも、「お父さん(お母さん)にも子供の頃そんな事があったなあ」と、同じ目線に立って話をするのがいいかもしれません。

子供の「絶対的味方」として寄り添う

わが子が突然「学校に行くのがしんどい」と言い出したら、親としては「このまま不登校になってしまったらどうしよう」と不安になりますよね。特に1年生の場合、「序盤でつまずいて、これからずっと学校へ行けなくなったら…」と、不安が不安を呼び、負のスパイラルに陥ってしまうことも。

湧き出る不安を解消するため、なんとかして学校へ行かせようとする親御さんも多いもの。子供によっては、それが背中を押す力になるかもしれません。しかし、忘れてはならないことは、つねに子供の味方でいること。親が自分の不安に振り回されて、しんどさを感じている子供にさらなるプレッシャーをかけるようなことは、避けなければなりません。

学校に行きたくない、という子供の言葉には、必ず何かしらの欲求が隠されているはず。

小学校1年生ぐらいでは、まだ自分の感情をうまく言葉にできないことも多いものです。ゆったりした雰囲気の時間をつくって、子供の言うことを否定せず、しっかり耳を傾けてあげることが、何よりの“寄り添い”になるのではないでしょうか。

まとめ

当たり前の生活習慣を変える必要にせまられる“ウィズコロナ”の今は、大人にとってもかなりのストレス。ましてや小学1年生、子供の気持ちの揺れ動きを上のきょうだいなどで分かっている家庭でも、今年は特に意識して目を向けてあげるといいのかもしれません。

子供によって個人差はあるでしょう。毎日ひたすら楽しく学校へ通っているというのではれば、それが一番。

ただ、どんな場合であっても、親が子供にとって心のよりどころでいてあげられるよう、気持ちのゆとりを忘れずにいたいですね。

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