離婚の相談は誰に? 相談相手の言葉に心が揺れた過去を振り返って思うこと
LIMO / 2020年11月10日 10時0分

離婚の相談は誰に? 相談相手の言葉に心が揺れた過去を振り返って思うこと
離婚に関する悩みは相談しにくいもの。気軽に友達やママ友に相談、というわけにはいきません。誰に相談すればよいのか悩み、我慢し続けてしまうことも少なくないでしょう。
いざ相談すれば「何で結婚前に見抜けなかったの?」といわれたりして、罪悪感を感じてしまうことも。また、離婚問題は複雑、かつ当事者でなければ分からないことも多いため、アドバイスが人によって全く異なることも珍しくないのです。
不安を抱える時期なので悩むのは仕方ありませんが、相談相手はよく選ぶ必要があるでしょう。実際に筆者が離婚相談で紆余曲折を経験した当時を振り返ります。
相談して反省、傷つくことも
離婚についての相談は、人によって反応が違うことが少なくありません。
筆者も夫の不倫や暴言の相談をすると「さっさと離婚すれば? 私ならすぐに離婚してるわ」という人もいれば、「別居をして生活費や教育費は出してもらい続ける」という人、「仕事や習い事でなるべく外に出て、気にしないようにすればいいのよ」という人もいました。
「さっさと離婚」といわれると行動力のない自分が、「お金をもらい続ける」といわれると忍耐力のない自分が、「気にしないように」といわれると気にする自分が悪いようで、ふさぎこむことも。悩みに悩んでデリケートになっている時期なので、心理的なダメージも受けやすいのです。
離婚となれば周囲も驚いたり、ショックを受けます。身内や友達ほど「そういう人だと見抜けなかったことが悪い」と言われたり、「あの時こうすればよかったのに」と過去を指摘されることも。そういった指摘も当時は辛く感じました。
それもやがて言われないようにはなりますが、離婚前後はこのような言葉に傷つくこともあります。また、離婚後の生活設計についても、人により考え方が異なります。実際に生活するのは自分なので、自分に合った方法を模索していくしかありません。
経験者か、プロに相談してみる
身近な人への相談は、親身になってくれるだけありがたいもの。ただ離婚に関しては当事者でなければ分からないことも多く、周囲が想像するには限界があります。身内だと心配のあまり、感情的になることもあるでしょう。
相談してみて参考になったのは「経験者かプロ」でした。先輩のシングルマザーには離婚や育児、仕事に迷い揺れる気持ちを理解してもらえ、ホッとすることも。
具体的な節約計画や、子どもが何歳までは頼れる人がいるとよいと言ったアドバイスももらえました。今はSNS上でも、シングルマザーの仕事や節約、育児の経験談は豊富です。
仕事選びについてはマザーズハローワークに相談。相談する中で、自分が何を優先して仕事選びをすべきか明確にすることができました。シングルマザーでも働ける職業紹介をしてもらえるので参考になり、仕事が見つかれば自信にもつながります。
悩みに悩んだ先に自分の道がある
離婚は人生における大きな決断の一つですから、悩むのは当たり前ともいえます。悩んだり、弱気になったり、強気になったり、反省したり、目標を立てたりの繰り返しでしょう。
周囲に相談すれば、その人はその人の価値観で話をします。自分にはできないこと、自分に合わない選択肢もあるので、全部を聞き入れるのではなく「参考にできる部分だけ参考にする」というスタンスでいると気持ちもラクでしょう。
相談して傷つくこともありますが、離婚は大きな問題。我慢するのではなく、離婚前後の不安な時期を乗り越えるために心療内科やカウンセリングなどの専門機関に相談することも大切でしょう。地域によっては離婚カウンセリングを行っている場合もあります。
結局は自分自身で決断し、行動していくしかありません。自分なりの答えを見つけるためにも、悩んだり相談することは大切な過程ともいえます。もし今、悩んでいる方は、心の負担にならないよう相談相手を選びながら、自分なりの生き方を見つけていってください。
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