母子家庭は「貧困」のイメージ? シンママ生活でガラリと変わったお金への意識
LIMO / 2020年11月16日 19時0分
母子家庭は「貧困」のイメージ? シンママ生活でガラリと変わったお金への意識
大変、かわいそう、苦労が多い、貧困――。何かとネガティブなイメージがつきまとう母子家庭。しかし実際にシンママ(シングルマザー)として生活をしてみると、その限りではありません。
離婚してすぐは環境が変わって落ち込むこともあるものの、新しい生活にはすぐに慣れます。また、節約を心がける分シンプル、かつコンパクトになった生活は、それまでの消費意識を見直すキッカケにもなりました。
子どもたちも年々成長し、お手伝いをしてくれたり、季節ごとのイベントの準備を一緒に楽しむように。実は思っていたのとは違ったシンママライフについて紹介します。
本当に必要なものは? 変化した消費意識
母子家庭になると、それまでより生活の質が下がることは少なくないでしょう。たとえば、一戸建ての家から狭いアパートへ引っ越したり、食費を切り詰めたり、外食やレジャーの機会が減ったり…。
暮らしぶりが変わった当初は、落ち込んでしまうのも仕方ありません。しかしそれも、すぐに慣れて当たり前となります。それだけでな、く筆者の場合は消費や生活意識に変化も起こりました。
買い物では、必要なものだけをお得に手に入れることがちょっとした喜びに。不要なものがそぎ落とされたことで、「婚姻中の消費は本当に欲していたものだったのか?」と振り返ることもあります。
今から考えれば「何となく買ったけど、なくてもいいもの」「何となく外食したけど、別にそこまで食べたいわけではなかった食事」も多かったと気付かされるように。それに気付いたのは、久しぶりの外食に喜びを得たときでした。
外食の機会が多いと1回の外食への喜びは減り、何となく食べている感が強く、わざわざ外食しなくてもよかったのではと思うことも。しかし機会が減ると、外食のたびに楽しめるようになります。
「目的をもって外食し、その場を楽しむ」という実感が得られ、満足度が上がりました。同様に、以前より物や機会を大切にしたり、楽しむ度合いも上がったように思います。
お金の面で苦労はしますが、自分だけで管理する分、節約しやすいのも事実。「百円、十円単位でも大切にしてお金を使う」という意識は、子どもたちの人生にとっても必要なことでしょう。生活がシンプルになる分、自分に合ったコンパクトな消費活動ができるようになったと感じています。
子どもたちも育ち、頼りになる家族の一員に
子どもが小さなうちは、仕事に育児に家事にとすべて1人で背負うため、やはり生活は大変です。ただ年々感じるのが、子どもも成長するということ。小学生になればお手伝いも頼めますし、そのお手伝いも段々と上達していきます。
季節ごとのイベントも、以前は自分だけで準備していたことを、いつのまにか子どもたちが主導になり楽しんで用意するようになりました。幼稚園からハロウィンやクリスマスの飾りつけを、小学生になればイベントの料理やケーキを作るなど、子どもたちが率先して行うようになります。
きょうだいがいればけんかをするときもありますが、きょうだい同士で遊んだり、時に優しさや思いやりを目にする場面もあります。子どもたちもいつの間にか頼れる家族の一員となり、家庭の空気を明るく変えてくれるようになるのです。
周囲の声に惑わされるのはもうやめよう
男性に比べて、女性は成人すると周囲からさまざまなことを言われます。独身時代は「結婚は?」といわれ、「30までに結婚しなければ」と焦ってしまうことも。結婚すれば「子どもは?」と言われ、1人目を産めば「2人目は?」と言われやすいのも女性です。そうして離婚すれば「やっぱり」という人も。
周囲の声を気にしないで生きたいけれど、全く気にしないというのは無理な話でしょう。ただ、筆者は離婚を経験したことで一般的なレールから外れ、どこかホッとしたところもありました。もういい子でいなくていいし、世間の声を気にしなくていいのです。
生活がシンプルかつコンパクトになり、子どもも成長し、思っていたよりも自分にしっくりとくるシンママ生活となりました。結局は本人の気持ちの持ちようなのかもしれません。
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