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現役ナースマンが語る「看護師あるある」4選~優しいきもちで、見てほしい~

LIMO / 2020年11月29日 15時5分

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現役ナースマンが語る「看護師あるある」4選~優しいきもちで、見てほしい~

みなさん、街中で見かけたり、ふとすれ違ったりした人に、「あ、この人同業者かも!?」と、ビビっとくることはありませんか?

筆者は現役の看護師ですが、電車の中やレストランで偶然となり合わせた人に、「あれ、看護師さんかも?」と感じることが多いのです。そして、かなりの確率で確信に変わるのです。こんなとき、筆者は心の中で「お疲れ様です」とつぶやきます。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が続く中、医療従事者は日々たたかっています。地域の方からのあたたかいメッセージや差し入れなど、たくさんの励ましが、現場に立つ私たちの心を支えてくれています。

その一方で、コロナ禍では、看護師を含めた医療従事者に対する「職業差別」が起きている現状も見過ごせません。

「もっと優しくされたい!」

…筆者の本音を、ふわっとした言葉でまとめると、こんな感じです。

そこで、今回は、「こんな人を見かけたら看護師かもしれないので、優しい気持ちで見守ってほしいな」という気持ちをこめて、「看護師あるある4選」をご紹介していきます。

※注:本記事で述べているのは個人的な見解です。かならずしもここで書かれている特徴の人が看護師とは限りません。あらかじめご了承ください。

ナースあるある①爪が短く整えられている

看護師は、車いすへの乗り移りや赤ちゃんの抱っこなどなど、患者さんと身体的に接する機会が多いです。

ですので、自分の爪で患者さんを傷つけないように、さらに、衛生的を意識して、爪を短く整えています。

20代などの若い女性で、ネイルアートやマニュキュアをせず、短く整えられている爪の持ち主を見かけると、看護や介護、もしくは保育関係の方ではないかな?と思ってしまいます。

そうそう、ちょっと季節外れな話ですが、夏に入念に「ペディキュア」をしているのに、手は「素爪」といった人は、かなりの確率で看護師などの職業であるといえるでしょう。

手元のオシャレがご法度なぶん、足のネイルをすごく可愛いくしている看護師さんって、実は多いんですよ!

ナースあるある②「排泄物」の話に抵抗ゼロ。

排泄物の状態で患者の体調をチェックすることも多いので、仕事上の会話でも排泄物についての話は多くなります。だから、看護師って、排泄物の話に全く抵抗がないんです。

排泄物の処理、おむつ交換は仕事の中でも「たいへんなこと」のひとつなので、ついつい仕事の愚痴でも排泄物について語ることも多くなってしまうのです。職場での昼食休憩でも、普通にそんな話題が飛び交っています。

そして、電車内や、医療従事者以外の友人と食事中に、「尿」や「便」のワードを口にしてしまい、ビックリされることも。

公共の場で、堂々と「便が~」と語っている人は看護師である可能性が高いです。

ナースあるある③トイレの「前」に手を洗う

意外と多いのが、「トイレの前に手洗いをしてしまう」という同業者。

確かに、介助や処置の前後には、必ず手洗いや消毒を行います。そのため、トイレに入って手洗い場を見たら、すぐに手洗いをしてしまうのでしょう。うん、すごく頷ける話です。

一種の職業病のようなものですね。

ナースあるある④プライベートな場面でも専門的な言葉を使いたがる

これは、さきほどの「排泄物の話」と似た部分があるかもしれません。医療従事者は、何かと日常会話でも病院内で使う言葉を使ってしまいがちです。いくつかご紹介しますね。

【QOL(生活の質)】

使い方1「最近、残業多すぎてQOL下がってるわ」
使い方2「彼氏(彼女)できてQOL爆上がり」

プライベートの充実度合いを表現するのに用いられます。

「お大事に」

友人などと別れる際に、つい「お大事に」と声をかけてしまうことがあります。これは完全に職業病といえるでしょう。

【褥瘡(じょくそう)】

床ずれのことを「褥瘡」と言います。初期に習う医療用語なので、ひよっこの看護学生の頃から使いたがる人が多かった記憶があります。

褥瘡は、長時間同じ姿勢でいることで、皮膚が圧迫され、引っ張られることによってできます。
その褥瘡ができるメカニズムなどから色々な使われ方をします。

使い方1:「座りすぎて褥瘡できそう」(硬い椅子にずっと腰かけていたときなど)
使い方2:「この靴新品だから褥瘡できそう」(要するに「靴ずれ」のこと)

「10時?それとも22時?」

自分自身が歯医者さんで、「次は10時の予約でいかがですか?」と言われた時のこと。

「10時ですか?22時ですか?」と確認してしまったら、「そりゃ朝に決まっているでしょ」と爆笑されてしまいました。

思い返すと、時刻を24時間で表すことなども、「看護師あるある」のひとつかもしれません。

医療は24時間体制。薬の投与時間などを12時間表記で書かれていると、朝なのか夜なのかわからないため、24時間表記が染みついているのです。

そんななわけで、やたらと24時間で時間を表す人は、看護師または昼夜関係ない職業の方の可能性がありますね。

お互い「やさしく・心地よい」社会に

今回は「看護師あるある」な行動の一部をご紹介していきました。でも、これを見て「あの人は看護師だ」などと、差別の視線を向けないでくださいね。

私たち看護師の多くは、プライベートな行動においても感染リスクに細心の注意を払いながら生活しています。そして、「GoToトラベル」などには目を向けず、日頃の外出をも極力控えている、という人がほんとうに多いのです。

いまだ終息の兆しすらみえないコロナ禍では、どうしても心がギスギスしてしまうこともあるでしょう。「やさしい」気持ちで、お互いに配慮しあえる世の中になりますように。

そして、街中で「看護師かな?」と思える人を見かけたときは、ちょっとだけ優しいきもちで、心の中で、静かにエールを送っていただけると嬉しいです。これが、筆者からのお願いです。

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