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80年代にヒットした「あのアイテム」今いくら?300万円超も

LIMO / 2021年1月7日 19時5分

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80年代にヒットした「あのアイテム」今いくら?300万円超も

今の40代・50代が子ども時代を過ごした1980年代。あの頃に夢中になっていたアイテムが、実は今も密かに人気になっています。当然ながら販売は終了しているものも多いので、中古市場などで取引されています。意外とマニア向けだったりする80年代のアイテム。コレクターやマニアが多いといわれるヤフオク!(https://auctions.yahoo.co.jp/)のデータを元にして解説していきます。

なぜ80年代のアイテムがリバイバルされるのか?

80年代に子どもだった人は現在40代〜50代になり、働いてある程度のお小遣いもあります。つまり子どもの頃になかった「お金」がある状態。あの頃欲しくても手に入らなかった物が自分の意思で買えることもあって、コレクション感覚で買うこともあります。言ってみれば「大人買い」でしょうか。

もう1つの理由として、若者の興味です。平成生まれの若者が昭和のレトロ感を好んだり、新鮮さを感じています。これだけ便利な世の中になっているのですが、逆に不便さが面白いと。古い雰囲気を「味」と感じていることもあって、若者の文化の中にも80年代が入ってきているようです。

80年代に流行ったアイテム、今のお値段は?

80年代に流行ったアイテムを買うことができる場所として、ネットオークションがあります。日本最大の規模を誇るヤフオク!でも、昔懐かしのアイテムが取引されていました。ここからはヤフオク!の落札価格を参考にして、今の値段を見ていきます。さて、懐かしのあのアイテム、今いくら?

『ファミコン』本体やカセット

任天堂から1983年に発売された『ファミリーコンピュータ』、通称『ファミコン』。筆者も遊んだ記憶がありますが、とにかく人気でした。ヤフオク!で「ファミコン 本体」の落札相場を調べると初期のもので4,000円程度(中古)のものもあります。新品未開封という激レアの商品もあり、落札価格が7万9,800円でした。

本体にカセットがつくと値段も変わり、カセットの本数が多くなるとその分値段も高くなります。カセットが1,000本以上と本体のセットで約15万円で落札されていました。カセットに関しては、当時大人気になった知名度が高いものよりも、あまり人気がなく「そんなタイトル知らないな」と思うようなものの方がレア度が高くなっている傾向があるようです。『ファミコン』もカセットも、実際に遊ぶというよりはコレクターアイテムになっているのではないでしょうか。

カセットテープ

筆者が小学生や中学生の時には、音楽を聞く場合はカセットテープを使っていました。CDが本格的に出てきたのが中学生の頃で、レンタルをしてカセットにダビングをしていましたね。そのあとMDが出てきたり、デジタル化が進んでいるわけですが、カセットテープは今でも使われることがあるようです。CDよりもカセットの方が音に味があって心地よいと感じる人もいます。カセットテープの中でもメタルテープはテープの中でも音質が良くて最高級だといわれていて(※1)(https://withnews.jp/article/f0190410000qq000000000000000W09j10101qq000018777A)、オークションでは1本3,000円を超えることもあります。

使い捨てカメラ

今はスマートフォンで簡単に写真が撮れて、その場ですぐ確認、保存も簡単になっています。そんな便利な世の中ですが、逆に使い捨てのカメラが人気だったりもします。実は使い捨てのカメラは今でも製造されていて販売もされています。例えば富士フイルムの『写ルンです』(※2)(https://www.fujifilm.com/jp/ja/consumer/films/utsurundesu-simpleace)。

筆者も使ったことがありますが、フイルムカメラだからこそ、現像するまでわからないワクワク感があったりもします。写真も少しレトロ感が出てくるので、それもいいのかもしれません。富士フイルムの公式ショップでは27枚撮り1,375円(税込)です(※3)(http://fujifilmmall.jp/shop/c/c3025/?_ga=2.126828877.1144215530.1605493375-565475388.1603767420)。

ヤフオク!ではいくらになっているのかというと、1個あたり700円程度が相場になっています。ただし使用期限が切れているカメラなので、写真を撮る目的ではないのかもしれません。ちなみに使用済の『写ルンです』も出品されていて100個で2万円という値段で落札されていました。家電の部品取りと同じように、カメラの部品目的でしょうか。

『キン消し』

80年代に子どもだった人が、自分で『キン消し』(『キン肉マン』の消しゴム)を買える年齢になりました。コレクター魂に火がついてしまったこともあるのでしょう。ヤフオク!でも80年代の当時物が出品されていて、個数や状態によっては45万円を超えてきています。かなり昔のもので激レアな商品なのでここまでの値段になってしまいます。

また当時の人気のキャラクターは量産されたと思うのですが、逆にマイナーなキャラはあまり作られなかったのではないでしょうか。それもあって、今はマイナーなキャラの方が値段が高くなることもあります。ちなみに筆者の弟(現在42歳)も、びっくりするくらい『キン消し』を持っていました。ああ、あの時処分しなければ…と思ってしまいますね。

『ビックリマンシール』

これも筆者の弟が目の色を変えて集めていました。キラキラのシールが出ると飛び跳ねて喜んでいましたね。その『ビックリマン』のシールですが、筆者がヤフオク!で見た中での最高額は300万円を超えています。これは1枚ではなくて、フルコンプリート。今ではフルコンプはかなり難しいでしょう、というかおそらく作れないでしょうね。そのためこのような、車1台が買えてしまうくらいの値段になっています。

それと『ビックリマンシール』(https://www.mandarake.co.jp/kaitori/cat/card/old_bikkuriman_head.php)は、キラキラ部分のプリズムの形や台紙の色などでも価格が違ってきます。まんだらけの買取価格(※4)(https://www.mandarake.co.jp/kaitori/cat/card/old_bikkuriman_head.php)を見てみると、最も高いのが「第1弾のスーパーゼウス(ビニールコーティング)」で完品で25万円です。完全にコレクターの世界かなと思いますね。

まとめ

40代の筆者も80年代のアイテムを懐かしいと思うこともあります。あれから30年以上の時間が流れた今だからこそ、味わえる雰囲気があるのでしょう。この記事を読んでいる中で、「もしかしたら、実家に眠ってるかも!」と思ったのはきっと筆者だけではないでしょう。宝探しの気分で見つけてみるのもいいかもしれませんね。

※ヤフオク!のデータは、2020年11月から過去120日間の落札相場を参考にしています。

参考資料

ヤフオク!(https://auctions.yahoo.co.jp/)

(※1)「カセットテープ、絶滅するにはまだ早い?マクセルに聞いてみた」withnews(https://withnews.jp/article/f0190410000qq000000000000000W09j10101qq000018777A)

(※2)「写ルンです シンプルエース」富士フイルム(https://www.fujifilm.com/jp/ja/consumer/films/utsurundesu-simpleace)

(※3)「写ルンです シンプルエース27枚撮り」富士フイルム(http://mall-jp.fujifilm.com/shop/c/c3025/)

(※4)「旧ビックリマンヘッド 買取情報」まんだらけ(https://www.mandarake.co.jp/kaitori/cat/card/old_bikkuriman_head.php)
 

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