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日経平均は再び3万円を目指す展開へ。前週の下落分を取戻す上昇

LIMO / 2021年2月8日 7時35分

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日経平均は再び3万円を目指す展開へ。前週の下落分を取戻す上昇

【日経平均株価】テクニカル分析 2021年2月7日

米国での追加経済対策への期待感から買われる

2021年2月5日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より437円24銭高の28,779円19銭となりました。

前週は米ゲーム販売会社・ゲームストップ社の株式が投機的に売買されたことから、他の銘柄にもリスク回避の動きが広がりました。しかし、それが落ち着くと、米国での追加経済対策への期待感から米株が買われ、日本株も連れ高となりました。

日本株は前週、1,000円近く下げていましたが、先週はそれ以上に上昇し、往って来いのような形で前週の下げ分を取り戻しています。5日には、米上下院が予算決議をそれぞれ可決したことから経済対策成立に向けて前進したと考えられ、買われる動きとなりました。

5日には1月の米雇用統計も発表されましたが、非農業部門の雇用者数は前月比49,000人増と市場予想(5万人増)に届きませんでした。しかし、市場ではこの結果、追加経済対策が施されるとの見込みで好材料と捉えられています。

今週の動きはどうなるでしょうか。5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比92ドル38セント高の31,148ドル24セントで終えています。日本株も週初から連れ高になることが期待されます。

米株は悪材料が出ても株価が上がるといった状況です。投資家が「買いたい」材料を探しているように思えます。引き続き、国内外ともに株高傾向はしばらく続きそうです。

国内では新型コロナウイルスの感染者数が高止まりしています。東京五輪の開催も不透明なところにきて、組織委員会の森喜朗会長による女性差別的発言も批判されています。森氏は謝罪したものの、むしろ海外にも飛び火して批判が拡大。混乱が長引くと菅政権への批判にもつながりかねないため、注意が必要です。

一方で、国内では主要企業の10~12月期決算が相次いで発表されています。業績を上方修正する企業も多いことから、好業績の企業を中心に個別銘柄を物色するような戦略がいいでしょう。

約2カ月ぶりに25日線を割り込むが、すぐに回復

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週末には長い陰線となり、25日移動平均線を割り込んでいました。25日線を下回るのは12月下旬以来、ほぼ2カ月ぶりです。

ここから、25日線で上値を抑えられるようであれば、少し警戒が必要なところでした。ところが、先週初に大きな陽線となると、そのまま陽線が続いて、前週の下げ分を一気に回復してしまいました。25日線も回復しています。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。10月の下旬から長い上昇トレンドが続いています。前週の下落が続けば、この上昇トレンドが崩れるところでしたが、けっきょくは上昇一服に終わりました。押し目買いを狙っていた人には絶好の機会になったのではないでしょうか。

今後も目線を上に、「買い」で積極的についていきたいところです。上値メドは、1月14日の高値(28,979円)や、心理的節目となる3万円になります。

パターンとしては大きく2つ、今週初にすぐに上抜けて3万円に達してしまう場合と、29,000円付近で上値を抑えられ、もみ合う場合です。

ただし、チャートの形は「買いたい」投資家が多いことを示しています。若干の調整があってもホールドまたは買い増しのスタンスでもいいのではないでしょうか。再上昇の可能性は高いでしょう。

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