ソニー、電気自動車のコンセプトモデル「VISION-S」を国内初公開
LIMO / 2021年3月31日 12時35分
ソニー、電気自動車のコンセプトモデル「VISION-S」を国内初公開
車内外に計40個のCMOSセンサーを搭載
ソニーは3月28日、東京都世田谷区の商業施設「FUTAKO TAMAGAWA rise(二子玉川ライズ)」で開催されたイベントで、開発中の電気自動車(EV)コンセプトモデル「VISION-S」の試作車両を国内で初めて一般公開した。
イベントではドローンやaiboも展示
本イベント「EV:LIFE FUTAKOTAMAGAWA」は、自動車専門誌『LE VOLANT(ル・ボラン)』が自動車メーカー各社のEVを一堂に集めて開催し、ソニーのVISION-Sのほかに、テスラやジャガーなどのEVも展示された。
ソニーは、VISION-Sのほかに、2021年に事業化を予定しているドローン「Airpeak」の機体を初公開したほか、犬型の自律型エンターテインメントロボット「aibo」も展示し、推進するAIロボティクス事業の取り組みを包括的に紹介した。
ソニーのセンシング技術を多数搭載
VISION-Sは、モビリティーの進化への貢献を目標に開発を進めている、走行可能な試作車両。2020年1月に開催された世界最大の家電見本市「CES2020」で初めて公開され、大きな注目を集めた。
ソニー製の車載向けCMOSイメージセンサーを中心に、車内外に搭載合計40個のセンサーを搭載しており、走行時の周囲360度の安全などを常時センシングする。
車室内ではToF(Time of Flight)カメラセンサーがドライバーの状態をモニタリングするほか、ノイズの多い状況下でもドライバーの発話意図を確実に汲んでコンテンツ表示やナビ操作ができるリップリーディング・システムの開発も目指している。
市販の予定はないが、公道走行テストを開始
ソニーは現在のところ、VISION-Sはプロトタイプであり、市販の予定はないとしている。
CES2020で展示された後、VISION-Sはオーストリアのグラーツにある開発拠点へ輸送され、Magna Steyrをはじめとしたパートナー各社とともに公道走行実験を目指した開発を推進。20年7月に東京へ輸送され、センシングやオーディオ技術のさらなる深化に向けた研究開発を進めた。
また、20年11月には、技術検証のため、ソニーおよびパートナーのエンジニアの協力のもと、オーストリアで公道走行テストを開始。21年1月に開催された「CES2021」では公道でテスト走行する映像が初めて公開された。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日産がゴツすぎる「超本格SUV」を実車公開! ワイドボディ&極太タイヤの「爆タフ仕様」が凄い! 謎の「キズだらけボディ」の理由とは
くるまのニュース / 2024年4月6日 20時10分
-
アニメ『ハイスピードエトワール』とコラボしたレーシングチームが発足!
マイナビニュース / 2024年4月2日 18時31分
-
EVコンセプトからカーボンファイバー製の自転車まで、様々なゼロエミッション車両を展示…E-Tokyo Festival 2024
レスポンス / 2024年4月1日 17時35分
-
3つの理由でEV撤退したアップル “急ハンドル”で注力する「新たなビジネス」は何か
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年3月30日 6時30分
-
ホンダ新型「アコード」万人に受けるセダンだった 乗ってわかったシーンを問わない万能さに驚く
東洋経済オンライン / 2024年3月27日 13時0分
ランキング
-
1「大事な大事な退職金2,000万円が“NISA”でみるみる溶けた。」年金月20万円の65歳元サラリーマン、老後計画崩壊で大後悔…「もう、生きていけない」【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月24日 11時45分
-
2「東大理3受かった子」に共通する"意外な性格" 日本イチ頭いい子供たちはどう勉強している?
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 5時40分
-
3わずか2年半で消えた「幻のJR新型特急」とは 裏目に出た高性能
乗りものニュース / 2024年4月24日 9時42分
-
4「世界の猫を喜ばす」会社は、なぜ日本中の嫌われ者となったのか…いなば食品の炎上が止まらない根本原因
プレジデントオンライン / 2024年4月24日 9時15分
-
5IHI、エンジン燃費改ざん 4千台超、80年代からか
共同通信 / 2024年4月24日 23時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください