「コロナで普及したスマホ決済」の利用率はいくらか

新型コロナウイルスの影響で私たちの生活で変化したことは多くあります。外出時のマスクの着用、ソーシャルディスタンス、3密を避けた行動を心がけるなど、日頃意識して生活している人も多いのではないでしょうか。

日々のお買い物でも変化したことがあります。まとめ買いをして回数を減らすことが推奨されたり、レジへ並ぶ時もソーシャルディスタンスを意識して並んだりと、変化したことをあげると数多くあります。

「現金」へ直接触れることによる懸念からキャッシュレスが普及し、この機会に導入した人も多いのではないでしょうか。

今回はJCBが2021年02月18日に公開した「クレジットカードに関する総合調査」2020年度版をもとに、スマホ決済の保有率や利用率について紹介していきます。

スマホ決済の利用率は51.6％

2021年02月18日にJCBが公開した、「クレジットカードに関する総合調査」2020年度版によると、スマホ決済の保有率は56.5％で利用率は51.6％であることがわかりました。

続いて、スマホ決済保有率と利用率についてデータを詳しくみていきましょう。

スマホ決済保有率

2019年と2020年のスマホ決済保有率を男女別にみていきましょう。

2019年

全体：42.9％

男性

20代：53.2％

30代：55.1％

40代：50.0％

50代：42.2％

60代：36.0％

女性

20代：57.8％

30代：43.8％

40代：37.8％

50代：33.4％

60代：20.7％

2020年

全体：56.5％

男性

20代：66.6％

30代：69.2％

40代：58.5％

50代：58.3％

60代：47.4％

女性

20代：61.7％

30代：62.0％

40代：49.3％

50代：48.9％

60代：41.4％

スマホ決済保有率は、2019年と2020年を比較すると、2020年の方が高くなっている傾向にあります。また特に20代や30代の保有率が60%を超えており、若い世代ほど保有している割合が高い傾向にあります。男性と女性を比較するとやや男性の方が保有率は高い傾向にあります。

スマホ決済利用率

2019年と2020年のスマホ決済利用率を男女別にみていきましょう。

2019年

全体：33.8％

男性

20代：46.6％

30代：45.3％

40代：40.9％

50代：31.3％

60代：25.4％

女性

20代：45.4％

30代：34.9％

40代：31.1％

50代：24.4％

60代：13.9％

2020年

全体：51.6％

男性

20代：61.8％

30代：64.4％

40代：54.9％

50代：54.0％

60代：40.3％

女性

20代：57.4％

30代：56.5％

40代：45.1％

50代：45.4％　

60代：34.8％

スマホ決済利用率は、2019年と2020年を比較すると、2020年の方が高くなっている傾向にあります。男性と女性を比較すると、男性の方がやや高い傾向にあり20代、30代の利用率が高くなっています。

まとめにかえて

021年02月18日にJCBが公開した、「クレジットカードに関する総合調査」2020年度版によると、スマホ決済の保有率は56.5％で利用率は51.6％であることがわかります。

また保有率、利用率共に2020年の方が高くなっており普及が進んでいることがわかります。

20代や30代の男性への普及率が高くなってきており、6割を超える数値となっていることがわかりました。少しでも参考になれば幸いです。

参考資料

JCB、「クレジットカードに関する総合調査」2020年度版の調査結果を発表（https://www.global.jcb/ja/press/2021/202102181200_others.html）