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日経平均は28,000円を挟んで乱高下、気になる先週のビットコイン急落

LIMO / 2021年5月24日 8時5分

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日経平均は28,000円を挟んで乱高下、気になる先週のビットコイン急落

【日経平均株価】テクニカル分析 2021年5月23日

日経平均は米株やビットコインの動きに連られて振られる

2021年5月21日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より219円58銭高の28,317円83銭でした。前日に米株式相場が上昇したことを受けて日本株も買われました。

先週は暗号資産(仮想通貨)の動向に国内外の株式相場が振られました。まず、中国政府がビットコインに関する規制を強化する方針を発表したことから、価格が一時、約3割下落しました。

また米政府は20日、1万ドル(約109万円)を超える仮想通貨の送金について内国歳入庁(IRS)に報告を義務付けると発表。脱税やマネーロンダリング(資金洗浄)の監視を強化する狙いがあるようです。なお、急落したビットコインはいったん値を戻したものの、週末にまた下降しています。

今週の動きはどうなるでしょうか。21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比123ドル69セント高の34,207ドル84セントで終えています。週初から日本株も底堅い動きになることが期待されます。

ただ、その後は不安定な動きになるかもしれません。米株、日本株はともに、株高傾向が続いている一方で、さまざまなことがきっかけとなって急に下落するような動きが続き、足元では乱高下となっています。一方で、ある程度下がると押し目買いも入りやすくなっています。

一つ不安なのは、そろそろ米連邦準備理事会(FRB)が資産購入の縮小(テーパリング)を行うのではないかという点です。金融緩和から引き締めに移ると投資家の心理が後退し、株価が下落することになります。

また注意すべきは、暗号資産の値動きは株価に先行するということです。先週のビットコインの下落が、株式相場の先行きを示しているという声もあります。

国内では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかっていません。東京都や大阪府などへの緊急事態宣言は31日に期限を迎えますが、さらに延長される可能性もあります。今週、延長が発表された場合、影響を受ける業種業態を中心に売られることも予想されます。

直近の下値サポートラインが、上値レジスタンスラインに

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週は大きな陰線が3日続き、25日線だけでなく75日線も割り込みましたが、27,000円台前半で下げ止まりました。

先週は、ここから反発できるかどうかがポイントでした。実際には、陰線と陽線が1日ごとに繰り返すようなもみ合いとなっています。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。チャートの形はよくありません。25日線が75日線を上から下に抜けるデッドクロスが形成されています。

また、これまで28,300円~28,700円付近が下値サポートラインとして機能していましたが、前週にここを割ると、現在はむしろ、このあたりで上値を押さえられています。サポートラインがレジスタンスラインに替わったわけです。

その点では、今週以降、このラインを回復できるかどうかがポイントになります。

ただ、短期的には下降トレンドラインが形成されていますが、28,000円を割り込むと押し目買いも入るようになっています。しばらくは27,500円~28,500円の間でもみ合いになるかもしれません。

その後、ここを上に抜けるようであれば、25日線、75日線が当面の目標になります。判断が難しいようであれば、25日線を回復するあたりまでは様子見のスタンスで臨むのがいいでしょう。

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