【イチゴの育て方】秋に植えて春に収穫!栽培の基本とコツ
LIMO / 2021年10月21日 19時45分
【イチゴの育て方】秋に植えて春に収穫!栽培の基本とコツ
かわいくて甘酸っぱい実がなることで、家庭菜園でも人気のイチゴ。
おいしく育てるには少しコツが必要ですが、ポイントを押さえれば初心者でも大丈夫です。
イチゴ栽培にチャレンジするなら、実が大きくおいしく育ちやすい秋植えがおすすめ。今回は、初心者でもおいしく育てられるイチゴの育て方、栽培の基本やイチゴが甘くなるコツについて解説します。
【関連記事】今が植えどき!イチゴの育て方、プランター栽培で来年収穫できる(https://limo.media/articles/-/25489)
イチゴの種類
イチゴには大きく分けて、四季なり品種と一季なり品種があります。
四季成りと一季なりの違いは収穫時期の違いです。一季なりは旬の時期(5~6月)に収穫できるイチゴです。四季なりのイチゴは寒い時期以外は年中花が咲き、おもに初夏から初冬まで長く収穫できるのが特徴です。
四季なりイチゴを上手に育てるには、知識と経験、手間が必要で難易度も高め。初めてを育てる人には、いちごの旬に実が収穫できる一季なり品種をおすすめします。
イチゴの育て方、栽培の基本
今回は、基本的な一季なりイチゴの育て方を解説していきます。
イチゴ栽培に適した土づくり
イチゴの苗を植え付ける前に、生育に適した土壌を準備しましょう。
プランターの場合
市販の野菜用培養土を使うと手軽です。イチゴ専用の土も販売されていますので、使ってみるのもいいですね。
深さが20センチ程度で土が10リットルほど入るプランターや鉢なら、3株くらいの植え付けが目安。独特の形をしたイチゴ専用のストロベリーポットもかわいいですよ。使ってみるのもいいでしょう。
地植えの場合
植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜ込みます。量の目安は1㎡あたり100gです。さらに1週間後に完熟堆肥を3kg、有機肥料を100gほど施し、全体によく混ぜ込みます。
イチゴの根が肥料に直接触れると、傷んでしまうので気を付けましょう。
植え付け
イチゴはランナー(親株から出ているつるのようなもの)とは反対側に花を咲かせ実をつけます。そのため、実がなる方を手前にして植えるなど、苗の向きに気を付けて植え付けます。
イチゴの根本にはクラウンと呼ばれる、葉の付け根にあたる膨らんだ部分があります。このクラウンが土に埋まっていると実がつきません。必ずクラウンが土に埋まらないよう、地上に出して植えるようにしましょう。
追肥
イチゴは基本的に、追肥に必要はありません。春先に葉の色が黄色などに変色している場合には、有機肥料を株もとに10gほど施肥しましょう。
水やり
地植えの場合は基本的に必要ありません。雨が水やりの代わりになってくれます。
プランター栽培の場合は、土の表面が乾いたら水をあげましょう。
冬越しの準備
イチゴは一般的には寒さに強く、寒さに当たることで春に花が良く咲くようになります。必要以上に防寒をしないようにしましょう。マイナス5度程度までなら特に対策をしなくても大丈夫ですよ。
雪が降るような地域では防雪は必要です。「ホットキャップ」といって、苗用のテントのような形状の防寒用具が販売されています。手作りしている人もいますので、このような用具を適切に使って、雪対策をしましょう。
受粉をして実付きをよくする
3月頃になると、イチゴの花が咲き始めます。プランター栽培の場合は、筆や耳かきの梵天などやわらかい素材の道具を使って受粉をおこないます。
優しく均一に、しっかりと花粉が行き渡るよう、まんべんなくなでるのがコツ。気温が15~25℃のときにおこなうとよいでしょう。
受粉後、40~50日程度でイチゴを収穫できるようになります。
イチゴを甘く育てるコツ
それでは、イチゴの実をより甘くするための管理のコツを紹介します。
日当たりの良いところで育てる
日照時間が長く、日当たりのいい場所で育てたイチゴは生育も良く実も甘くなります。
プランター栽培の場合、春先になったらより日当たりが良く暖かい場所に移動しましょう。日照時間が少ない場合も、プランターなら移動もしやすく、日照を確保することができます。
乾燥には弱いので、土が乾いたら水をたっぷりとあげることを忘れずに。
葉はできるだけ残す
イチゴの葉は少なくとも8枚は残して育てましょう。株の勢いが強い時はさらに多くの葉が必要になります。葉を多く残すことで栄養が実に届きやすくなります。
ランナーを取る
イチゴの株もとから出てくるランナーが伸びてきたら、つけ根からハサミで切り取りましょう。このようにすれば、養分が実に行きやすくなります。
結果的に実が大きくなり甘いイチゴに成長しやすくなります。
まとめにかえて
一見難しいイメージをもたれがちですが、イチゴ栽培は初心者でも大丈夫です。
日当たりのいい場所で、日々状態をよく観察して育てれば、美味しい実が楽しめます。可愛い花もたくさん咲き、ガーデニングとしても楽しめるイチゴを、この秋育ててみませんか?
参考資料
園芸通信 「初心者向け!イチゴの栽培方法・育て方のコツ」サカタのタネ(https://sakata-tsushin.com/yomimono/tokushu/20170713_006427.html)
関連記事
【家庭菜園】秋から育てるハーブ、初心者向けオススメ4選(https://limo.media/articles/-/25512)
初心者でも育てやすい!オススメ観葉植物8選、インテリアがおしゃれに(https://limo.media/articles/-/25468)
【観葉植物】吊るしておしゃれに!ハンギングプランツの基本、飾り方のコツ(https://limo.media/articles/-/25497)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ディルシードを撒いたらディルが生えてきた…目からウロコのスパイス自家栽培法が話題に
よろず~ニュース / 2024年12月2日 12時10分
-
【異変】クリスマスケーキに物価高や猛暑の影響 カカオ豆の記録的不作でチョコの価格が1.7倍に イチゴは生育に遅れ 福岡
FBS福岡放送ニュース / 2024年11月27日 18時42分
-
傘袋に金時にんじん植えてみた→5カ月後「すげえ!」驚愕の育ちっぷり ネット「傘袋買いに行ってくるわ」
よろず~ニュース / 2024年11月24日 7時50分
-
圧巻のバラの庭!春夏秋冬で楽しむ品種選びとDIYのセンスに学ぶ
ハルメク365 / 2024年11月21日 11時50分
-
家庭菜園のジャガイモ、どう植え付けたらいい? 7通りの方法を試した結果…… 米
ねとらぼ / 2024年11月11日 12時20分
ランキング
-
1お金のない日本人を「4時間8000円」で行列に並ばせる…日本で暗躍する"中国人転売ヤー"の知られざる実態
プレジデントオンライン / 2024年12月8日 16時15分
-
2【賛否】みそ汁に「ジャガイモ」「ひじき」アリorナシ? 論争呼ぶ「みそ汁の具材」SNSで“好みの違い”白熱
オトナンサー / 2024年12月8日 22時10分
-
3NTTドコモとauで通信品質に違いが出た2つの理由…ドコモユーザーは今すぐ他社へ乗り換えるべきなのか?
オールアバウト / 2024年12月8日 21時15分
-
460代までに知っておくべき!血管の詰まりを予防する「7つの生活習慣」【医師監修】
ハルメク365 / 2024年12月8日 18時50分
-
5悠仁さまに東大以外の「有力な選択肢」が浮上…秋篠宮さまご夫妻が頑なに「学習院」を避ける裏事情
プレジデントオンライン / 2024年12月9日 6時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください