車のDIY工具12選。始めるのに必要な初心者セットから上級者向きアイテムまで

現在は感染状況がだいぶ落ち着いていますが、コロナ禍では密を避けて自家用車で出かけることが増えたのではないでしょうか。また、巣ごもりでDIYを始めたというケースでは、自宅内だけでなくマイカーのDIYをしているという話も聞こえてきます。

もう数十年前の話ではありますが、マイカーの整備は自宅でお父さんがやっていた家庭も少なくありませんでした。自分でできることは自分でやるというかつての暮らし方が、DIYという形で令和の時代に復活しつつあるのかもしれません。

そこで本記事では、車のDIYを始めたいという場合に揃えておきたい道具を12種ご紹介します。

最低限必要なのは入門用工具たち

まずはDIYデビューするために揃えておきたい道具をご紹介します。入門編として揃えておくと無難だと思われるアイテムです。

工具セット

まずは車いじりに必須の工具セットを用意しましょう。最低限用意しておきたいのがドライバーとめがねレンチ、スパナがセットになっているものです。ホームセンターなどで数千円から買えますので揃えておきましょう。

ジャッキ、クロスレンチ、トルクレンチ

タイヤの履き替えを自分自身で行うには車載の工具でも事足りますが、最近の車はオプション扱いとなっていることも多いため、最低でもジャッキとクロスレンチは購入しましょう。

これに加えてナットの締め付けトルクを確認するトルクレンチを買っておけば、タイヤ交換は自分自身でもできるようになります。

内張りはがし、電工ペンチ

ドライブレコーダーやカーナビの取り付けに挑戦したいという方は、車の内装を取り外す時に役立つツール、内張りはがしを購入しましょう。また、配線の加工をするために被覆を剥がすのに活躍する電工ペンチもあると便利です。

本格的な作業をするならコレを用意しよう

前述した入門工具での作業に慣れたら、道具を少しグレードアップしてみてはいかがでしょうか。ここでは、あると便利な本格作業向けの工具をリストアップします。

電動工具

細かいネジやナットをいくつも付けたり外したりするのは大変ですが、このネジ外しの工具を電動にすることで作業効率が格段に上がります。

また、タイヤ交換の時に使用するクロスレンチだと力を入れるのが大変なので、電動インパクトを購入するのもいいでしょう。

油圧ジャッキ、リジットラック（ウマ）

車載のパンタグラフジャッキだと車のジャッキアップをするだけでも一苦労なので、ジャッキをグレードアップしてみましょう。

ガレージジャッキと呼ばれる工具はサイズが大きめになりますが、これを利用することでフロント2輪、リヤ2輪というように一気にジャッキアップすることができます。

ガレージジャッキを使ってジャッキアップする際には、万が一の事故に備えて車を支えるウマと呼ばれる道具も購入しておきましょう。

検電テスター

電装関係のDIYをするようになると、どの配線に電気が流れているかを確認するためのツールが必要となるケースが出てくることでしょう。

そういった際には、テスターを利用することでイグニッション電源や常時電源といった信号を流す配線を探すことができます。オーディオ関連やETCの取り付けなどで活躍するはずです。

さらに極めたい人向けのDIYグッズは？

最後はかなり玄人向けとなりますが、さらに作業効率が上がる道具を紹介します。あくまでも参考程度に見ていただけたらと思います。

リフト

DIYをこえた本格的な整備を自宅でする場合に役立つであろう道具がリフトです。整備工場にあるような二柱式のリフトだと値段も高く取り付けの手間もかかりますが、クイックジャッキと呼ばれる置き型のリフトも売られています。

ジャッキアップできる高さはそれほどではありませんが、家庭でも本格的に作業ができるようになるはずです。

コンプレッサー

車の外装の補修やエアロパーツの塗装をする際に、コンプレッサーとガンを使えばプロ並みの塗装ができるかもしれません。また、コンプレッサーがあれば塗装以外の用途としてエアツールなども使用できるようになります。

おわりに

今回は入門用から上級者向きまでの道具を紹介しました。ご自身のレベル感に合わせて必要な道具をリストアップし、DIYができる環境を整えていってはいかがでしょうか。