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「貯蓄額」の都道府県別ランキング!2位は東京、1位は?

LIMO / 2022年1月14日 5時55分

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「貯蓄額」の都道府県別ランキング!2位は東京、1位は?

1月も半ばをすぎると、新年に立てた目標を忘れかけている方がいるかもしれません。1月は何かを始めるのに絶好のタイミングなので、モチベーションはしっかり保ちたいところです。

今回は、都道府県別の貯蓄ランキングをご紹介します。「お金」に関する目標を忘れかけていた方も、特に目標を考えていなかった方も、ぜひ「貯蓄目標」の参考にしてみてください。

実は、日本経済の中心地である東京を抑えて、1位になった都道府県があります。さっそく見ていきましょう。

平均貯蓄額ランキング(都道府県別)

総務省の「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯2020年4~6月期」(都市階級・地方・都道府県庁所在市別)によると、全国の貯蓄額平均は1954万円でした。都道府県ごとのランキングは次のとおりです。

【図表】県庁所在地の貯蓄や負債は?

【出典】総務省「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯(2020年4~6月期)」

東京を抑えて1位になったのは、奈良県でした。実はこれまでにも1位になったことがあり、年収が低くても消費者物価地域差指数が低いことから、貯蓄がしやすい傾向にあるようです。

全国平均の1954万円を超えるのは11都府県のみ。また1位の奈良県(2802万円)と47位の沖縄県(1071万円)では、1731万円もの差があります。平均年収は1.3倍ほどしか変わらないので、一概に年収の違いとは言えません。

ただし、沖縄の平均負債額は234万円と、全国で1番少ないです。そのため貯蓄から負債を引いた純貯蓄額で見ると、沖縄より少ないところが17府県もあります。

年収が低めでも貯蓄が優秀な都道府県は3つ

ここでは、年収が平均(636万円)以下にも関わらず、貯蓄額が平均(1954万円)を上回る都道府県をご紹介します。

京都府

年収:586万円

貯蓄額:2373万円

負債額:625万円

徳島県

年収:593万円

貯蓄額:2353万円

負債額:525万円

奈良県

年収:604万円

貯蓄額:2802万円

負債額:538万円

1位の奈良県も、実は年収が平均を下回ります。それでも貯蓄がしっかりできているのは、やりくり上手な県民性が現れていますね。もちろん「親から資産が受け継がれやすい」、「物価が安い」などの要素も大きいです。次の章で、貯蓄がしやすい理由を深堀りしていきましょう。

年収に依存しない貯蓄のポイントは?

奈良県を見てみると、もともと少ない負債額のうち、「住宅・土地のための負債」は393万円でした。全国平均が506万円なので、突出して少ないことがわかります。京都は地価が高いことも関係して566万円ですが、徳島県は469万円で全国平均より低いです。

堅実なローン設定が貯蓄額に影響すると考えられます。

また総務省の「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯2021年4~6月期」(都市階級・地方・都道府県庁所在市別)でエンゲル係数を確認すると、こちらも京都以外の2県は全国平均を下回る結果となりました。

全国平均:27.5%

京都府:31.1%

徳島県:25.8%

奈良県:27.1%

単純に親からの資産だけでなく、このようなやりくり上手な面も貯蓄額に影響するといえるでしょう。

年収にこだわらない「貯蓄術」

都道府県別のランキング、さらには負債や支出の実情を紐解いてみると、必ずしも年収と貯蓄額は一致しないことがわかりました。

もちろん、転職や副業で年収自体をアップさせるのも有効な手段です。チャレンジしたい気持ちと環境が整っているなら、挑戦してみるのもひとつでしょう。

しかし様々な制約で年収アップが難しい場合は、上位の都道府県を参考に、住宅ローンの見直しやエンゲル係数の削減に目を向けてみると有効です。王道の手段ではありますが、こうしてデータとして現れると一層モチベーションが高まるものです。

ある程度貯蓄額が増えれば、今度は資産運用にもチャレンジしやすくなります。少額から始められるつみたてNISAやiDeCoなども、余裕資金がないとなかなか踏み出せませんよね。貯蓄額を増やせば、選択肢もどんどん広がります。

まだまだ始まったばかりの2022年。このまま勢いをつけて、貯蓄目標を達成していきたいですね。

参考資料

総務省「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯2021年4~6月期」(都市階級・地方・都道府県庁所在市別)(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=2&year=20210&month=12040600&tclass1=000000330007&tclass2=000000330008&tclass3=000000330009&result_back=1&cycle_facet=tclass1%3Atclass2%3Atclass3%3Acycle&tclass4val=0)

総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」(1世帯当たり1か月間の収入と支出)(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20200&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330004&tclass3=000000330005&result_back=1&tclass4val=0)

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