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オリックスの株式、優待目当てであっても買う前に知らないとまずい「株価動かす3大リスク」とは

LIMO / 2022年4月21日 6時15分

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オリックスの株式、優待目当てであっても買う前に知らないとまずい「株価動かす3大リスク」とは

春を迎え、新生活が始まる中、株式投資に興味を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

株式投資は資産運用のひとつですが、いくら得する・損するのかわからないというリスクもあります。

とりわけ、リターンに大きく影響を与えるのが、株価の変動です。

今回は株主優待も実施しているオリックス(8591)について、株価を動かす3大リスクを紹介します。

オリックスの株価推移

出所:オリックス株式会社 公式ウェブサイト

 

1. オリックスの株価を動かすリスク①「信用リスク」

オリックスは「与信先のデフォルト、もしくは信用状態の悪化に伴う、債権回収の不確実性」を信用リスクと定義しています。

平たく言えば「お金を貸している先の経営が悪化した時、返済してもらえるかどうかが不確実である」ということを指します。

オリックスはファイナンス・リースと営業貸付金に対して、会計上、信用損失引当金を計上しています。

オリックスが事業を行っている国内外の経済環境が悪化した場合、もしくは特定の業界や市況、顧客の業績が悪化した場合、現在の信用損失引当金では不十分となり、追加繰入が必要となる可能性があります。

このような場合、オリックスの事業活動や財政状態、経営成績に不利な影響が及ぶ可能性があります。

2. オリックスの株価を動かすリスク②「事業拡大やM&Aなどの不確実性による影響」

オリックスは事業拡大やM&Aなどを積極的に進める会社です。

動きが活発な分、新たなリスクや複雑化したリスクに直面した場合、これらのリスクに十分に対応できず、予期しない多額の費用が発生する可能性があります。

また、事業や事業機会が想定通り拡大しない場合や、他社との競争により収益性が損なわれる場合などは、期待した結果を得られない可能性もあります。

とりわけ、M&Aなどは失敗すると、財務上の損失を被るだけではなく、将来の事業機会を失う、または当初想定した時期や価格で売却できないなどの可能性もあります。

また、投資先の財政状態が悪化した場合、信用補完や追加投資などの財政支援が必要となる可能性もあります。

3. オリックスの株価を動かすリスク③「金利相場の変動による影響」

オリックスの事業は、国内外の金利変動リスクにさらされています。

金利の急激な上昇もしくは上昇懸念時には、資金調達コストが上昇する一方で、ファイナンス・リースと営業貸付金などの新規取引において、市場金利の上昇に見合うリース料や貸付金利の引き上げを実現できない可能性があります。

貸付金利が変動金利の場合、金利の上昇時には同貸付に対する顧客の支払負担が増加し、顧客の支払能力や財政状態に悪影響が及ぶ可能性がある一方、金利の低下時には、営業貸付金の早期弁済等が促進され、オリックスグループの資産が減少する可能性もあります。

4. まとめにかえて

いかがだったでしょうか。

配当や優待を目当てに株を買ったとしても、株価が大きく動けばリターンも変わります。

オリックスへの投資を考える際は、今回ご紹介したリスクに気を配ることも考えてみてはどうでしょうか。

参考資料

オリックス株式会社 投資家情報(https://www.orix.co.jp/grp/company/ir/)

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