【食品値上げ】今日からできるシンプル節約術5選
LIMO / 2022年4月29日 17時50分
【食品値上げ】今日からできるシンプル節約術5選
食費を1割節約して得られる効果とは
2022年に入り、原油価格の高騰などにより、食品、日用品、電気、ガソリンなどが値上げとなりました。
すべて家計費に直結するものばかり。「アタマが痛い…」なんて声も聞こえてきそうです。今回は、その中でも食品値上げにフォーカスし、今日からできるシンプルですが効果のある節約術を紹介します。
まずは総務省統計局のデータで1ヵ月あたりの平均食費を確認してみよう
2021年10~12月の総務省統計局で行われた家計調査報告書によると、外食を含めた1ヵ月あたりの平均食費は、単身世帯が約4万6677円、2人以上の世帯が8万5850円という結果になっています。
食費には、野菜や果物、お肉や魚など一般的にイメージする食材、お米やパンなど主食となるもの、調味料、嗜好品(お酒、コーヒー、お茶、お菓子)、外食など、様々なものが含まれます。
個々の家庭ごとに、上記の数値とは違いがあるかもしれません。あくまでも目安として捉えてみてください。
食費を1割節約して得られる結果
食べることは、健康な身体をつくるためには欠かせないことです。また、食べることで幸福感、満足感なども得られますので、心の健康という点でも大きな割合を占めています。
食費の節約というと、楽しみを奪う感じがして気が進まないなと思うかもしれません。まずはあまり難しく考えず、1ヵ月にかかる食費の1割ほどを減らすことを目標にしてみてはいかがでしょう。
実際にどのくらい節約できるかを、先述した家計調査報告書の数値を使い、以下にまとめます。
家計調査報告書の平均食費を1割節約した際の結果
上記の表より、1ヵ月あたり1割ほど食費の節約を続けるだけで、減らせる食費は年間で5~10万円もあります。トライしてみる価値はあるのではないでしょうか。
食費のシンプル節約術5選
ここからは、食費を1月に1割ほど節約する際、何をどのように節約すればよいかヒントとなる事柄を紹介します。
シンプル節約術その1:1週間分の予算を決める
食費が1ヵ月にどのくらいかざっくりと把握しましょう。食費には、お酒代、スターバックスなどのコーヒー代、外食代も忘れず含めておきます。以下の計算式に当てはめ、1週間分の予算を決めましょう。
1週間分の食費予算(1割節約の場合)=(1ヵ月分にかかる食費×0.9)÷4
1割減の予算で区切ると、優先順位の高いモノから食材を選ぶことにつながります。
シンプル節約術その2:買い物に行く回数を減らす
なかなか食費が減らないと思ったら、買い物に行く回数を極力減らしましょう。買い物の回数が多いと、その時々の売り出し商品を、必要もないのにアレコレ買ってしまうことになりかねません。
できれば買い物に行く回数を週に1~2回までに決め、スーパー・曜日も決めておきましょう。スーパー独自のクレジットカードやQRコード決済などを利用すれば、ポイントがまとまって付与され、節約につながります。
買い物に行く前は冷蔵庫をチェックし、不足しているものをリスト化しておきましょう。そうすれば、買い忘れが起こりません。まだある食材も確認でき、ムダな食材の買いすぎを防げます。
結果的に、食材を余らせて廃棄することがなくなります。
シンプル節約術その3:外食を減らす・マイボトルを持ち歩く
食費が膨らみがちと悩んでいるご家庭の場合、外食が多いのかもしれません。家族で揃って外食するとなると、まとまった出費となってしまいます。もし、ウチはひんぱんに外食していると感じるようなら、週に1回だけ、月に1回だけというように、回数を決めるようにしましょう。
また、スタバやコンビニでコーヒーなど飲み物を買う人は、マイボトルを持つようにすると、節約につながります。
シンプル節約術その4:缶詰、冷凍食品、真空パックなどを活用する
野菜や果物を買っても、使い切らずにムダにすることがあります。そんなときは、保存が効く冷凍食品や真空パックのものを活用してみるとよいでしょう。
冷凍食品や真空パックの野菜などは、その都度使いたい量だけ使えて経済的です。トウモロコシ、さやえんどう、ニンジン、ブロッコリー、サトイモなどバラエティに富んだ品ぞろえが魅力です。
缶詰は、サバ、さんま、イワシなどの青魚を加工したものが多く、みそ煮、水煮、アヒージョ風など、味付けもいろいろあります。またシーチキンなどは、いろんな料理に活用できる便利アイテムです。
冷凍食品は下処理が終わっているモノもありますし、缶詰やそのまま食べられます。両方をうまく活用すれば、食品ロスを防げたり、料理の時間と手間も省けたりします。
シンプル節約術その5:嗜好品(お酒、コーヒー、お茶、お菓子)の買い方を工夫する
嗜好品(お酒、コーヒー、お茶、お菓子)は息抜きに必要ですが、ついムダに買ってしまいがちです。1回に1000円以内にする、月に1回一番欲しいモノだけ買うなど、自分なりのルールを設け、その範囲で楽しむようにしましょう。
まとめ
スーパーに行くと、いろんな食品が値上がりしています。また、野菜、果物は、天候などが影響し値上がりすることもあり、これからの季節は特に気になります。
家計にとって、食材の値上げは、痛手ですが、予算を決め、買い方をルール化するなど工夫すれば、節約できるはずです。まずは、できることからはじめてみましょう。
参考資料
統計局「家計調査報告」(https://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html)
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