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小学生の親は必見!「子どもを英語嫌いにさせない」いまのうちにやっておくべき5つのこと

LIMO / 2022年7月9日 16時45分

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小学生の親は必見!「子どもを英語嫌いにさせない」いまのうちにやっておくべき5つのこと

小学校から中学校に進学するにあたって心配なのは、新しく始まる「英語学習」のことではないでしょうか。

特に、中学校での英語学習は正確性が求められるようになり、内容も高度になります。

そこで今回は中学・高校で教鞭をとる英語教師が、中学校での英語学習を安心してスタートするために何を準備しておくべきかについて、お伝えします。

現役英語教師に聞いた!小学生のうちにやっておきたい「5つのこと」

中学・高校で教鞭をとるE先生は10年以上の英語指導歴を持つベテラン教師。E先生は「小学校と中学校の英語学習には大きな隔たりがある」とおっしゃっています。

小学校で既に英語に親しんでいるとはいえ、中学校のレベルとはかけ離れたもの。最初につまづいてしまうと、後で習うことが身についていかないというやっかいな問題も。

とはいえ、小学生のうちにある程度、英語への苦手意識を無くし基礎を築いておけば、スムーズに勉強を進めることができるそう。何をしておけばよいのか、さっそくみていきましょう。

アルファベットの大文字・小文字を正しく書けるようになる

Whyredphotographor/shutterstock.com

中学校に入ったらまずは、アルファベットの書き方から教わります。しかし残念ながら、1文字ずつ丁寧に教えてもらえる時間はありません。

アルファベットは書けるようになったものとして、すぐに授業が進み始めてしまうでしょう。

大文字・小文字を正しい形で正しい位置に書けるようになっておくだけで、中学校の最初につまずくことが避けられます。

特に小文字のbやd, g, q, yなどは勘違いしやすい文字。可能ならば4線ノートを使用して練習すると、g, q, yなどはバランスを意識して書けるようになるでしょう。

正確でキレイな字を書くことは英語に限らず大変重要なことです。小学生のうちから、文字は正確に丁寧に書くことを習慣にして、ノートに書く練習をしてみたり、アプリなどを活用して楽しく練習するのもよいでしょう。

英単語を言えるように練習する

英単語をいくつか言えるようになる練習もオススメします。ここで大切なのは「言えるようになること」よりも「言えるようになるために覚える訓練をすること」です。

覚えようとする動作を繰り返すことで、短期記憶能力を鍛えることができるからです。言語の学習には、短期記憶が必要不可欠です。

「英語を覚える」という訓練を重ねることで短期記憶の能力が高まります。あまり成果は求めずに、「覚えようとすること」に意味があると思って取り組んでみてください。

英和辞典に慣れ親しむ

中学校に入ってわからない単語に出会った時にどうすればよいか、それを体で覚えるために効果的なのが辞書です。特に最初は紙の辞書を使うとよいでしょう。

辞書をひく過程でアルファベットの順番も覚えられますし、調べている単語と関係のない情報も目に飛び込んでくるので、英語に興味がわく可能性があります。

Lisa Culton/shutterstock.com

調べる単語は何でも構いません。ゲームに出てくる言葉や、服や小物に印字された英単語など、日常の中に英語はあふれています。気になったものや好きなものを辞書で調べてみるとよいでしょう。

もしお子さん本人がやりたがらなかったら、大人が調べてみてください。子どもは大人の行動をとてもよく観察しているものです。「なるほど、こういう意味があるんだね!」と大人が発言するだけでも、辞書へのハードルがぐんと下がります。

調べた単語のページに付箋を貼っておくと、たくさん貼られた付箋を見て達成感も味わえるでしょう。

英語を嫌いにならない

上記すべてをお子さんに完璧にやらせようとすると、英語嫌いなお子さんが出てくるかもしれません。

実はこれがいちばん避けていただきたいことです。

中学に入って英語の教員が最初に直面する問題が、入学時点ですでに英語嫌いになってしまっている生徒への対応です。

「なんとなく嫌い」「なんとなく苦手な気がする」と思っている生徒に、英語の勉強を楽しいと思ってもらうのはとても難しいものです。

家庭では英語嫌いにならないよう、少しでもできたことがあったらたくさん褒めてあげてください。また、ゲーム好きなお子さんには、英語学習のアプリを活用して楽しく英語に触れさせることも有効でしょう。

ClassicVector/shutterstock.com

テレビや動画が好きなお子さんには、「英語で見るなら、あと◯◯分見ていいよ」と、『英語特別ルール』を作ってみるのも一案です。

日本語の本を読む

外国語の習得には母語の能力が欠かせません。日本語で意味のわからない文章が英語で理解できることはありませんし、論理的思考力は母語である日本語で培われます。

英語ができるようになりたければ、国語力を高めることが重要です。そして国語力の向上は、英語のみならず全ての科目で学習効果を発揮します。

できれば小学生のうちに、集中して日本語の本を読む時間を取ることをおすすめします。文字の練習、英単語の暗記練習、辞書を使ってみることを、短時間からスタートしてみるとよいでしょう。

英語を嫌いにならないことを意識しながら英語に触れる時間を増やし、日本語の本を読む習慣をつけることで、中学校生活をスタートすることができますよ。

まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。E先生が特に大事だとおっしゃるのは「国語力」。学習の総合的な力を形成する国語力は、英語学習にも活かされることがわかりますね。

言語学習では、暗記など覚えることから逃れることはできません。しかし普段からトレーニングをしていれば、覚えられる量や速さは徐々に向上します。

小学生のお子さんは日々の勉強にプラスして、少しずつ英語学習に慣れていくとよいかもしれません。

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