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キヤノンの「ヤ」はなぜ小さい「ャ」ではないのか

LIMO / 2018年5月11日 10時15分

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キヤノンの「ヤ」はなぜ小さい「ャ」ではないのか

知ると株式投資が楽しくなる「企業トリビア」

世界的カメラメーカーのCanonは、日本を代表する企業の1つです。このキヤノンの「ヤ」は、実は小さい「ャ」ではありません。社会人になってから、うっかり間違えて先輩に注意されたことのある人もいるのではないでしょうか。その理由について見てみましょう。

キヤノンの事業規模まとめ

キヤノンは、2018年12月期の連結業績予想で売上高が4.3兆円、営業利益が4,040億円、(当社株主に帰属する)当期純利益が2,800億円にも達する大企業です。

今年度は売上高で対前年比+5%増、営業利益は同+26%増、当期純利益は同+16%増と増収増益予想となっており、今後の業績動向が注目されます。

キヤノンのビジネスポートフォリオ

ところで、同社の事業はコンシューマーになじみ深いカメラを扱う「イメージングシステムビジネスユニット」セグメントだけではありません。

オフィス向け複合機をはじめとした「オフィス」セグメント、買収した事業を中心とする「メディカルシステムビジネスユニット」セグメント、そして「産業機器その他」セグメントもあり、B2CからB2Bまでを抱える事業ポートフォリオとなっています。

キヤノンの社名の由来

キヤノンは1933年、東京市麻布区六本木(現在の東京都港区六本木)に小型写真機の研究を目的とする「精機光学研究所」を開設したことに始まります。最初のカメラ試作機は「KWANON(カンノン)」と名付けられ、マークも千手観音をモチーフにしていました。

1935年には世界で通用するブランドということで「キヤノン(Canon)」を商標として出願。「キヤノン」の発音が「観音(カンノン)」の発音に似ているためにスムーズに名称変更が行われたということです。

「キヤノン」の「ヤ」が「ャ」でない理由

「キヤノン」の「ヤ」が大きい文字である理由を「観音」に由来すると考えている人も多いのではないでしょうか。ところが、実際は他の理由があったことが同社のホームページに書かれています。

なぜ「キャノン」ではなく「キヤノン」にしたかというと、全体の見た目の文字のバランスを考え、きれいに見えるようにしたからなのです。 「キャノン」では、「ャ」の上に空白が出来てしまい、穴が空いたように感じてしまうので、それを避けたのです。

(以上、同社ホームページより引用)

この話からはデザインを強く意識していることが分かります。Canonの「C」も非常に特徴的なデザインですが、日本語の表記にもこだわりを持っていたことが知れるエピソードです。

ー知って納得。企業トリビアは続くー

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