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イオンの社名の由来とは

LIMO / 2018年5月31日 10時20分

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イオンの社名の由来とは

株式投資が楽しくなる「企業トリビア」

日々の暮らしに欠かせない買い物にイオンを利用される方も多いと思います。そのイオン(AEON)、聞きなれた社名ではありますが、由来をご存じでしょうか。今回は、同社の社名の由来と直近の業績を見ていきます。

営業収益は8兆円超! 2018年2月期は増収増益

営業収益が8兆円を超えるリテールグループのイオン。2018年2月期決算の営業収益(売上高)は約8.4兆円、営業利益は2103億円、親会社株主に帰属する当期純利益(当期純利益)は245億円という着地となりました。対前年度比は、営業収益が+2%増、営業利益が同+14%増、当期純利益が同+118%増と増収増益です。

セグメント別の利益で最も規模が大きいのは「総合金融」セグメントで698億円、次いで「ディベロッパー」セグメントの515億円、スーパーマーケットを運営する「SM」セグメントは307億円となっています。

利益額だけで見ると、金融とディベロッパー事業で同社の利益の半分近くを占める姿となっています。一方、注目の「GMS」事業は、2017年2月期のセグメント利益が13億円の損失から2018年2月期には105億円と、収益を大きく改善させました。

2019年2月期の会社による連結業績見通しは、営業収益が8.7兆円、営業利益が2400億円、当期純利益が350億円と、新年度も増収増益の予想となっています。

イオンは2001年8月に社名をジャスコから変更

イオンという社名は、2001年8月にジャスコから変更になったものです。この時にグループ名もイオングループからイオンに変更となっています(イオングループは1989年に発足)。

ジャスコのルーツは、1969年に岡田屋、フタギ、シロの3社が共同出資で共同仕入機構「ジャスコ株式会社」を設立したことに遡ります。また、1970年には岡田屋がフタギ、オカダヤチェーン、カワムラ、ジャスコを合併し、社名をジャスコに変更しています。

イオンの社名の由来とは

では、イオンという社名の由来はどこからくるものなのでしょうか。イオンフィナンシャルサービスの企業サイトには、以下のように記されています。

AEON(イオン)とは、ラテン語で「永遠」をあらわす言葉です。お客さまへの貢献を永遠の使命とし、その使命を果たすなかで、永遠に発展と繁栄を続けていくとの願いを込め、(中略)また、近年AEONに含まれるさまざまな語源の中から、「夢のある未来」という意味を付加いたしました。私たち自身が夢のある未来を創る担い手になるという意志がこめられています。

出所:イオンフィナンシャルサービス「社名のAEONの由来は何ですか?」(http://www.aeonfinancial.co.jp/ir/faq/)

イオンフィナンシャルサービスは、1979年のジャスコ時代に設けられたクレジット推進プロジェクトチーム(1980年にジャスコカードを発行)に端を発しています。そのプロジェクトチームのメンバーを中心に、1981年に別会社として日本クレジットサービス(当時の社名)が設立されました。

上記の説明では、イオンという社名に込められた永続性が強調されています。日常が連続することが永続へとつながるように、消費者との日頃の接点をどう創り出し、維持するかを意識した社名になっているようです。今後も同社の展開に注目です。

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