貯金1000万円をゼロから短期間で実現する3つの方法
LIMO / 2018年6月24日 8時0分
貯金1000万円をゼロから短期間で実現する3つの方法
貯金で1000万円というと夢のまた夢のようですが、「コツコツ貯めるのは苦手」という方も多いでしょう。そこで今回は貯金1000万円を早期に実現させるためにどのような方法があるのかを見ていきましょう。
貯金1000万をコツコツ貯めるというのはどういうことか
仮に毎年100万円を貯めていったとしても1000万円に達するためには10年もかかってしまうことになります。もちろん、コツコツ貯めることができる人にとっては今の生活の中から支出をしっかり管理し、着実に1000万円を貯めることができたという方もいるでしょう。
もっとも、毎年50万円ずつだと1000万円貯めるには現在のような低金利の環境が続けば「20年」もかかってしまうことになります。10年なら何とかという人でも「20年といわれるとちょっと想像がつかない」という人も多いのではないでしょうか。
では、貯金1000万円というのは親から相続するとか、宝くじが当たると等のことがない限り無理なのでしょうか。ここでは、多少の低い確率も踏まえつつ、自分による努力と工夫で貯金1000万円を比較的短期間に実現する方法を考えてみましょう。
貯める方法(その1):高年収の仕事に就く
短期間にそれなりの金額の貯金をしようとすれば、やはり貯金をする原資である収入を増やすというのが手っ取り早いです。
課税される所得金額が上昇すればするほど所得税率は上がりますし、収入がが増えれば所得税以外にも住民税などの金額も増えていきます。ただし、給与が上がる前の生活水準を大きく上げなければ(ここがポイントです)、貯金を加速度的に踏み上げていくことができます。
外資系金融機関などのフロント業務で勤務できれば、年収2000万円という水準はある程度平均的な水準ともいえます。したがって所得税の税率などが40%程度となっても手取りを踏まえて堅実に生活をすれば、独身で考えてみれば貯金で1000万円は比較的短期間に実現できるでしょう。もっとも、日本の企業でもキーエンスのように従業員の平均年間給与が一千数百万円という企業もあるので、必ずしも外資系企業である必要はありません。
ただし、外資系金融機関などは事前に従業員の平均勤続年数などを確認しておくとよいでしょう。ほとんどのケースでは定年まで勤務できるというような前提で就職先を検討してよいのかどうかということが分かると思います。
貯める方法(その2):夫婦共働きを徹底する
個人の年収が1000万円なくとも、夫婦で力を合わせれば、という考え方があります。つまり「世帯年収」という考え方です。最近は年収700万円以上ある夫婦を「パワーカップル」などと呼ぶことがあります。
パワーカップルに多いのは、ご主人の給与を生活費に充て、奥様の給与をすべて貯金に回すというケースです。これであれば、実に数年で貯金1000万円というのがたまってしまったというケースも多いようです。
共働きという状況だけではなく、もちろん(その1)のようにそれぞれの年収を高めていくような努力も必要であるということは言うまでもありません。今後、企業での副業が認められるようになってくれば、さらに各世帯での状況も変わってくることでしょう。
貯める方法(その3):値動きの大きな資産への投資
貯めるばかりでは現在の低金利ではお金は増えません。リスクはありますが、同時に価格が上昇する可能性のある資産への投資は一つの選択肢です。
たとえば、年間25%で3年間運用することができれば、資産はざっくりいって2倍になります。1.25の3乗を計算していただければわかりますが、1.95となり、約2倍です。手元資金が500万円でも、年率25%の運用を3年続ければ、資産は倍になるという計算です。
世界の株式市場の投資家の間でも株式投資がよくわかっているケースでは「ROEで25%の企業は株主資本が3年で2倍となる」と頭に入っています。こうした観点からROEの水準は非常に重要視されています。
もっとも、プロ投資家の間でも年間25%の投資リターンを約束することなどはなかなか難しいですが、アベノミクス以降株式市場は大きく上昇したことは事実ですし、半年で20から40%程度上昇する上場企業の株式も普通に存在します。したがって、じっくり資本市場に向き合うというスタンスさえあれば実現する可能性はゼロではないです。
まとめにかえて
この3つの方法の可能性の実現性は小さいのでは?とお考えの方もいるかと思いますが、20年間にわたって50万円ずつ貯めていくというのも、時間をかけなければならないこともありますが、そもそもそれほど長い期間にわたって自分自身を律しなければならないという厳しさもあります。今回の3つの方法は、自分で工夫することで比較的短期間に実現することができます。自分で可能性を否定することなく、様々な選択肢を検討していきたいものです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
年収500万円は上位何%?生活水準や手取り額、税金についても解説
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2024年4月16日 10時0分
-
新入社員やシニア層は必読!「正しいお金の貯め方」と「マネーの知識」を身につけるのに4月は最適
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月10日 9時26分
-
30代夫婦で世帯年収「1700万円」です。周りに驚かれるのですが、「平均年収」はいくらなのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月9日 2時10分
-
貯金500万円は多い?少ない?年代別・年収別・世帯別の平均をチェック!
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2024年4月5日 10時0分
-
45歳・パート女性、貯金だけで資産3000万円を達成した「臆病な私」がひたすらやり続けたこと
オールアバウト / 2024年3月29日 20時5分
ランキング
-
1全国で閉店相次ぐなか百貨店が“過去最高益” 絶好調の百貨店を支える訪日外国人【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月22日 20時37分
-
2新Vポイント「残高確認できず」 サービス開始初日、運営会社陳謝
共同通信 / 2024年4月22日 23時28分
-
3常識覆す「豪華すぎるマイクロバス」が登場!座席は「ほぼ全て窓側」特別仕様
乗りものニュース / 2024年4月23日 9時42分
-
4「会社の飲み会」を避ける人は大損している…飲み会は無駄という若手が知らない"お値段以上のリターン"
プレジデントオンライン / 2024年4月23日 6時0分
-
5“グリコ”プリンなどが品切れに “システム障害” 商品の一部が出荷停止 再開までに時間
日テレNEWS NNN / 2024年4月22日 20時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください