嫉妬と不安にさいなまれる毎日…それは愛情ではなく夫への依存かも?
LIMO / 2018年11月23日 20時15分
嫉妬と不安にさいなまれる毎日…それは愛情ではなく夫への依存かも?
夫の帰りが遅いと不安になる、夫が飲み会に参加するのがイヤ、夫の携帯が気になってついついチェックしてしまう…。これを「愛情」だと錯覚してしまっている人はいませんか? 実はこれらの行動、愛情ではなく夫への依存かもしれません。パートナーがあなたの言動を窮屈に感じてしまう前に、夫依存を克服する方法を考えてみましょう。
こんなに愛しているのに…
28歳のMさんは結婚3年目。30歳のご主人と2人暮らし。Mさんは二言目には「主人のことが大好きなんです」と口に出すくらい、自他共に認める仲のよい夫婦です。
大好きなご主人と一緒に生活ができ、人生を共にすることができる…。ご主人のために家を掃除し、食事を作る。夜が更けるとふたりでお酒を飲みながらテレビを見る…。幸せな毎日なのに、Mさんの心には黒いものが渦巻いています。それは「嫉妬と不安」。
「とにかく側に主人がいないと不安なんです」
Mさんはその苦しい胸の内を明かしてくれました。
「帰りが遅いと、誰か女性と会っているんじゃないかと不安になって、何度も電話をかけてしまいます。会社の飲み会や、友人との飲み会も、誰が参加するのか、帰りは何時になるのか聞かないと気が済まない。もちろん何度も電話をしてしまいます。こんな私に主人がウンザリして『いい加減にしてくれ』なんて言われるともうパニック。『嫌われたんじゃないか』『離婚されるんじゃないか』とそればかり考えてしまいます。
朝早く起きて主人のスケジュール帳、財布、スマホをチェックするのが習慣です。予測変換や電話の履歴までチェックして、誰か女性の影がないか徹底的に調べるんです。いけないとわかってるのに、やめられないんです。このままでは本当に愛想を尽かされてしまう、とわかっているのに…」
なんだか「ここまでヤキモチ焼かれるなんて、ご主人愛されてますね」なんて呑気に返答できない雰囲気。「愛してほしい、私を安心させてほしい」という彼女の心の叫びが聞こえてくるようでした。
夫を愛する自分を愛して
「もしかして私って、夫に依存しているかも…」と思っているあなた、日々の生活を振り返ってみてください。何か夢中になれるものはありますか? 夫以外に心から愛している存在はありますか? 毎日、忙しくしていますか?
夫に依存してしまう人は、「生活が夫中心に回っている」という人が多い傾向にあるように思います。他に愛情を注ぐものがないから夫を強く愛しすぎる、毎日これといってすることがないから、自分の世界が夫中心になっている…。
「それでいい、それで幸せ」という人もいるでしょう。それはそれでいいことだと思います。でも、そんな毎日が苦しい、しんどい、という人は、もっと周りに目を向けてみるといいかもしれません。
仕事を始める、何か習い事をする、友達との時間を楽しむ…。図書館に行って本を借りる、ウォーキングやジョギングをしてみる、などもいいかもしれませんね。とにかく「何かを始めること」をおすすめします。そして、自分だけの世界を構築し、育てていくこと。これが大切です。
そしてもうひとつ、あなたは自分に自信を持っていますか? 自分は愛されるに足る存在だ、と堂々と言えますか?
夫のことを束縛してしまう人は、自分に自信がない傾向にあるのかもしれません。自分が愛されているのかどうか不安、自信がないからどうしても夫のことが信用できない。いつか自分のもとを離れていくのではないか、と考えてしまう…。そんな気持ちが常に頭を支配しているのかもしれません。
自分に自信がなく、不安感にさいなまれる人は、まず自分を愛することから始めてみませんか?
「今日は夫のスマホを見たい衝動に打ち勝つことができた。そんな自分はとっても素敵だ」
「今日は、夫が飲みに行くのを頑張って笑顔で送り出すことができた。とっても心の広い妻を演じることができた自分は偉い」
そんな風に、自分で自分を褒めてあげて、労わってあげてください。そして、苦しい気持ちになったときは「私はこんなにも夫を愛している、健気な妻なんだ」と自分を抱きしめてあげましょう。「夫に愛してもらいたい」という努力を「自分で自分を愛する」ことに費やしてみましょう。
あなたは法で守られている
そして、最後に覚えておいてほしいこと。あなたは法律で認められている「夫のパートナー」なのです。法律であなたの「妻」という存在は認められ、守られている。これってすごく大切なことですよ。世の中に何十億といる女性の中でたった一人、あなたという存在のみが、堂々と「妻である」と名乗っていいんです。
彼はあなたを選んだのです。このことを忘れずに、程よい距離感を楽しむようにしてみませんか? 大丈夫。あなたは幸せになっていいんです。
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