年収別でわかる! お金が貯まらない理由と貯金のコツ
LIMO / 2018年11月18日 12時15分
年収別でわかる! お金が貯まらない理由と貯金のコツ
周りの人はそこそこ貯金があるようなのに、どうして自分はお金が貯まらないのだろう...。そんなふうに思っている人も少なくないのではないでしょうか。ただ、お金は何かしら行動を起こさないと貯まっていきません。そこで今回は、年収別にお金を貯めるコツをまとめました。
年収350万円未満の人は可処分所得と支出のバランスを見直す
年収350万円未満の人は、まず可処分所得と支出のバランスを整えることから始めましょう。年収350万円といっても、ボーナスが年2回、合計4カ月分もらえる会社だと毎月の給与の額面が22万円ほど、ボーナスが出ない会社であれば毎月の額面が29万円ほどとなります。
前者の場合、毎月の支出の中でやりくりしようと思うとちょっと大変かもしれませんね。特に、都心部で一人暮らしをしながら額面22万円ほどだとあまり貯金する余裕がないこともあるでしょう。逆に後者の場合は、毎月の収入がそれなりにあるのですが、まとまった金額を一気に貯めることができないため、毎月コンスタントに貯金するクセをつけておかないと後で痛い目に遭います。
その中でまずやっておきたいのは、収入と支出のバランスを確認すること。支出が収入を超えないことを大前提として、毎月の支出が収入の何割くらいになっているかということをチェックしましょう。
たとえば収入が22万円、支出が18万円であれば支出は収入の約8割ということになります。収入の2割は残ることになりますから、その金額を貯金に回すことができますよね。収入と支出が1:1の場合は、貯金するために少しでもその割合を変えられないかを工夫していく必要があります。
年収350万円~400万円の人はまず支出を減らすべき
年収350万円~400万円の人は、お金を貯めたいなら支出を減らす必要があります。年収400万円の人というと、ボーナスなしの場合は毎月の給与の額面が約33万円、ボーナスが年2回で合計4カ月分もらえる会社だと毎月の額面が25万円ほど。額面33万円だと普通に生活すれば家計が赤字になることはあまりないでしょうが、額面25万円だと、油断するとちょっと赤字になることもあるかもしれませんね。
そのような状況に陥らないように、まずは余計な支出を減らすよう努力しましょう。支出を減らすと言われると「そんなの、無理だよ」と思うかもしれません。しかし、実は支出を簡単に減らせる方法があるのです。それが、出費のルールを設けること。出費に対してマイルールを持つことで、自然と支出を減らすことができるのです。
たとえば「コンビニに立ち寄らない」「ランチで外食は週1回まで」「レシートが出ない自販機で飲み物は買わない」など、ちょっとしたことでいいのです。そして、自分が覚えておける範囲でOKです。
まずは3つくらいルールを決めてしまいましょう。決して大層なものでなくていいです。「コンビニスイーツ禁止」とか「スタバのコーヒーはやめる」とかでもいいですね。そうすると少しずつ出費が減っていきますし、自分が余計だと思っていながらも何となく続けていたことがやめられます。支出が減れば自然と貯金に回せる金額が増えるはずですよね。
年収400万円以上の人は貯金の意識をもって!
年収が400万円以上ある場合、日々の生活にも少し余裕が出てきて、家計が赤字になることはほとんどないでしょう。しかしその分、貯金に対して意識が甘くなってしまうことも。しかし、貯金に対してもっと熱くなってほしいのです。
生活に苦労していないと、「余ったお金を貯めればいいか」という発想になってしまいがち。ただ、そんなことを言っているうちは貯金なんてできません。「余ったお金」を貯金に回すのではなく、あらかじめ「貯金」を用意しておく必要があるのです。給料が振り込まれたら早急に貯金用口座に振り分けるなどして、貯金に対してシビアになってください。
お金をあらかじめ振り分けておいたら、あとは気兼ねなく使えますよね。生活に余裕が出てくると、どうしても人間の生活水準は上がってしまいます。そんなとき、重しになれるように貯金用のお金を常に考慮に入れておくといいでしょう。
年収600万円以上の人は今より上を目指して
今、年収600万円以上ある人は、かなり余裕をもって生活できているはずです。貯金も余裕でできていることでしょう。しかし、この場合も「余ったら貯金」ではなく、毎月いくらと決めて貯金し続けることが大事です。このくらいの年収の水準だと、できれば毎月収入の25%を貯金に回してほしいものです。それでも余裕をもって生活することができるでしょう。
ただし、人生は山あり谷あり。今後もずっと現在と同水準もしくはそれ以上の収入が得られるとは限りません。余裕があるうちにしっかり貯めておくという考えを常に頭の中に置いておきましょう。今後のライフイベントの中で、あなたがどのような経済状況になるかわかりませんから、お金は貯められるうちに貯めておいてください。
具体的には、毎月の給料日に収入の25%を目安として自動積立定期預金の設定をしておくといいでしょう。そうすれば自動で貯金分が差し引かれるので確実に貯まっていきますよね。時に贅沢を楽しんでも余裕をもってお金を貯めることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。誰でも「お金がない」と嘆くことはできますが、それだけではお金は貯まりません。自分の収入に見合った支出を心がけ、お金が貯まる仕組みをしっかり構築しておくことが重要です。貯金がうまくいかないという人は、まず収支のバランスを確認するところから始めてみてくださいね。
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