セックスレスに悩む妻の嘆き 「夫に女性失格だと言われた気分…」
LIMO / 2018年12月7日 10時40分

セックスレスに悩む妻の嘆き 「夫に女性失格だと言われた気分…」
突然ですが、あなたが最後にパートナーと触れあったのはいつか、覚えていますか? 増え続ける夫婦間のセックスレス問題。今回は、セックスレスの定義について今一度考えつつ、セックスレスに悩む妻の心の叫びをご紹介します。辛くて寂しいけれど、なかなか周囲の人に相談しづらいデリケートな問題。果たして解決の糸口はあるのでしょうか…?
セックスレスとは?
まず、セックスレスの定義についてご紹介しましょう。そもそもは、「あべメンタルクリニック」の阿部輝夫院長が1991年にセックスレスという言葉を提唱したのが始まりとされます。
その後、日本性科学会という研究団体が検討を重ねて、1994年に「特殊な事情が認められていないにも関わらず、カップル間で合意した性交もしくはセクシャルコンタクトが1ヶ月以上なく、その後も没交渉が長期に渡ることが予想される状態」をセックスレスと定義付けました(参考:日本性科学会公式HP(http://www14.plala.or.jp/jsss/counseling/sexless.html))。
つまり、月に1回は触れ合いがないと、セックスレスと定義付けられるということ。「え! ちょっと短くない?」と感じている人も多いかもしれません。日本性科学会の定義に置き換えると、「うちは半年に1回はあるから大丈夫」「1年に1回だけど、これが私たち夫婦のペースだから」と現状に満足している人でも、セックスレスということになってしまいますね。
ただし、この定義には「セクシャルコンタクトが1ヵ月以上ない状態」と明記されています。セクシャルコンタクトにはキスも含まれます。つまり、セックスは長期間なくても、キスなどのコンタクトは頻繁に行っている…という夫婦はセックスレスではない、ということになります。
この定義には賛否両論さまざまな意見があります。しかし確実に言えるのは、「夫婦間で触れ合いがない状態に、どちらか一方が不満を持っている」状態は、非常に危険だということです。
女性失格の烙印を押されたみたい…
インターネットを閲覧してみると、セックスレスの原因のほとんどは「夫の求めを妻が拒否」というパターン。「産後そんな気分になれなくて」「子育てで毎日疲れて夫の求めに応じる気になれない」など。
しかし、夫に拒否されて苦しみ、傷ついている女性が少なくないのも事実です。32歳のHさんもその一人。最後に夫に求められたのは、3年前。キスしたり手を繋ぐことはあってもセックスはなし。Hさんの要望で試みたものの、ご主人の体が反応しなかったのだそうです。
「そのときに、言われたんです。『君ではもう、ムラムラしない。他の女性には欲情するからEDではない。ただ、君をもう、女性として見ることができないんだ』と。確かに私は産後太ってしまいました。主人の前で恥じらいもなくしてしまっていたんだと思います。そのときは自分も悪いところがある、と反省し、ダイエットに励んだり、朝早く起きて身なりを整えてから主人を起こしたり、香水をつけたり、と『女であること』をがんばっていました」
しかし、状況は改善されません。
「主人に『そんな風に努力されると、ますますプレッシャーなんだ。君のことを愛しているから離婚は考えていない。でも、欲情しないし、君との触れ合いがもう苦痛でしかないんだ』と言われたんです。女性失格宣言されたような気持ちでした。毎日毎日泣いています。一緒にカウンセリングに行こう、と言っても拒否されそうな気がして怖くて言えません。もう私は一生女性として見てもらえないのかな…。でも、主人のことは愛しているので、離婚は考えていません。でも…辛いです」
「女らしさ」が解決のきっかけになるのか
セックスレスを解消するために必要だとよく言われるのが、夫婦間のスキンシップをこまめにすること、妻が女性らしさを忘れないこと、夫婦でしっかりと話し合うこと。しかし、これらは「夫婦2人がセックスレスに危機感を抱いている状態」が前提です。
どちらか一方がセックスレスを解消する気がない、今の状態でかまわない、と思っている場合、どちらかが必死で頑張っても、その努力は水の泡になってしまうことも。そして実際にそのような状況に悩み、絶望している人はいるのです。
まずは、パートナーにその気になってもらうことから始める。これって結構勇気がいること。「この努力が無駄に終わるかもしれない」という気持ちと戦い、自分を奮い立たせなければいけないのです。セックスレスを解消するのは女らしさを取り戻すこと、可愛気を取り戻すこと。もし、それでもダメだったら…? その先の解決策はあるのでしょうか。
セックスレス夫婦の行く末は
パートナーがセックスレスを解消する気がない場合、一方はじっと耐え、我慢するしかないのでしょうか。ときに肌の触れ合いは、100の愛の言葉に勝る場合もあります。拒否された側は自分が愛されていないのではないかと落胆し、自信を喪失してしまうこともあるのです。それくらい夫婦間に深刻な危機をもたらすセックスレス。
果たして、セックスレス夫婦は10年後20年後、手に手をとって、お互い一緒の道を歩んでいるのでしょうか。
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