産後の孤独感の中、「ママ友なんて要らない…」と思っていた私を変えた出会い
LIMO / 2018年12月15日 18時15分
産後の孤独感の中、「ママ友なんて要らない…」と思っていた私を変えた出会い
子どもができる前は、ママ友に対して「お付き合いがなにかと大変」「色々怖いし面倒くさい」というネガティブイメージしか持っていませんでした。そんな私が妊娠、出産を経て1児の母となった現在。折々で救ってくれる心強い存在…それは他でもない「ママ友」です。
「ママ友」はいなくてもいい。でも「要らない」と頭から否定しなくてもいい。そんなに難しく考える必要はないんだな、と今、思うのです。
ひとりが気楽、ひとりが好き
もともと私はひとりが苦にならない、ひとりが好きな人間です。もちろん大勢でワイワイやるのも好き、少人数でじっくり語るのも好き。でも、それ以上にひとりでいる時間を楽しむのが大好きです。
ひとりでふらりと街中に散歩に出かける、気になった店にふらりと入る気ままさは、とても楽しいもの。ひとりで食事やお茶はもちろん、ひとり飲み、ひとりラーメン、ひとり回転寿司、ひとり焼肉オールOK。妊娠中も、マタニティサークルに参加することもなく、母親学級に行っても誰とも話さずそそくさと帰る…というパターンでした。
そんな私はもちろん、「ママ友なんて必要ない」と思っていました。「友達なら今でもたくさんいる。別に新たに交友関係を広げるつもりなんてない。なんだか面倒くさいイザコザに巻き込まれるのは勘弁。」そんな風に「ママ友=トラブルの種」と何の根拠もなく思いこんでいたのです。
産後にさいなまれた孤独感
産後しばらくしたとき私を襲ったもの、それは「孤独感」でした。当時、夫は仕事が激務で私たちが眠ってから帰宅、休日もいつも仕事に出かける状態。子どもが生まれてから1年くらいはほぼ母子ふたりで生活していたようなものでした。
めまぐるしい日々の生活の中で私に訪れたのは、疲労感と孤独感。とにかく毎日しんどくて、無我夢中。そしてふと気付いたら「あれ? 今日、私、子ども以外と話したっけ…?」そんな日々の繰り返しでした。
友達とお茶したい、ランチをしたいと思っても周りの友人はみんな子どもが大きくなっているか、子どもがいないかのどちらか。「遊びに行こう」と誘うのも相手に気を使わせそうで気が引ける。それに、今の私には子どものこと以外に話題がない。自分の世界がとても狭く小さく、そしてみじめに感じたのです。
「オープンスペース」が転機に
娘が1歳になったころ、買い物に出かけた際、偶然「オープンスペース」という看板を目にしました。「どんなところだろう?」と思っていると、中からスタッフの女性が出てきて、「どうぞ遊んで帰ってください」と声をかけてきたのです。
なんとなく言われるままに中に入ると、先客は娘と同じくらいの年齢の子どもが2人、そのお母さんが2人。この2人がフレンドリーに「こんにちは」と声をかけてくれ、会話が始まりました。子どもの年齢の話から始まり、授乳回数、離乳食、よく遊ばせている公園…会話が途切れることなく続きました。
娘もオープンスペースが気に入ったようで、足しげく通うようになり、この2人のお母さんとも顔なじみになり、いつしかオープンスペースの帰りにランチをしたり、公園で遊ばせるようになったり…こうして私に、人生初めての「ママ友」ができたのです。
次の出会いは幼児教室
娘が2歳になる前、我が家は引っ越しをしました。引っ越し先はオープンスペースから少し離れた場所にあり、以前のように頻繁に通うことができなくなりました。しかし、近所の人から「知り合いが先生をしている幼児教室があるから、見学だけでも行ってみたら?」と声をかけられ、とある幼児教室に参加することになりました。
その幼児教室は同い年の子どもばかりが集まっているので、自然と子ども同士が仲良くなるにつれ、親同士も仲良くなりました。どのお母さんも話しているととても魅力的な人ばかり。それよりなにより「共通の話題がある人がいる」ということがとても嬉しかったのです。
「ママ友だから…」と考えなくてもよかったんだ
オープンスペースと幼児教室で出会ったママ友、そして子どもの幼稚園で出会った気の合うママ友とは、今でも連絡を取り合っています。子育ての悩みや愚痴を聞いてもらうこともあれば、幼稚園や学校へ持っていくものを尋ねたりすることもあります。
出産前は「ママ友なんてトラブルの元」と思いこんでいたのに、この変わりよう。自分でも驚きです。
ただ、「ママ友を作らなければ」「ママ友とは一線を引くべき」と出会う前から決め付けるのではなく、「仲良くなりたいな」と思う人と付き合い、「ちょっと苦手だな」と思う人とは当たり障りのない付き合いにとどめておく。これってママ友に限らず、全ての人間関係において言えることですよね。何も面倒くさいのはママ友関係だけではないのです。
ひとりの人間としてのお付き合いができたらベスト
子育て中のママにとって一番身近なコミュニティがママ友の世界。「ママ友関係がこじれたら、子どもに影響を与えてしまうのではないか」とか「公園で遊ばせたり、幼稚園に行かせたりするのに支障が出たりするのではないか」と考えると、どうしても無理をしてしまいがち。でも、そんなに難しく考える必要はなかったな、というのが今の感想です。
ママ友といえども「友達」なんですから、お互いの気持ちを思いやり、尊敬できる存在であるべきだと思うのです。それができない相手は「ママ友」ではなく「知り合い」でいいんです。
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