独立系消費者金融大手で知られる、アイフルの給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.ir-aiful.com/data/current/SR201803.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手の消費者金融事業会社であるアイフルです。

アイフルの平均年間給与はいくらか

アイフル（提出会社）の2018年3月31日時点での平均年間給与は549.8万円と500万円を超えています。また、従業員の平均年齢は38.8歳で30歳を上回っています。平均勤続年数は13.0年となっています。

アイフルの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2018年3月31日時点で1057名。単体で1000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

全社（共通）：1057名

また、連結の従業員数は2503名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

アイフル株式会社：1057名

ライフガード株式会社：400名

AIRA & AIFUL Public Company Limited：959名

その他：87名

過去5年の業績動向

アイフル（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、営業収益ですが、過去5年をみると、2014年3月期の918億円から2017年3月期の914億円までほぼ横ばい傾向にありましたが、2018年3月期には1153億円まで増加しています。

また、経常利益又は経常損失については、非常にボラタイルな動きをしています。2014年3月期は247億円の利益でしたが、2015年3月期は364億円の損失となり、2018年3月期には28億円の利益でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失も、非常にボラタイルな動きとなっています。2014年3月期には304億円の利益であったものが、2015年3月期は364億円の損失となり、2018年3月期には39億円の利益となっています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。