奈良県を中心に展開する南都銀行の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（http://www.nantobank.co.jp/investor/zaimu/pdf/yuuka130a.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手の地方銀行である南都銀行です。

南都銀行の平均年間給与はいくらか

南都銀行（提出会社）の2018年3月31日時点での平均年間給与は615.9万円と600万円を超えています。また、従業員の平均年齢は37.8歳で30歳を上回っています。平均勤続年数は15.5年となっています。

南都銀行の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2018年3月31日時点で2523名。単体で2000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

銀行・証券業務：2523名

また、連結の従業員数は2708名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

銀行・証券業務：2523名

リース業務：25名

信用保証業務：12名

ソフトウエア開発等業務：62名

クレジットカード業務：20名

その他の業務：66名

過去5年の業績動向

南都銀行（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、連結経常収益ですが、過去5年をみるとボラタイルな動きをしています。2014年3月期は827億円、2015年3月期は816億円、2016年3月期は758億円、2017年3月期は811億円、2018年3月期は798億円となっています。

また、連結経常利益については、2014年3月期の198億円から2016年3月期の143億円まで減益傾向でしたが、その後は増益傾向にあり、2017年3月期は169億円、2018年3月期は181億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は増益傾向が継続しており、2014年3月期には90億円であったものが、2018年3月期には131億円となっています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。