子どもに初めての恋人! そのときママとパパの対応はどう違う?
LIMO / 2019年2月22日 10時20分
子どもに初めての恋人! そのときママとパパの対応はどう違う?
中学生くらいになると、子どもたちにははっきりと恋愛感情が芽生え、異性の目を意識するようになってきます。中には初めての彼氏、彼女ができる、ということも。
もし、あなたのお子さんに恋人ができたら、あなたはいったいどのような態度を取りますか? もしくは、どのような態度をとりましたか?「正解」はない質問かもしれませんが、これから多感な時期を迎える子どもたちのパパやママの参考になれば幸いです。
「初めての恋人」ができた年齢はいつ?
株式会社エウレカが、運営している恋愛マッチングサービス「pairs」の会員(男性2,574名、女性2,491名)を対象に行ったアンケートによると、初めて恋人ができた年齢の第1位は男女ともに16歳、2位も男女ともに14歳。3位は男性が18歳、女性が15歳、という結果となりました。
こうみると14~16歳の間で初めての交際を経験する人が結構多い様子。「うちの子が誰かと付き合うなんて、まだまだ先の話だわ」なんてウカウカしていられないかも。子どもたちって、我々大人が思うよりもずっと成長しているのです。
子どもに初めての恋人…そのときの対応は?
とはいえ、まだまだ幼い面もあるから、アレコレ心配してしまうのが親心。そこで、10代のお子さんを持つパパやママに、「子どもに恋人ができたとき、どのような対応をとったのか?」という質問をしてみました。
まずはママの反応を見てみましょう。
「うちは息子なんで、いろいろ詮索したら怒るから黙ってました。心の中は寂しさでいっぱいでしたよ」(16歳の男の子のママ)
「娘が男の子と手をつないで歩いているところにばったり遭遇! あわてながらも相手の男の子が『こんにちは』と挨拶してくれました。娘には『いい子ね』とだけ伝えました」(15歳の女の子のママ)
「片思いのときから恋の相談を色々されていました。その子と付き合うことになったときも、『ママ、彼と付き合えることになったの』と報告してくれました。それ以降も私が聞かなくても、ことあるごとに報告してくれるので、特に私からは何も言ったり聞いたりしていません」(16歳の女の子のママ)
「朝、髪型を気にしたり、香水をつけたり、楽しそうに電話している声が部屋から漏れていたので、なんとなく彼女ができたんだろうな、と気付いてました。でも、あえて何も言わずにいたら、帰宅がどんどん遅くなって…。21時に帰ってきたときはさすがに、『むこうのご両親に心配をかけるような交際はしてはダメ』と強く叱りました」(15歳の男の子のママ)
「色々聞いちゃいましたね(笑)。いつからか、どこに住んでいるのか、名前は、などなど。『うるさい!』って怒られちゃいました」(16歳の男の子のママ)
続いてパパの答え。ママとはちょっと違う反応が見られました。
「なにも言っていません。知らないふりです。娘は妻に色々相談しているみたいで、私は蚊帳の外です。父親なんてそんなもんですよ」(16歳の女の子のパパ)
「娘に恋人がいる、と妻に聞かされたときは、めちゃくちゃショックでした…。直接本人に聞く勇気もなく…でも気になるので、妻から色々情報を仕入れてます」(15歳の女の子のパパ)
「正直『俺より早いじゃん!』と思いました。息子には『やるな』とだけ伝えましたよ」(16歳の男の子のパパ)
「『部活や勉強がおろそかにならないように』とだけ伝え、後は見守っています」(16歳の男の子のパパ)
どうやら、「必要な情報を集める」のがママ、「ただ黙って見守る」のがパパ、と役割分担ができているようですね。
祝福できる恋愛をしてほしい
正直、「もう恋人だなんて…」と複雑な気持ちになってしまう人がほとんどなのではないでしょうか。
でも、「恋人ができる」ということはまたひとつ、心が成長した証拠。「恋人なんてまだ早い!」と頭ごなしに否定するのではなく、まず、素直に喜んであげるべきかなと思います。
自分が愛おしいと思い、大切にしたいと思える人と心を通わせることができる…それってとっても素敵なこと。じっくりとふたりでその愛を育めるよう、応援してあげることが必要なのではないでしょうか。
ただし、成績があからさまに下がる、両親を心配させるような行動をとる、ふたりの世界に没頭しすぎて周囲の人が眉をひそめている…こうなると考えもの。親として、「どのような交際の仕方が望ましいのか」ということをしっかりと教えてあげるべきでしょう。
無関心も過干渉もNG。なんとも親とはしんどい役回りですが、いい恋愛は、必ず子どもたちの人生の糧になるのです。
「いつか」のために
筆者の娘はもうすぐ小学2年生。そのときが来ても娘には、あまり明け透けに自分の恋愛状況を話してほしい、とは思いません。ただ、「こんなときはどうしたらいいんだろう」と娘が悩んだときは、真っ先に筆者の顔が浮かび、筆者に相談したいと思う…そんな信頼関係は構築したい、と考えています。
どうせ、いくら親が色々言ったって、子どもは秘密を持つものなのですから。せめてその秘密が、甘く美しく、そしてちょっぴり切ない、キラキラ輝く宝物であってほしいと思うのです。
参考:「初めて恋人ができた年齢」から探る、今ドキ男女の恋愛事情(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000005528.html)」(株式会社エウレカ)
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