貯金0円から始められる! 老後資金を30歳から貯める4つのヒント
LIMO / 2019年2月16日 20時20分

貯金0円から始められる! 老後資金を30歳から貯める4つのヒント
もう30歳になるのに貯金が全くない。そんな悩みを抱えている人、実は少なくないのではないでしょうか。20代の頃は給料もそれほどもらえないですし、楽しいことがたくさんあってお金を使いすぎ、貯金できなかったということもあるでしょう。
でも、30歳で貯金0円だと老後資金が足りなくなるかもと心配になってきませんか。そこで今回は、30歳で貯金0円のところから始める老後資金の作り方をご紹介します。
まずは貯めるべきお金の規模感を把握する
30歳で貯金0円ということは、将来に対する危機感が希薄であったか、危機感はあれど貯められるほどのお金がなかったか、もしくは前倒しで奨学金などの負債を返済していたかのいずれかでしょう。
負債を返済していたという人は、ここから気合いを入れてしっかり貯めていくことができますね。しかし、将来に対する危機感が希薄であった人や貯金できるほどのお金がなかった人はちょっと工夫が必要です。将来いくらくらいお金が必要になるのか、どのくらいのお金があれば何となく思い描いている老後の生活ができるのかということを知る必要があります。
そこでまずやってほしいのが、自分の人生ロードマップを作ることです。何歳のときに結婚して、何歳で子どもができて、何歳でマイホームを購入して、何歳で退職するか。まずは、こういう人生の節目となるイベントを配置していきます。
そのうえで、自分だけのプランを付け足していくのです。車の買い替えや実家への仕送り、子どもが複数ほしいなら何人目を何歳のときにつくるのか、何歳で転職したい・事業を起こしたいなど、色々と思い描いている人生がありますよね。それをどんどん付け足していきましょう。
その中で大事なのは、大きな買い物を検討する際には「思い描いているもの」と「実際の価格」を比べてみることです。たとえば、「郊外に小さくてもいいから戸建てが欲しいな」となんとなく思っている人は、そもそも郊外の小さな家の金額を知らないでしょう。
小さくてもいいから、と思っているということは、それなら自分でも手に入ると思っている証拠です。しかし、実際に住宅メーカーや不動産屋のウェブサイトなどで、どのくらいの大きさで、どういう立地の家がいくらするのかを見てみてください。思った以上に高いのではないでしょうか。
こういう「思い描いているイメージ」と「実際の値段」とのギャップが、後々自分の首を絞めることとなります。
まず1000万円貯金シミュレーションを!
思い描いているものと実際の価格のギャップを知ったところで、次にやりたいのは自分が貯めなければならない金額の把握です。先ほどの人生ロードマップに書かれたイベントそれぞれに、かかる金額を書き加えてみてください。すると、合計した金額にちょっとびっくりするのではないでしょうか。
特にマイホームを検討している人や子どもの教育資金を計算した人は「こんなにもお金がかかるの?」と驚くと思います。しかし、さらに老後を豊かに暮らすためのお金が必要なことも忘れないでください。
そう考えると気が遠くなってしまいますが、貯金0円の人はまず1000万円を目指してお金を貯めるようにしてください。1000万円と聞くと遠い目標のように感じる人も多いと思いますので、1000万円を貯める計画をしっかり立てることが大事です。
30歳で貯金0円ということを考えると、とにかく5年で1000万円貯めることを目標にします。そう言うと「年間200万円も貯金なんて無理!」と思う人もいるでしょう。
ただ、いま30歳ということであれば数年経つ頃にはキャリアができてきて収入も上がるはず。また、収入アップが期待できないなら、まだ転職できる年齢でもあるのです。とにかく最初の5年はこれまでの貯金0円を取り返すつもりで頑張ってみましょう。
具体的には、アップする見込みの収入をもとに毎月いくら、ボーナス月にはいくら貯めるという計画を作って、なんとか5年で1000万円を貯められるように調整していってください。
ただし、最初から無謀と思われる計画を立てるのではなく、想像できる1~2年の間は無理のない計画を立て、3年目以降は自分の力でどうにかその金額を貯めるんだという意気込みで計画を立ててみてください。
苦しくても2カ月は継続する
30歳で貯金0円という場合、問題なのはその貯金額よりも「貯める習慣」が身についていないということです。ですから、今日からでもすぐに「貯める習慣」を身につけたいところ。
この「貯める習慣」というのも、色々とあります。貯めるにはそもそもお金に余裕がないといけません。しかし、今の生活で毎月赤字になるようであれば何かを我慢しなければなりませんよね。それを考えて、我慢するのも習慣化しなければなりません。
筆者もお金がうまく貯められずに苦労した時期がありました。我慢しなければならないのは、筆者の場合「飲み会」と「趣味」。最初はとても苦しかったですが、手帳に「心がけるべきこと」を書き込み、毎日それを眺めて心にとめておくことでその「我慢」に慣れることができました。
具体的には、「飲み会は毎月3回まで」「趣味に使っていいお金1万円まで」など、お金を貯めると決意した日に作ったマイルールを書き込んでいました。
また、飲み会の予定をできるだけ入れないために、飲み会が入りやすい週末などには「家でご飯」とか「ハリー・ポッター鑑賞会」などと家で過ごせる予定を書いていました。
これらは自分に合ったやり方があると思います。自分なりにうまくいく方法を模索してみてくださいね。こうした習慣を新たに作って2カ月は頑張ってみると、かなり慣れてきて苦痛に感じなくなりますよ。
NISAやiDeCoなどの非課税制度をうまく活用する
世間にはNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)のように、国が制度化しているものがあります。
通常であれば、株や投資信託で儲けたお金には20%程度の税金がかかりますが、NISAやつみたてNISA、iDeCoなどで得た利益には税金がかかりません。これってとてもおトクですよね。普通に株や投資信託に投資するよりも20%程度、手取りが増える計算になるのです。
また、会社の財形貯蓄制度も非課税制度の一つです。お金を貯めるときには、こうした制度をフル活用すべきではないでしょうか。
お金を貯めようと思うと、どうしても「毎月いくら貯めなきゃいけない」とか「目標金額はいくら」とかそういうところに目が向きがちですが、「お金の貯め方」も大事です。「なんとなく大手銀行の定期預金で」というのではなく、自分の意志で、理由をもって貯め方を選ぶことが大事ですね。
まとめ
いかがでしたか。30歳になってもお金を貯める習慣が身についていないという人もいると思いますが、それではさすがにちょっとまずいですよね。しかし、まだ遅すぎるというわけではありません。今日からぜひ、お金を貯め始めてみてはいかがでしょうか。
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