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離婚を思いとどまるのに“プチ家出”は有効か?

LIMO / 2019年2月21日 10時40分

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離婚を思いとどまるのに“プチ家出”は有効か?

後悔だけが残る最悪の結果になる場合も…

たわいもない夫婦喧嘩がいつしかエスカレートし、家出を試みたことがある人は意外と少なくないかもしれません。もちろん離婚をしたいわけでも、別居をして本格的に住まいを分けたいわけでもないものの、少しだけ時間と距離を置いてお互いに頭を冷やしたい。そんな風に、結婚生活を継続する意思を持ちながらも、勢いに任せて家出をするケースは往々にしてあるものです。

しかし、夫婦喧嘩によるプチ家出は、やり方によっては簡単に離婚に至ってしまったり全く効果がなかったりといったことも。やるべきではない家出について考えます。

離婚の意思がないならば、目的や行先は告げる

妻もしくは夫が家を出ていくという行動は、一つ屋根の下で共に暮らす夫婦にとっては一大事。「とりあえず相手から離れたい」という衝動に駆られた時に、一番に考えておきたいことは相手にきちんと説明をすること。何を言っても伝わらない、相手に反省を促したいという気持ちはあっても、行先も目的も何も告げずに家出をすることは避けるべきでしょう。

なぜなら、何も説明なく家を出たり家出の後に連絡がとれなくなったりすることで、相手は喧嘩が発端だとはわかってはいても、何か事件や事故に巻き込まれた可能性を考えてしまうからです。そうすると、実家や職場、友達関係、しまいには警察にまで連絡がいき、周りを巻き込みながら事がどんどん大きくなって帰るに帰れなくなってしまうことも。

そのように引き返せない状況ができてしまうことで、夫婦生活を継続する意思を持っていたにも関わらず、喧嘩の勢いで離婚に至ってしまうことは十分にあり得ます。「2、3日だけ〇〇にあるホテルに泊まって頭を冷やします」など、せめて期間と行先、目的について告げることで、最悪のケースを避けることができるはずです。

行先が実家でも、家族に相談するべきではない

上記のように他人を巻き込まないようにしたいものの、プチ家出において「ひとまず実家に帰る」という選択を取るケースは多いでしょう。しかし、その際に気をつけたいのは、両親に夫婦喧嘩の末の帰省だと告げないこと。

夫婦喧嘩について相談したり家を出ていくほどの出来事だと知られたりすれば、心配するのが親の常。そしてその心配は、「お宅の息子さん(娘さん)がうちの子にこんなことを~」と、お互いの家の問題にまで発展してしまうかもしれません。そうすると、当事者の自分たちが仲直りした後も、両家にしこりが残ってしまうという結果に。

一瞬の怒りが、ただでさえ波風を立てたくない義両親とのお付き合いを、余計にギクシャクさせてしまうのです。家出をしたくなるほど怒りが頂点に達している時こそ、結婚とは自分たちだけではなく、お互いの家族が結び合うことだということを冷静に捉えることが大切です。

家出という手段は何度も使えない

家を出るという行動は、自分の強い怒りを表現したり相手に反省を促したりといった一定の効果があるでしょう。しかし、その手段は2回、3回と繰り返すことで、求めている効果はどんどん薄れていきます。何度も使うことで相手も「またか」「どうせすぐに帰ってくるだろう」と捉えるようになるからです。

そして何よりも、同じことを繰り返すのは自分自身が過去の経験から学んでいないということ。家出という手段は何度も使えないと、肝に銘じなければいけません。

もちろんプチ家出をせず、話し合いで物事を解決していくことがベストな方法であることは言うまでもないでしょう。しかし、話し合いだけですべてが丸く収まるわけではなく、また時間と距離を置くことで、よりよい道に進むこともあります。とっさの家出によって人生の後悔をしてしまう前に、今一度その意味を考えておきましょう。

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