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ドル/円は、反転の兆しなし。テールリスクに怯えるマーケット

トウシル / 2018年2月16日 11時0分

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ドル/円は、反転の兆しなし。テールリスクに怯えるマーケット

前日(02月15日)の市場概況

ドル/円:4日続落

 ドル/円は反転の兆しが全く見えず、この日は106.02円まで安値を更新。すでに108円台が重くなっている状況で、高値は東京時間の107円ちょうど、終値は106.135円(前日比-0.875円)でした。

 円やスイスフランなど、いわゆるセーフヘブン通貨が買われていることは、マーケットのテールリスク(想定外の暴落が発生するリスク)が高まっているサイン。少し戻したからといって、底入れしたと安心するのはまだ早いと思います。マーケットでは、今日中にも105.50円を試すとの見方も出ています。その下のサポートは105.00円。上のレジスタンスは107.00円、107.90円になります。

 

ユーロ/ドル:1.25ドルを維持できるか

 ユーロ/ドルは堅調ながら、2014年12月以来の高値圏である1.2510ドル近辺で上値を抑えられている状況です。

 

 1.2500ドルでしっかり足場を固めることができたら、次は1.2640ドル、そして1.2770ドルがターゲットになります。ただイタリアの総選挙が迫ってきていることもあり、上値追いもやや慎重。足もとはドルと株式市場の動向次第ということになります。
 

NZドル/ドル:5営業日ぶりに0.7900ドル台に戻す

 今週RBNZ(ニュージーランド準備銀行)が2年間のインフレ見通しを上方修正したことが買い材料となって、NZドル/ドルは0.74ドル台まで上伸。このレベルは2017年9月からの抵抗ゾーンで、売りも出ている模様。

 

(荒地 潤)

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