戦後初のペイオフ【2010(平成22)年9月10日】
トウシル / 2021年9月10日 5時0分
戦後初のペイオフ【2010(平成22)年9月10日】
2010(平成22)年9月10日
戦後初のペイオフ、日本振興銀行が破綻
2010(平成22)年9月10日、日本振興銀行が経営破綻し、預金の払い戻しを制限する「ペイオフ」が戦後初めて発動されました。
日本振興銀行は、個人などから集めた定期預金を中小企業に融資し、日本の産業振興に貢献する理念を掲げて2004年に開業されました。しかし、事業は早々に行き詰まり、2010年に民事再生法の適用を申請しました。
その際に関心を集めたのが高額預金の扱いです。2002年4月以降、預金保険法が保護するのは「元本1,000万円までとその利息」と定められました。翌2003年に足利銀行が破綻した際、政府は金融システムの混乱を回避するために同銀行を一時国有化し、預金は結局全額保護されました。しかし、日本振興銀行の破綻時には、こうした預金者の救済措置は発動されず、法律の定める範囲内で預金を保護しました。
これを機に、ペイオフを意識して複数の銀行に預金を分散するなど、預金者の意識が変わったと言われます。
2010年9月10日の日経平均株価終値は
9,239円17銭
(トウシル編集チーム)
この記事に関連するニュース
-
タンス預金とは一体何ですか? 特徴や問題点を教えて下さい!
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月22日 9時0分
-
相続税申告後に見つかった「600万円」のタンス預金。素直に申告すればペナルティーは科されないでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月21日 1時30分
-
【マンガ】元銀行員が教える!銀行が破綻したらどうなる?
オールアバウト / 2024年4月17日 21時20分
-
銀行に預けているだけでは心配!? みんなが知らない「安全なお金の保管場所」とは #5
OTONA SALONE / 2024年4月15日 11時30分
-
老後のためにと頑張ってきた貯金が「1000万円」に!このまま「銀行」に預け続けても問題はない?
ファイナンシャルフィールド / 2024年3月27日 3時10分
ランキング
-
1サイゼリヤ、ギリギリ「国内黒字化」も残る難題 国内事業の利益率0.05%、値上げなしで大丈夫か
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時30分
-
2山手線沿線の再開発が進む 「新宿、渋谷、品川」駅の工事はいつ終わるのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 7時10分
-
3【速報】1ドル=155円を突破 円安止まらず 日米金利差「縮まらない」見方から円売り・ドル買い強まる
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月24日 21時19分
-
4イトーヨーカドー、祖業のアパレル復活なるか アダストリアとの新ブランドが生んだ“相乗効果”
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 10時0分
-
5過度の変動望ましくない、動向注視し万全の対応行う=円安で官房長官
ロイター / 2024年4月25日 11時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください