米、緊急利下げで、政策金利はゼロ!ドル/円は急落、一時105円台に

トウシル / 2020年3月16日 10時9分

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米、緊急利下げで、政策金利はゼロ!ドル/円は急落、一時105円台に

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは113.53

下値メドは101.48

今朝の天気マークは「晴れ」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

ドル/円戻した!逃げろ!

 FRB(米連邦制度準備理事会)は、緊急のFOMC(米連邦公開市場委員会)会合を開き、政策金利を1.0%引き下げて0.00から0.25%にすると決定。米国は事実上のゼロ金利となりました。

 FRBのこの決断は、(新型コロナウイルスを退治することではなく)金融市場を安定させることですが、ドルは急落しました。ドル/円は16日の終値(108.01円)から2円超下げての105円台でまで円高(朝7時30分時点)。ドルだけでなく、米株価指数先物も時間外取引で大幅下落しています。

 今の相場はジェットコースター状態。12日(木曜)のダウ平均はブラックマンデー以来の下落率を記録したかと思えば、13日のマーケットは猛反発。ドル/円は、東京時間朝の安値104.49円をからNY時間夕方に108.50円まで上昇、1日で4円も上昇しました。NY株式市場も急反発して、主要3指数の上昇率はともに2008年10月以来の大きさ。そして、週明け16日のドル/円は再び105円台まで円高。方向性はありません。

 流動性もありません。1カ月前には0.20円の動きだったのが、今は同じニュースであっという間に2円ブレてしまう状況。13日金曜日は週末で、前日の歴史的下落からの買い戻しもでました。しかし、ここが買い場などと余裕を持つトレーダーは少なく、多くはこの上げを利用して、つかまっているポジションから抜け出そうとしています。中央銀行の強力な緩和政策の効果がなとはいいませんが、マーケットが落ち着きを取り戻すにはしばらく時間がかかりそうです。

 昨年1年間の値幅の半分をたった1日で動いたドル/円。最新情報は今日の注目通貨をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース

13日のドル/円のNY市場終値は108.01円

12日の終値に比べ3.35円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。

今日の格言:

相場は、とにかくまずやってみる。だめなら原因を追究する。そして修正する。この繰り返し​

今日は何の日(3月16日):

第1回バビロン捕囚(紀元前598年)
マゼランがフィリピンに到達(1521年)
鈴木梅太郎がビタミンB1の抽出に成功(1910年)
日本初の国立公園指定(1934年)

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    アップルストア、中国以外で世界の全店を閉鎖へ 3月27日まで
    ドイツ、フランスとの国境を封鎖
    フランス、生活必需品以外のすべての店を閉店措置 100人以上の集会禁止
    北朝鮮で新型コロナ感染拡大か 体制打撃も
    ロンドンのレストランが閑古鳥。予約20%減

ドル:
    米、英国・アイルランドも入国禁止に 16日から
    米国の新型ウイルス検査は「失敗している」 保健当局トップ認める

ユーロ:
    クライスラー、欧州自動車工場の閉鎖を検討。新型肺炎の感染拡大で

ポンド:
    英米がデジタル課税で対立。フランスは早々に降参、延期表明

NZD:
    オアRBNZ(NZ準備銀行)総裁「ゼロ金利にする可能性、現実的ではない」

南アランド: 
    国営電力会社エスコムがまたもや計画停電を予定。鉱山会社の生産がまひ

その他:
    ビル・ゲイツ氏、マイクロソフト社取締役を退任。 慈善活動に注力
    米国で弾薬の売上げ急増。新型コロナによる社会不安に備える?

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

ドル/円

3月2日から13日までのレンジは7.41円。高値108.58円、安値101.17円。
1日の平均値幅は2.27円。3月の1日の最大値動きは、4.02円。一番静かな日でも、0.84円。これだけ動いているのに、先週末終値と2月末終値を比べると108.02円と108.06円でほとんど変化なし。ところが月曜日は再び105円台へ。方向をとらえるのは難しいですが、上値は重いイメージ。中央銀行が利下げをしても、新型コロナの感染が広がっている限りは根本的な解決にはなりません。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

FOMC(米連邦公開市場委員会)、日銀会合、南ア政策金利、トルコ政策金利、パウエル議長 発言など

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。

(荒地 潤)

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