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ユーロ上昇はこれからが本番! なぜ、ユーロは愛されるのか? 

トウシル / 2021年1月7日 9時35分

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ユーロ上昇はこれからが本番! なぜ、ユーロは愛されるのか? 

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは104.20

下値メドは101.85

慎重になりすぎて経済がダメになる。大胆になりすぎて感染がひろがる。この繰り返し

 6日(水曜)のドル/円は円安。102.71円でオープンして、安値は東京時間の102.59円でNY時間には103.44円まで急反発しました。しかし上昇の勢いは続かず、終値は103.07円。

 米上院のジョージア州決選投票の結果は、民主党が2議席とも当選。バイデン氏の民主が上下両院の支配権を握ったことで、よりスムースな政策運営が可能になります。民主党が近い将来発表するだろう追加景気刺激策を期待して米金利が1.04%に急上昇したこともドル買い戻しにつながりました。また米議会における民主、共和の両党の勢力は拮抗しているため、政治が極端に左傾化することもないという安心感があります。

 ドル買い戻しが目立ったマーケットですが、ユーロ/ドルは、いぜんとして勢力を保っています。この日のユーロ/円は126.30円でスタートして、安値は126.05円。下値の堅さを確かめてから上昇に転じNY時間には円安の助けもあって127.24円まで上昇しました。

 なぜユーロは買われるのか? 今日の注目通貨をご覧ください。

主要指標 終値 

出所:楽天証券が作成

今日の一言

あらゆる創作行為は、まず何よりも破壊行為である - パブロ・ピカソ

今日の注目通貨

ユーロ/円: 2021年のレンジ予想:110.68円から136.34円

 なぜユーロは買われるのか?欧州復興基金が設立されて、ギリシャやスペインなど周辺国の破綻リスクが格段に低くなり、欧州に対してより安心して投資できる状況になったことがあります。コロナワクチンの本格展開による欧州経済の回復期待で、(米国に比べて)安価で欧過小評価されていた欧州株に注目が集まっています。これもユーロ買いの要因となっています。

 一方、バイデン民主党に政権が替わる米国では、広範な財政・金融政策の支援が今後も続くと考えられ、双子の赤字拡大という形をとるなかで、米国の企業や投資家は海外でより高いリターンを追求することを求められ、ドル安を促進することになります。

 もっとも、短期的にはワクチン配布より遥かに速いスピードで感染を広げるコロナウイルスによって、欧州の主要都市がロックダウンに追い込まれていることが懸念材料。制限された経済を、中央銀行(ECB)の緩和政策で刺激することはできない。金利をいくら下げても「前向きの資金需要」は発生しないからです。

 ユーロ/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は123.51円。123.51円より上ならばユーロ買い優勢、123.51円より下ならばユーロ売り優勢。

141.24円 : 第4 レジスタンス(HBO)

137.50円 : 2018年 高値 

136.34円 : 第3 レジスタンス

131.44円 : 第2 レジスタンス

129.92円 : 第1 レジスタンス

127.50円 : 2019年 高値(19年03月01日)
127.23円 : 2020年 高値

123.51円 : ピボット

120.82円 : 2020年 中心値

117.10円 : 第1 サポート

115.87円 : 2019年 安値
115.58円 : 第2 サポート 

114.40円 : 2020年 安値 

110.68円 : 第3 サポート
105.78円 : 第4サポート (LBO)

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

2020年 ユーロ/円データ   

(荒地 潤)

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