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初心者が長期投資に向かないワケ。失敗しないYouTube・ブログの生かし方

トウシル / 2021年4月8日 6時0分

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初心者が長期投資に向かないワケ。失敗しないYouTube・ブログの生かし方

株式投資の世界へようこそ!

 2021年も早いもので4月に入り、新年度を迎えました。新型コロナウイルスの影響による企業業績の下押し圧力も徐々に弱まり始め、業績が急回復している企業も増えています。

 社会人になったら株式投資を始めよう! と思っている新社会人もいらっしゃるかもしれません。また、最近では新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、仕事だけではなく投資からも収入を得ようと、株式投資の世界へ一歩を踏み出す方も増えています。

 個人投資家仲間が増えるのは、筆者にとって大変うれしいことです。と同時に、間違った知識や情報によって株式投資で失敗してしまうことは、ぜひとも避けてほしいと思っています。

 実は株式投資で知識や情報を得るために学んだり調べたりする際、最初によく注意しておかなければならない点があるのです。それは「自分は、どのスタイルで株式投資をするのか」です。

株式投資のスタイルは大きく分けて3つ

 株式投資について学ぶために、皆さんも本や雑誌を読んだり、ネットで調べたりYouTubeで動画を見たりすると思います。すると、いろいろな人がさまざまなことを書いたり話したりして、「いったいどうすればよいの?」と混乱してしまう方が多いのです。

 なぜこんなことになってしまうかというと、株式投資にはさまざまな手法、スタイルがあり、発信する側はその中で自分自身が実践している方法、もしくは自分が正しいと思っている方法についてレクチャーしようとしているからです。

 ですから、混乱しないために、まずは株式投資のスタイルには、どんなものがあるかを知る必要があります。

 筆者は、株式投資のスタイルを大きく、次の3つに分けています。

(1)デイトレード、スイングトレードといった短期投資

 パソコンの画面を見ながらタイミングよく短期間で売買するのが株式投資…というイメージを持っている方もいると思いますが、これは「短期投資」のスタイルです。

(2)株価のトレンド(波)に乗って売買を行う中期投資

 筆者はこのスタイルです。株価が上昇を続ける限り保有しますが、下落に転じたらいったん売却し、再度上昇に転じたら買う…というように、株価の波に応じて売買をしています。

(3)バイ・アンド・ホールドの長期投資

 企業のことをよく分析し、将来の業績が大きく伸びそうだ、という企業の株に投資して、株価が下がったとしても気にせず何年も保有を続け、大きな利益を目指す方法です。

働きながら短期投資はできない

 上記の(1)から(3)のうち、会社員の方など、株式市場が開いている間に仕事をしている方は、まず(1)の短期投資はできないと思ってください。

 短期投資は、株式市場が開いている間に株価の動きをずっと見ていられる人が行うスタイルです。これを、仕事をしていて株価をなかなか見ることができない人がやれば、株価をずっと見ることができる人より不利なのは明らかです。

 さらには、勤務時間中に株式投資をしていることが分かり、服務規律に違反するとして勤め先からペナルティーを受ける可能性もあります。

 ですから、勝算が低い短期投資は筆者もはじめから選択肢から除外しています。

 そうなると残るは(2)の中期投資と(3)の長期投資です。このうち、手っ取り早く始めやすいのは中期投資です。

 長期投資は、プロ投資家が行っているやり方ですが、企業についてより深く分析する必要があるので、特に初心者にはハードルが高いスタイルです。

 初心者が付け焼刃の知識で長期投資を行い、「この会社は将来有望だ!」と持ち続けた株が、3分の1とか5分の1以下に下がってしまうというのが典型的な失敗パターンです。

 一方、中期投資は、長期投資のように最初の銘柄選択を厳格に行うというより、株価チャートで売買のタイミングを計ることが重要になります。

 最終的には長期投資を目指すのが理想ですが、初めはあまり肩ひじ張らずに、「これならできそう!」というスタイルで始めるのがよいでしょう。

重要!知識や情報を得るときの注意点とは

 株式投資で成功するためには、正しい知識や情報を得ることが求められます。ところが特に初心者の方が、この入り口の段階で誤ってしまい、結局失敗してしまうというケースが後を絶ちません。

 冒頭でも申し上げましたが、本でも雑誌でもネットでも、数多くの方がいろいろな手法について解説しています。ここで皆さんに必ず意識してもらいたいのが、こうした知識・情報が先ほどの(1)から(3)のどのスタイルに基づいたものであるかを認識するということなのです。

 実は、短期投資、中期投資、長期投資のそれぞれで、銘柄選びの方法も売買のタイミングの取り方も、入手すべき情報も、全く異なります。

 そして、特にネットでは短期投資についての情報が非常に多くなっています。また、最近では株式投資を教えるスクールも増えていますが、これも実は大部分が短期投資を教えています。

 ツイッターでは株式投資に関連するつぶやきが多数投稿されていますが、ほとんどが短期投資をやっている人の投稿です。社会人が真っ昼間からツイッターで「この株が上がった!」とか「私はさっきこの株買いました!」などと頻繁に書き込めるわけがありません。

 中期投資や長期投資をするのであれば、中期投資や長期投資をしている人が書いた本や、中期投資・長期投資を前提とした雑誌の特集記事、そしてネットでも中期投資や長期投資をしている人のコラムやブログ、YouTube動画を参考にする必要があります。

 短期・中期・長期のどれに該当するのかは、提供されている情報の時間軸で判断できます。1日とか数日とか、非常に短い時間軸を前提に話しているなら短期、5年、10年といった非常に長い時間軸で説明されているなら長期です。その中間が中期です。

 入口の段階で短期投資をしている人から学んでしまうと、逆に失敗してしまったり、仕事中に頻繁に売買せざるを得ないことになったりします。

 自分は中期投資や長期投資をするのだ、という意識を持った上で、それに見合った知識や情報を得るようにすること、これが絶対に踏み外してはならない、株式投資で成功するための大事な第一歩なのです。

(足立 武志)

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