2021年4＆5月の注目の優待を厳選！優待弁護士が選ぶおすすめ株主優待

　私は本業が弁護士の兼業投資家です。

　もともとはJ-REIT（ジェイ・リート：国内の上場不動産投資信託）専門投資家でしたが、数年前から個別株にシフトし、現在は主に優待銘柄を中心に投資しています。優待にはまったきっかけは、魅力的な優待品。外食や買い物に優待券を使って楽しんでいます。

　今回はいろいろな優待品がある4月と5月の優待銘柄の中から優待弁護士の知識、経験、センスに基づいてセレクトしました。

　その他の判断基準としては株価動向も加味し、戦略的に買っていきたい銘柄を選びました。

　なお、株式市場はコロナショックで下落し、まだ回復途上にある銘柄もありますので、株を買うときは最新の株価を確認し自己の判断の責任で投資してください。

※楽天証券優待検索より

第1位：タマホーム

銘柄名	タマホーム	コード	1419
株価	2,300円	優待発生株数	100株
優待内容 権利月	クオカード（500円分） 5月、11月

　首都圏郊外や地方を中心に展開するローコスト系の注文住宅会社です。よくテレビCMでも見かけます。優待品はクオカード500円分です。500円だとコンビニでお弁当を買うと使い切ってしまう金額なので少し物足りないところもありますが、年に2回もらえるのでよしとしましょう。またタマホームのクオカードはオリジナルデザインなので、毎回デザインも楽しみにしています。しかも配当利回り3.2％超なのでここも重要です。

　気になる株価動向ですが、今年に入って株価が大きく上昇し、コロナショックからほぼ立ち直っています。現在も株価上昇し続けており、本記事執筆時点でも高値更新中です。今後もさらなる株価上昇が期待できそうです。

第2位：くら寿司

銘柄名	くら寿司	コード	2695
株価	7,920円	優待発生株数	100株、200株、500株
優待内容 権利月	食事券（500円分）。100株で5枚、200株で10枚、500株で20枚。 4月

　関西圏地盤の回転寿司チェーン店です。優待品はもちろん食事券です。株価がまあまあお高いので気安く保有できませんが、私はいつも100株で2,500円分の食事券をゲットしています。今後の目標は500株で1万円分の食事券をゲットすることです。

　気になる株価動向ですが、去年10月ころにはコロナショックから立ち直り、以降も上昇し続けています。3月にいったん株価下落しましたが、そのときも60日移動平均線に支えられて無事に回復しました。本記事執筆時点でも高値更新中です。

第3位：ベルグアース

銘柄名	ベルグアース	コード	1383
株価	2,825円	優待発生株数	100株
優待内容 権利月	4,000円相当のメロン2玉セットなどから1つ。 4月

　水産農林銘柄です。野菜や果物の苗を開発、生産、販売している会社です。優待品はなんと4,000円相当のメロン2玉セットです。ほかにもトマトジュース3,000円相当やガーデニング寄せ植えセット4,000円相当、クオカード1000円分を選択することもできます。私はもちろんメロン2玉狙いです。優待品でメロンの現物そのものがもらえるのは他には遠州トラック（9057）ぐらいしかないので貴重な銘柄です。

　株価動向ですが、今年に入ってから順調に株価上昇しており、本記事執筆時点でも高値更新中です。

第4位：フジ・コーポレーション

銘柄名	フジ・コーポレーション	コード	7605
株価	2,648円	優待発生株数	100株、1,000株、5,000株
優待内容 権利月	三菱UFJニコスギフトカード。 100株で5,000円分、1,000株で1万円分、5,000株で2万円分。 4月

　東北、関東中心にタイヤ専門店を展開している会社です。優待品はもらってうれしいギフトカードです。100株でも5,000円分もらえちゃうところがうれしいです。

　株価動向ですが、去年10月ころにはコロナショックからほぼ立ち直り、以降は株価上昇継続中です。ここ3カ月間も上昇トレンドは崩れていません。本記事執筆時点でも高値更新中です。

第5位：東和フードサービス

銘柄名	東和フードサービス	コード	3329
株価	1,514円	優待発生株数	100株～4,000株
優待内容 権利月	優待食事券。100株は1,500円分、200株は2,000円分、 400株は3,500円分、800株は7,000円分、2,400株は1万2,000円分、 4,000株は1万8,000円分（10月は食事券の金額が若干変更されます）。 4月、10月

　椿屋、ダッキーダックで有名な外食チェーン店を展開している会社です。優待品はもちろん食事券です。私はいつも800株で7,000円分の食事券をゲットしています。事務所で仕事をした帰りに有楽町のイトシアのダッキーダックでケーキを食べることが多いです。私のお気に入りはフルーツがたくさん入ったズコットというケーキです。

　株価動向ですが、外食銘柄なのでまだコロナショック前の水準に戻れていません。しかしながら、ここ3カ月は上昇トレンドに乗っており、年初来高値更新しています。

第6位：フルスピード

銘柄名	フルスピード	コード	2159
株価	465円	優待発生株数	800株～2,000株
優待内容 権利月	プレミアム優待倶楽部のポイント。 800株は2,500ポイント、900株は4,000ポイント、1,000株は6,000ポイント、2,000株は1万5,000ポイント。 4月

　ネットマーケティング、アドテクノロジーの会社です。優待品は今まで私が何度も取り上げたプレミアム優待倶楽部のポイントです。プレミアム優待俱楽部はいろんな会社の優待ポイントを合算することが可能で商品も数千種類の中から選べるのが特徴です。グルメ、スイーツ、ファッション、小物、アウトドア用品などいろいろな商品があるので迷うほどです。

　株価動向はコロナショック後、完全回復には至らず、ボックス相場内で上がったり下がったりしている状態です。

第7位：イーサポートリンク

銘柄名	イーサポートリンク	コード	2493
株価	1,024円	優待発生株数	100株
優待内容 権利月	青森県産りんごジュース1リットル3本 5月

　生鮮青果物業界向けのシステム開発をしている会社です。優待品は青森県産りんごジュース、しかも1リットルが3本です。ぜひ冷やしてお風呂上りに飲みたい逸品です。

　株価動向ですが、コロナショックからほぼ立ち直り、ここ3カ月間は上昇トレンドに乗っています。

第8位：クリエイトSDホールディングス

銘柄名	クリエイトSDホールディングス	コード	3148
株価	3,645円	優待発生株数	100株～3,000株
優待内容 権利月	買物優待券。100株は1,500円分、300株は4,000円分、1,500株は8,000円分、3,000株は1万2,000円分。 5月

　神奈川県地盤の大手ドラッグストアチェーンを展開している会社です。優待品はもちろんドラッグストアで使える買物券です。ほかにもお米券やカタログギフトから選択することもできます。最近のドラッグストアはドラッグ、コスメのほかにもお菓子や飲料、文房具などの事務用品まで売っているのでコンビニ感覚で買い物することができます。

　株価動向ですが、コロナショックからほぼ立ち直り、ここ1年間は上昇トレンドに乗っています。今年に入ってから一時期下落しましたが、現在は回復途上にあるものと思われます。

第9位：ニイタカ

銘柄名	ニイタカ	コード	4465
株価	2,740円	優待発生株数	100株、1,000株
優待内容 権利月	ジェフグルメカードまたは日本旅行ギフト旅行券。 100株はジェフグルメカード500円分、1,000株は日本旅行ギフト旅行券5,000円分（ただし11月はジェフグルメカード5,000円分） 5月、11月

　業務用洗剤、洗浄剤、固形燃料の製造販売をしている会社です。一時期、新型コロナウイルスの消毒液で株価が暴騰した銘柄ですが、その後はほぼ横ばい状態にあります。優待品はこれまたもらってうれしいジェフグルメカードです。ジェフグルメカードはチェーン店のレストランではだいたい使用できるのでとても重宝しています。私はいつも1,000株保有で5月には日本旅行ギフト旅行券5,000円分を、11月にはジェフグルメカード5,000円分をゲットしています。

　株価動向ですが、長期スパンでは横ばい状態ですが、数カ月スパンで見るとボックス相場内で上下に動いています。買うときは株価をよく見てから買いましょう。

第10位：いちごオフィスリート投資法人

銘柄名	いちごオフィスリート投資法人	コード	8975
株価	9万5,000円	優待発生株数	全投資主（1口からOK）
優待内容 権利月	Jリーグ観戦チケット 4月、10月

　異色ではありますが、優待Jリート銘柄のご紹介です。いわゆるオフィスビル系リートです。優待品は抽選でJリーグ観戦チケットがもらえます。抽選といっても私も過去に何回か当選しましたのでそんなに倍率は高くないのではないかと思います。観戦チケットがもらえて当日はユニフォームなどの応援グッズももらえるのでサッカー好きにはたまりません。

　株価動向ですが、コロナショック後、まだ回復途上にありますが、ここ数カ月は上昇トレンドに乗っています。

（澤井 康生）