1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

ドル/円大荒れ、株価急落! コロナ不安のなか、パウエルFRB議長がした重大発言とは?

トウシル / 2021年12月1日 9時53分

写真

ドル/円大荒れ、株価急落! コロナ不安のなか、パウエルFRB議長がした重大発言とは?

今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは115.05

下値メドは111.30
 

[インフレ] 中央銀行の最優先課題は、雇用よりもインフレ対策。タカ派政策への転換迫られる
[金融政策] ゼロ金利に近い世界では、中央銀行のフォワードガイダンスが主要な金融政策ツール

 30日(火曜)のドル/円は「下落」。高値113.89円、安値112.53円、1日の値幅1.36円。 

 この日は113.57円からスタート。東京時間午後に、「オミクロン変異株に対する既存のワクチン効果は低く、新しいワクチンの開発には数カ月必要」とのモデルナCEOの発言が報じられたことでリスクオフの円買いが強まると、113円を割り欧州時間に112.53円まで円高。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が29日(月曜)、「オミクロン変異株は米経済に下向きリスクをもたらす可能性がある」と懸念を示したこともドル売り材料でした。

 しかし、パウエル議長がこの日行われた議会証言で、インフレに関して「一時的という表現を使うことをやめる」と、インフレリスクをはっきり認めたうえ、今月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で「緩和縮小の加速を議論する」と発言。これを受けてNY時間のドル/円は113.70円まで急反発しましたが、東京時間につけた113.89円には届きませんでした。

 しかし、早期利上げを嫌気したダウ平均株価が一時710ドル以上急落したため、リスクオフがドル/円の上昇を抑え、114円には届かず再び下落。 終値は113.14円(前日比▲0.41円)

 パウエルFRB議長が利上げ前倒しについて強く否定しなかったことは驚きでした。マーケットはすでに、「来年3月に緩和縮小完了、その直後から利上げ開始」を織り込みはじめています。もっとも、現時点ではまだ不明点が多い、オミクロン変異株の感染拡大の程度や重症度によっては、パウエルFRB議長の発言内容が180度転換するリスクもあります。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成

今日の為替トレッキング

今日の一言

日々の収穫量で一喜一憂してはいけない、植えた種の量を気にすべきだ

Let’s Hear It for the Boy

 オミクロン変異株によって、関心がやや薄れている感がありますが、今週金曜日には11月の雇用統計が発表されます。BLS(米労働省労働統計局)が11月5日に発表した10月の雇用統計は、NFP(非農業部門雇用者数)が53.1万人増加し、失業率は0.2パーセントポイント低下して4.6%になりました。平均労働賃金は、前月比0.4%増、前年比4.9%増。

 新型コロナが登場する前の米経済はまさに絶好調で、雇用市場は50年ぶりの低失業率を謳歌していました。ところが、新型コロナの襲来によって、たった2カ月間で2,200万人もの職が奪われ、完全雇用の状態から戦後最悪の水準まで一気に悪化しました。

 しかしその後の反動も驚異的で、2020年5月と6月の2カ月間で瞬く間に雇用が30%以上も回復。このサイクルを景気循環と呼ぶなら、3月と4月は不況期で、5月と6月は好況期です。経済が歴史的に経験してきた景気循環とは、長ければ50年、短くても40カ月が周期なので、異次元のスピードといえます。

 米雇用市場は、2020年5月から2021年10月までの17カ月間で、非農業部門雇用者数は、合計で約1、820万人増加しました。新型コロナ発生前の2020年2月の状態に戻るまであと約420万人足りない。雇用者は、2021年1月から10月までの10カ月間で平均すると毎月54.7万人増加しているので、今後もこのペースを保つならば、2022年6月までには・元の状態に戻りFRBが目指す「最大雇用」に到達することができます。

 この時期に、ちょうど緩和縮小も完了する予定なので、来年の6月には、米利上げがかなり現実的になっているはずです。パウエルFRB議長は、最大雇用への道筋がはっきりすれば、利上げしてもよいとの考えなのですでに利上げは始まっているかもしれない。ただ、民主党のバックアップを受けるブレイナード副議長のスタンスは、完全雇用を達成してから利上げというスタンス。いずれにしても、この時には米利上げはいつ、ではなく何回という話題になっているでしょう。

今日の注目通貨:豪ドル/円

予想レンジ ↑84.03円 ↓78.49円

 今週の豪ドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は、81.26円。
81.26円より上ならば豪ドル買いが優勢、81.26円より下ならば豪ドル売りが優勢と判断します。

 2021年これまでの高値は86.25円、安値は77.89円。平均値は82.07円。
1日の最大値幅は2.48円、最小値幅は0.19円。平均値幅は0.71円。
2021年のこれまでの値幅は8.36円。

86.25円 :     2021年 高値  
86.06円 :     11月 高値  

85.09円 :     第4レジスタンス (HBO)

84.03円 :     第3レジスタンス

83.79円 :     11月 61.8%
83.09円 :     11月 平均値

82.97円 :     第2レジスタンス
82.64円 :     第1レジスタンス
82.39円 :     11月 38.2%

81.26円 : ピボット

80.12円 :     11月 安値

79.87円 :     第1サポート
79.54円 :     第2サポート

78.49円 :     第3サポート

77.89円 :     2021年 安値
77.43円 :     第4サポート  (LBO)

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

2021年 豪ドル/円データ

(荒地 潤)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

10秒滞在

記事を最後まで読む

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください