春は競馬シーズン、「予想」を楽しんでみよう 新聞の競馬欄、「読み方」をキホンから解説

東洋経済オンライン / 2017年5月13日 10時0分

4月30日に行われた「第155回天皇賞・春」では1番人気のキタサンブラックが連覇。騎乗した武豊騎手もファンの大声援を受けた(写真:山根英一/アフロ)

なにしろ競馬は面白い。だからその醍醐味が、世の中にもっと広く知られるようになってほしい。これは競馬に携わるものに共通の願いだ。ところが、競馬は初心者にとってとっつきにくい。釣りと同じように、最初にガイドが必要なレジャーなのだ。楽しむためにまず覚えなければならないことがそれなりに多い。

それでも、興味はあるけれど楽しみ方がわからない人が、競馬を楽しめるようになってほしいと思う。年季の入ったファンにとっても、奥深い本質に迫ってより楽しむために、基本に立ち返る意義は大きいだろう。地方紙の競馬記者である私自身、「今さら聞けない」とは言わずに、この機会にあらためて勉強し直すスタンスで臨んでいる。ときには楽しい脱線も交えつつ「競馬のキホン」をお伝えしていこう。

中央競馬は春のGⅠシリーズ真っただ中だ。3歳クラシックが開幕し、ソウルスターリングが単勝1.4倍と「断然人気」だった4月9日の桜花賞は、道悪(みちわる・雨などの影響でぬかって軟らかい馬場)の影響で波乱の決着となりレーヌミノルが1冠制覇。ソウルスターリングは3着に敗れた。

その一週間後、4月16日の皐月賞は、3戦3勝の牝馬ファンディーナが参戦し、牡馬を抑えて1番人気に支持されたが、直線で1度は先頭に立つ見せ場をつくったものの牡馬の壁に泣いて7着に敗れた。レースレコードの1分57秒8で混戦を制したのは毎日杯の勝ち馬アルアイン。2着はペルシアンナイトで栗東・池江泰寿厩舎は1963年の尾形藤吉厩舎以来、皐月賞では実に54年ぶりとなる同一厩舎が1着2着独占の快挙を達成した。

■春のGⅠシリーズが今年も盛り上がっている

そして、4月30日に開催された天皇賞・春。キタサンブラックとサトノダイヤモンドが昨年の有馬記念以来2回目の対決を迎えた。2頭の一騎打ちが予想されたが、勝ったのは武豊騎手のキタサンブラック。歴代4頭目となる、天皇賞・春の連覇を果たした。まさに現役最強の座をかけたレースだった。春のGⅠシリーズはまだまだ続く。ダービーもオークスも混戦ムード。予想するわれわれにとって頭を悩ませるレースになる。もちろん馬券を買う皆さんにとっても今年のダービーとオークスは難解だろう。

さて、馬券を買うファンにとって長年手助けとなる存在となってきたのが、いわゆる「競馬専門紙」と「スポーツ紙」ということになるだろう。筆者が所属する福島民報は地方紙ながら毎週土曜日と日曜日にはメインレースの「馬柱」が掲載されている。

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