婚活で「投資詐欺」に遭った71歳男性の末路 手料理を楽しむ「異業種交流会」が一転…

東洋経済オンライン / 2018年11月9日 7時20分

まさか自分が詐欺に遭うとは…(写真:プラナ/PIXTA)

結婚という言葉をエサにして横行する結婚詐欺は、後を絶たない。最近では、結婚相談所、婚活アプリ、婚活パーティなど出会いの場も増えているので、さらに被害者も増えている。

仲人として婚活現場にかかわる筆者が、毎回婚活者にスポットを当てて苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、結婚相談所を舞台に起こった結婚詐欺と投資詐欺の話をつづる。

「これ以上の被害者が出ないように、記事にしてくれませんか」

友人仲人の紹介で、岩下孝司(仮名、71歳)が私を訪ねてきた。彼は若いときに事業を起こし、海外でもそれを成功させ、現在でも年収が1000万円以上ある実業家だ。また、若い頃から資産も築きあげてきた。

しかし、13年前に妻を亡くし、その後“このままひとりで暮らしていくのは寂しい”と思い、60代半ばに再婚を決意した。と、同時に副業で結婚相談所も始めた。そこに自身も登録し、再婚相手を探し始めたのだという。

「申し込んだり、申し込まれたりで、何人かとお見合いしました。でも、結婚を考えられる女性はいなかった」

若いときは海外暮らしも長く、今も現役でバリバリと仕事をする岩下は、同世代の女性と話をしていてもどこか話題が合わず、楽しくなかった。それは、“落ち着いて年相応の暮らしをしたい”と願っている相手女性もそう感じていたのではないだろうか。お見合い後交際に入っても、1、2度食事をすると断ったり断られたりで、交際が続かなかった。

■27歳年下の女性から「申し込み」

そんなときに、41歳の大西響子(仮名)から申し込みがきた。写真を見ると洗練された美人。海外で金融関係の仕事をしていたこともあるとプロフィールには記されていた。

「当時私は、68歳。41歳といったら、27歳も年齢差がある。なんで私に申し込んできたのか不思議だったけれど、お互いに海外暮らしが長かったという経歴も似ていたし、男の性(さが)で幾つになっても若くてキレイな女性には弱い。半信半疑でしたが、お見合いを受けてお会いすることにしたんです」

会ってみると、写真通りの美しい人だった。また、頭の回転も早く、話題をふっても的確な答えが返ってくる。海外暮らしの話でも盛り上がった。響子は、男ウケする褒め言葉も上手だった。

そして、いちばん気になっていたことを聞いてみた。

「なんで、親子ほども年齢が離れている私に申し込んだんですか?」

「私、同世代の男性とは話が合わないんです。年上がいいんですよ」

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