トランプ大統領の「本当の敵」は中国ではない 今後のマーケットの鍵を握る重要人物とは?

東洋経済オンライン / 2018年11月9日 8時0分

最後にニクソン大統領に「われわれは貴方を守れない」と告げに行ったのは、当時の保守派の重鎮であるバリー・ゴールドウォーター上院議員だ。そしてアリゾナ州でゴールドウォーター氏の議席を引きついだのが、今年、大嫌いなトランプ大統領の終焉を見ることなく脳腫瘍で亡くなったジョン・マケイン議員である。

繰り返すが、トランプ大統領の真の敵は中国やイランではない。敵はアメリカ内にいる。ならば、なぜジェフ・セッションズ氏にこのような仕打ちをしたのか。

筆者はトランプ氏が大統領になるずっと前から、トランプ氏のビジネスの成功と凋落のパターンを相場の材料として診てきた。その立場で言えるのは、この中間選挙でトランプ大統領に「共和党は自分のモノになった」という自信が生まれた可能性だ。過去、その種の自信はトランプ氏には災いになった。アルゴリズムはそんな政治模様とは無縁に、単純に過去のパターンを踏襲していくだろう。金融市場では、宮本武蔵の五輪書「観の目強く、見の目弱く」にもあるように「敵の外見よりも、むしろ内面を観よ」という発想が必要になるだろう。

滝澤 伯文:CBOT会員ストラテジスト

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