勝てる個人投資家になる「ただ1つのルール」 株で600万円失っても復活できた理由とは?

東洋経済オンライン / 2018年12月18日 8時0分

勝てない投資家ほど、大事なことができていない。参考にすべき「機関投資家の運用ルール」とは?(写真:kai/PIXTA)

日本株は再び上昇するのでしょうか。11月はアメリカの長期金利の上昇や米中貿易戦争による景気減速懸念などで世界的な株安が起こりました。12月1日に行われた米中首脳会談が無難に通過したことで、相場もようやく落ち着きを取り戻しつつあるようです。

昨今の株式市場は、頻繁に乱高下を繰り返すので、投資を始めるタイミングは一段と難しくなってきたかもしれません。しかし、このようにマーケットが荒れ気味だからこそ、個人投資家は「どのようにリスク管理していけばいいのか?」を真剣に考えるべきです。早速みなさんといっしょに考えていきたいと思います。

■「20代で600万円溶かした経験」から言えること

2013年から本格的に始まったアベノミクス相場の前に大きく下落した相場と言えば、「東日本大震災」後の暴落(2011年3月)が挙げられそうです。実は私自身もかなりの損害を被りました。適切にロスカット(損切り)を行えず、あっというまに600万円を失ったのです。どちらかというと「リスクを積極的にとっていく」という性格もあって、資産の大部分を株に入れていたのですが、こうした積極的な投資姿勢も大きく影響しました。当時20代だった私にとって、この損失はかなり痛いものでした。

当時、私は大手保険会社の資産運用リスク管理部に所属し、10兆円を超える金融資産(債券、株式、投資信託、不動産、オプション等)を相手に、金融工学を用いたリスク管理業務に従事していたにもかかわらず、自分自身の投資ではリスク管理ができていなかったのです。本当にお恥ずかしい限りです。

この自分の苦い経験から、「個人の投資こそ、リスク管理を徹底しなければならない」と改めて認識させられました。今では、投資ルールを定め、それを淡々と実行する投資生活を続けています。この痛い経験があったからこそ、このルールを遵守できていると思っています。

やはり、このごろは、以前いた保険会社の経験が生きています。銀行や保険などを「機関投資家」と呼びますが、彼らはお客様から預かった大量のお金を元手に、株式や債券などに投資を行います。この資金はあくまでもお客様から預かっているもの。ですから、顧客本位の観点から、責任ある機関投資家としてできる限り損失を出さないように、コツコツとお金を増やしていく必要があります。それを実現させるために、彼らは厳格な投資ルールやリスク管理方法を定め、それを淡々と実行するわけです。

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